薄氷のA虎のレビュー・感想・評価

6人の囚人と1人の警察官。ほぼ護送車内で繰り広げられるサスペンス。
これまた設定やアイデアが秀逸なスペイン作品。派手さは無いが先が見えない展開で目が離せません。まぁ途中で動機などは読めてしまいますが。

欧米の映画には象徴的によく鹿が登場するが
『薄氷』にも効果的に登場します。
特にヨーロッパでは家を守る御守り、復活と再生の象徴、狩猟の神である鹿。ケルト神話のケルヌンノス、ギリシャ神話のケリュネイアの鹿、アクタイオーン…。
『薄氷』の鹿、あれは娘なのだろうか。