百絵

Aマッソのすべての百絵のネタバレレビュー・内容・結末

Aマッソのすべて(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


ふたり本当に仲良しなんやなってこと、ふたりとも愛がついてるところ、舞台に向かう廊下越しに見える夜景のきらきらよりも彼女たちの背中は輝いて見えた。

愛がテーマっていいたい。

なによりもここまでの階段をただただたくましく登ってきたのだということが彼女たちの歩き方で伝わってきた。

Aマッソは周りの人たちが話す彼女たちについてよりも毎日確実に更新されていくものなんだと思った。当たり前なんだけれど。

リアルを生きる彼女たちの、リアルをうつす(ドキュメンタリーにする)って、他人からの視点と、本人たちの立ち振る舞い発言の間にぼんやりと浮かんでくる雰囲気みたいなものを観た人に掬わせることなのだなと思った。

そしてなにより、加納さんの、あの明るすぎるキャラの原点を知れたのは大きいかもしれない。本人が本当にそう思ってるかはわからないけどお兄さんが、「人に弱音を言っても意味がないと思ったんだと思う」ということを言っていて、そのままやってきたんやなーというか、彼女の純粋性を守るのがあの笑顔であり、村上さんであるというだなぁと。

村上さんの方がドキュメンタリーで印象が強く変わったかも。

そしてこのドキュメンタリーを彼女たちのそばでずっと一緒にやってきた方々がやったという偶然なのか運命なのかによってできてしまったものを映画にした、という経緯に奇跡すら感じた。

芸人さんに対する見方が今後変わってくるなぁとおもう。

彼女たちの生き方を見て、私も頑張ろうと励まされました。
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