たむたむ

Splatter Farm(原題)のたむたむのレビュー・感想・評価

Splatter Farm(原題)(1987年製作の映画)
2.9
「ペンシルベニアのスピルバーグ」(笑)と称されるZ級映画の申し子=マーク・ポロニア先生が、まだ存命だった頃の双子の兄弟ジョンとともに監督し、トッド・M・スミスと共同制作した初期作。

人里離れた農場で暮らす叔母の元を訪れた、ポロニアブラザーズ扮する双子の兄弟アランとジョセフ。ところが、彼女の息子で農夫のジェレミーが、町民を殺害してはその遺体を納屋で保管し、血肉を貪り弄ぶ殺人鬼であることを知る…

てゆーかジャケ写の人だれよ(笑)
前回観た『シャーケンシュタイン』より29年も前に制作されたとは思えないほど、予想に反して出来が良くてビックリ(°_°)及第点に迫る勢い!
この監督は回を追うたび退化しているのか…w

とはいえキャスト陣の演技は棒だし、ケチャップを薄めたような色の血が水鉄砲みたいにピュッピュ飛び出してきたり、ハリボテ感満載のオブジェ、生理的に嫌悪感を憶える音などなど、チープさはお墨付き。特に、ジャンプ演出に使われる緊張感なさ過ぎ効果音♪ジャン!には脱力(^^;;

殺人鬼ジェレミーが謎に化粧男子だったり、ズボンのファスナーずっと開きっぱだったり、ママ大爆発のくだりなんか、もぅ腹筋崩壊(ノ∀≦。)ノアヒャヒャ

内容はかなりぶっ飛んでいて、そのイカれ具合は『Headless』の廉価版みたいな感じ(笑)
死体が保管されている納屋の雰囲気や、レザーフェイスダンスなど、名作のオマージュを思わせるシーンもあり、監督の愛を感じます♡

エンドロール激遅!( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
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