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デモニックのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

デモニック(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/09鑑賞。41点。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
5人のキリスト教信者と21人の老人ホーム利用者を殺害した母を持つカーリーは、疎遠だった友人・マーティンに呼び出される。

研究者であるマーティンは、セラポール・メディカルと呼ばれる医学研究所でつい最近仕事をしたのだが、セラポールはカーリーの母・アンジェラを実験対象にしていたらしい。
現在アンジェラは昏睡状態にあり、それはアンジェラ自身が無意識のうちにその状況を望んでいるから。セラポールとしては、アンジェラの昏睡状態を解きたいと考えていた。

セラポールは、仮想世界を作り出してその中に入り込むことができる【シミュレーション】というマシンを保有していた。現段階では、血縁関係がある人同士でしか同じ仮想世界を共有できないため、アンジェラに接触できるのはカーリーのみ。

セラポールの研究者・マイケルとダニエルは、カーリーに「仮想世界の中で、母親を説得してこちらの世界に引き戻してくれ」と依頼。
一度は断るカーリーだったが、母親に話したい・・という気持ちが勝って【シミュレーション】を体験する。

アンジェラと再会したカーリーだったが、母親からは「仮想世界から出ていけ。二度と戻ってくるな」と言われる。
同じ仮想世界の中には、なぜかカーリーの親友・サムもいた。

仮想世界から脱出したカーリーの腕には、大きな裂傷ができていた。
その傷は、かつて母親の腕にあったものと似ている。
というのも・・・元々看護師として働いていたアンジェラは、1998年に突然勤務先の老人ホームで倒れ、その時に腕に裂傷を負ったらしい。その日以降アンジェラの様子はおかしくなっていき、最後は老人ホームの利用者を焼殺し、キリスト教信者を毒殺したのだった。

セラポールを後にしたカーリーは、マーティンに会いに行く。
マーティンは、アンジェラが放火した老人ホームは忌地であると突き止めていた。さらに、アンジェラの様子がおかしくなった後、彼女がカラスの骨で作っていたアイテムは悪魔崇拝者の使うものだと分かる。
つまり、アンジェラは悪魔に憑依されたために事件を起こしたのであり、仮想世界の中で会いにくるな!と言ったのは娘・カーリーを守るため・・・。

話を信じられないカーリーが帰宅して眠ると、サムが悪魔崇拝者の姿で現れる夢を見る。
夢の中でサムは、「私が消えたら森を探して」と言っていた・・・。

目覚めたカーリーは、サムの指す森=かつてアンジェラが放火した老人ホームのある場所 だと気づく。
悪夢を見て嫌な予感がしたカーリーはサムに連絡を取ろうとするが、音信不通が続く。

カーリーは、マーティンに会いに行くと「サムを探したい」と協力を依頼し、マーティンは森へ着いていくことに。
森の奥でサムを見つけたカーリーとマーティンは、彼女を保護して帰ろうとする。
その道中、セラポールの車が乗り捨てられていることに気づく。中には、大怪我を負ったダニエルがいた。

実はセラポールのバックにはヴァチカン本部がおり、悪魔祓いを行うエクソシストが在籍していた。
マイケルとダニエルもエクソシストであり、2人はアンジェラの肉体から悪魔を祓おうとしていた。
儀式を行うには、悪魔が潜んでいた場所で悪魔祓いを行う必要があるため森に向かうマイケルたち。
しかし悪魔祓いは失敗し、アンジェラの中にいた悪魔祓いはマイケルに憑依してダニエルを襲う。
虫の息のダニエルから、悪魔を殺すことができる聖槍を渡されるカーリーとマーティン。

アンジェラの昏睡状態を解くため、自ら【シミュレーション】を起動させたカーリー。
母親は元の世界には戻らず仮想世界で生きていくと言う。そして、悪魔の本当の狙いはカーリーに憑依することであり、それを防ぐためアンジェラは自らの意思で昏睡状態を維持し続けて誰も傷つけないようにしていたと判明。
仮想世界から出たカーリーは、マイケルによってサムが焼殺され、マーティンが襲われたと知る。

悪魔に憑依されたマイケルに襲われながらも、カーリーは聖槍を何度も突き刺してマイケルを倒す。だが生き延びた悪魔はマイケルの体からカーリーの体に乗り移り、彼女の体を支配しようとする。
カーリーは力を振り絞って聖槍を自分に突き刺すと、悪魔は彼女の体から出て行って燃え尽きる。

カーリーとマーティンは病院へ搬送され、一命を取り留める。退院したカーリーは、亡き母の墓に花を飾るのだった。
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