言葉に込められた力の不思議さ。
3つの物語は独立していながら、それぞれがふとした瞬間の選択や思い違いが、人との距離や人生を大きく変えるというテーマを共有している。会話はとてもリアルで長回しが多いが、…
「偶然」と「想像」が浮かび上がらせる、「対話」と「影響」。
本作は3編の短編によって構成されたオムニバス作品です。濱口竜介らしさが存分に出た、軽妙でウィットに富み、言葉が言葉として屹立するような会…
「小噺を3つほど…」
3本の短編集。3つ合わせると意外な真相…とはなくて、完全に独立したお話になります。すべて会話劇なんですが、よく出来た脚本でシュールなコメディ作品として楽しめます。過剰な演出も…
たまたま起きたこと(偶然)によって接点が生まれ会話がはじまり、たまたま起きたことの結果を思い描く(想像)からこそ、会話が進展していく。
自分は第一話が1番面白いと感じたが、2回目を見た後だとそれぞ…
とても好きだが、言語化がむずい。舞台設定を終えたらワンシチュで会話劇が始まり、フィックスの長回しで捉えたと思ったら、互いの心理的物理的な距離が近づくに連れて段々バストショットが増えていく。やはりアク…
>>続きを読む偶然な出会いだったからこそ、その瞬間に隔たりなく踏み込めてしまうコミュニケーションの面白さ。
抑揚のない演出は、こちら側に想像させる狙いがあったようで、まんまと術中にハマってしまう。またしても濱口…
©︎ 2021 NEOPA / Fictive