このレビューはネタバレを含みます
大人になってから改めてピノキオを観る機会を与えてくれた制作に感謝したい...
子供時代に学ぶべきは勉学よりも良識。
どれほど恵まれた家庭に生まれようと、望まない環境に誕生しようと、共存し生きていく上で大切なことを身につけてゆく訓練過程が子供なんだなあと。
プレジャーアイランドで待ち受けていた〝自由〟とは、想像していた〝楽しい〟では無かった。
勉強もしなくて良し、好きなだけ好きな時に好きな物を食べ、やり、何の制限もない世界は、一見夢のような世界だが、それは秩序だけでなく自分自身が壊れるサインだった。
ルートビア 砂糖 食べ放題 万引き
盗み 暴力 悪口 破壊
悪とされる行為が鮨詰め状態。
親がなぜ怒るのか、大人が何故叱るのか、その答えが漸く分かった気がします。
子供のためなら手段を選ばない真剣で無償の愛が目視出来て正直しんどかった。
きっとこれは親が子供に見せたい映画であり、大人になった大人たちが成長する映画。
