おぱ

METライブビューイング2021-22 テレンス・ブランチャード「Fire Shut Up in My Bones」のおぱのレビュー・感想・評価

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【2/14追記】
主人公である原作者は、作品を通して社会に発表することで、自らが受けた仕打ちを暴露し、社会的に報復を行うことに成功したのだと、今更ながらようやく気づいた。
高潔で見事な復讐が行われていたのに、単純で幼稚な受け取り方をしていた自分が恥ずかしい。
炎は骨の中で燻り続けるのだ。

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ママと抱き合って「愛してる」っつって和解とか、話の結末があまりにもシャンシャンすぎないか?主人公お前それでええんか
骨の髄で燻る炎を抱えたまま、それでも進んで行く道を選んだってこと?
従兄弟の尻に銃弾の1・2発はくれてやってもよかったと思う

オペラ初鑑賞&ライブビューイングということもあり、私自身が作品を受け取める素地のない残念野郎だったってのは確かにある
劇場なら圧倒的歌唱力によるバフがかかって、感動できたりするんだろうか

兄弟や社交クラブにマッチョイズムを押し付けられるシーンはきつかったな…
主人公は産まれた時代が早すぎたんだと思う
個人にやさしい時代になっていってほしい
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