コンゴ民主共和国キンシャサ。とある小学校。
主人公サミュエルは10歳にしてたくましい。
知恵が働くし交渉上手。すぐ値上げ(笑)
何よりもこの少年の魅力がそのまま作品の魅力となっている。彼の笑顔やひひひっていう笑い声。こっちも思わず笑ったよ。分数の宿題のシーンなどからは、子供の頃って時間の感覚がゆっくりだったよなあと思い出しました。両親の口げんかなんか見たくないよな。分かるよ、少年。
そしてコンゴで思い出したのが"サプール"です。バンダナの柄やシャツの色、タイダイのTシャツに建物の色使いなどはどこか特徴がある。本作にサプールはいないし映画の演出もあるだろうけど、コンゴ在住経験者のフランス人監督となると遠からず影響はあるのかも。
サプールは5、6年前にNHKの地球イチバンという番組で知りました。
なぜおしゃれをするのか。着飾るのか。
サプールの生き様や美学には感銘を受けました。
忘れそうになったら、録画したあの番組をまた観たいと思います。
