朝礼の挨拶や、カーラが手を叩くと、それに反応して私語をやめる生徒たちの様子が、少し不気味に思えて印象的だった。
ドイツ語勉強したい。
本の引用がとても心に残る。特に『星の子供』。
全編モノクロだったからか、何かの記憶を探るような感覚になった。
2人が「音」を通じて分かり合う様子が良い。
「大事なのはバランスだ。やりすぎるとバランスが崩れる。」
この台詞を聞いて、ホッとした。
「バランス」という言葉は、一見すると決断することから逃げているように写ってしまうけど、実はこれが本質で、一番難>>続きを読む
ヘスとその家族の生活が淡々と描かれ、カメラの位置や画角がある程度固定されていることが、ある種の閉塞感(?)を感じさせていて、自分たちの生活に対して、もはや関心すらないんじゃないかと思った。
この描き方>>続きを読む
ずっと戸惑ってしまった。
シンプルに映画作品として、映画館で観るべきだと思った。
全てが好みだった。ところどころのセリフが印象的。
尾行していたはずが、尾行されていた。
追っていた人間と自分との境界が曖昧になり、気付かぬうちに相手は自分の背後にいて、利用されていた。
"Follo>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とにかく映像が綺麗で、見入ってしまった。
オープニングとエンディングの映像と音楽が好き。
現実ではない、かと言って非現実にも見えない曖昧さを持った風景と、音楽や設定の雰囲気が合っているように感じた。>>続きを読む
「星の王子さま」の世界観に近くて、優しい気持ちになった。
ニューヨークが好き。
このレビューはネタバレを含みます
特に法廷のシーン、
検察側も弁護側も証人たちも、それぞれの弁論に「ん?」となる箇所が所々あったけど、そこが逆にリアルで、
だからこそ、終盤のマルジュからダニエルへの言葉が刺さった。
「フリではなく、心>>続きを読む
ただただ杉咲花に圧倒されて惹きつけられた。
基本音楽がないことが映画に合っていたように思います。
最後の河川敷でのシーン、
自分も大人になってもこういうことを楽しめる人でありたいと思いました。
同じ家に住む家族でも、お互いの断片しか見えておらず、それぞれの断片の積み重なりがあった上で共に時間を過ごしている
二画面分割だったことで、当たり前だけど忘れていたことに気付かされました