家族を守る為に止を得ず罪を犯し、罪を背負い犯した罪故に虐げられ耐えて耐えて最後に…。 まっ、定番展開だわな。
この手の作品ではいかに理不尽に虐げられ我慢に我慢重ねて耐えるかが肝。
その辺り松本社長さんはじめ有限会社松本興業の面々が実に憎々しくて粗野で陰湿にいじめてて超good！
そしてこういう不幸の絶望のどん底の人に漬け込む描写に欠かせない新興宗教。 勧誘の二人がいい味出てましたね。
ただラストの団欒シーンが？擬似家族であっても心の平穏得たのなら新興宗教でもいいんじゃねなんて思え、だから扉閉じラストに繋がるんだけど…。 自分的には新興宗教の胡散臭さ腹黒さを期待してたんでちょっと違和感。
ただね、激しいDV故に家族の為に犯した罪なのにその後の家族の極端な拒否に違和感。事件から様々な事があった故の反応だと思うがそこのあたりを省略。現在の境遇描写に尺をかけたいのだろがもう少し説明描写あってもよかったと思う。
あと、あそこでハラキリはねえだろう。
海外(映画祭)ウケ狙い？
