なかっち

ベルイマン島にてのなかっちのレビュー・感想・評価

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)
3.7
とあるドキュメンタリーとフランスで書かれた評論によれば、北欧圏におけるベルイマンの評価は、70年代以降の作品は評価が下がり、個人的な映像作家という印象が強いらしい。
物語前半で語られるベルイマン談議にもそうした背景が見えたが、多くの人には伝わらないと思う。

クリスとトニーは年が離れ過ぎているが、ミア監督自身同じくらい年の離れている同業者との間に子どもがいる。

ベルイマンが晩年、個人的な話を基に創作を続けたように、今作も非常に個人的な話で、どう受け取るかは鑑賞者に委ねられている。
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