このレビューはネタバレを含みます
お話のシチュエーション=偶然
虚構性=想像
これの奇妙さ、面白さが沁みてくるみたいな作品だったとまとめておく。
①中島歩、古川琴音の声の良さ羨ましい
②、③の棒読みはすごく気になってしまうけど、ずっとそれで貫かれるとなんだか馴染むのと、無意識レベルで不穏さを感じさせられている感じ。逆に乗るものがセリフに乗った時に喰うものが大きくなる感じ
急にグッとズームアップする演出で、作りもんでっせ〜という感と芝居に対するメタというか裏笑い的なというか、ある種の嘲笑みたいな感を覚える。そのせいで見方、自分の体感する層(感情移入なのか、お話を楽しむのか、映画の構造そのものを楽しむのか)の置き所が難しかった。
でも映画と自分が感じる面白さが共通しているような、心地のよい、満たされる時間だった。虚構を信じる勢