Hiro

僕が愛したすべての君へのHiroのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
4.5
『君を愛したひとりの僕へ』に続く2本目として鑑賞。2つの作品を1つとして見た時、めちゃくちゃ良かったです。

・構成について
2作品のどちらを先に見るかで作品の印象が変わります、というコンセプトも最初は単純に面白いな、くらいに思ってたんですけど、そもそも作品のギミックである、「自分が選ばなかった可能性としての並行世界」というのを観客も体験できる仕組みなんだな、と観終わってから気づいた。
逆順で見た時にこれほどまで満足感が得られただろうか?と自然に考えてしまった。

・感想
この映画単品としての感想はもう不可能なので、『君愛』→『僕愛』を見た感想ですが、予想を裏切られたが期待通りの満足が得られる作品でした。
『君愛』を見終わった段階では少し心に引っかかるものも多かったのですが、これは先に見た方が問題編、後に見た方が解答編、のような作品なんだと思う。『僕愛』を見終わった時に「ああ、観てよかった」
と素直に思えました。

SF作品ではロバート・F・ヤングとか、梶尾真治とか、SFテーマを使った愛の物語とでもいう分野がありますが、そのタイプの作品としてとても良い作品でした。
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