lil谷さんの映画レビュー・感想・評価

lil谷

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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1つ目の誘拐ゲームは兄ブルックスが企画したもので、そのすぐ後に続く2つ目が隣人ゲイリーが企画したもの、3つ目がブルックスが関わった犯罪から発展した本物の誘拐。
「ファイトクラブは実在していた!」や銃弾
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

マッティ・ペロンパーは後半に脱獄仲間として登場。原題ARIELは、逃亡先であるメキシコに向かう船の名前。

エンディングのOver the Rainbowがよかった。「この虹の向こうには、子守歌で聞い
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.1

主役二人の社交性のなさがコメディ要素。港でロシア人女性がお礼と別れの挨拶をしても、こわばった表情で自分の爪を見ながら「どうも」とだけつぶやく。
バルトが車内でコーヒーメーカーを枕にイゥイゥ寝言をいって
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

AmazonPrimeで再視聴。30歳を目前に、一向に芽が出ない俳優のウィズネイルと「僕」。変人ウィズネイルを演じるリチャード・E・グラントがはまり役。ビニール袋の即席ブーツや、最後の見送りに差した傘>>続きを読む

私立探偵エイブ 折り紙殺人事件(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エイブに16歳の少女キャロラインからボーイフレンドが刺殺された件について依頼が舞い込む。少年探偵時代に手伝いをしていた少女(市長の娘グレイシー)の失踪事件と同時進行で謎が解かれる。

予告編を見てもう
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アメリカの災難(1996年製作の映画)

2.8

後半、道中に加わる警察官の年の差カップル役にジョシュ・ブローリンとリチャード・ジェンキンス。
96年の作品だが、性的少数者(ブローリンはバイセクシャルの設定)がそれ自体がテーマでないコメディの脇役に出
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.7

ミシェル・ウィリアムズのエピソードは何の話だろうと思いながらぼんやり過ぎてしまったが、リリー・グラッドストーンの話はよかった。

馬と犬に囲まれて黙々と牧場の日課をこなす。偶然出会った夜間学校講師のク
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ポアロの髭の形がどうにも気になる。
推理の過程を楽しむとまでは行かなかったが、軽薄そうな人物に見せかけて、実は覚悟を決めた祖母だったミシェル・ファイファーが良かった。

ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン(2023年製作の映画)

4.4

ひねりのあるストーリー展開もよかったが、曇り空、日が傾き始めた午後3時から4時くらいの光の鈍さと、ざらっと荒い質感にした屋外の映像もかなり好みだった。

政府が黒人を人体実験に使うという話は、1970
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ブラック・ビューティー(2016年製作の映画)

3.1

冒頭、映画が求める女性像を演じて命乞いをするベスと、実生活で「女性らしく」することを求められてさらにヒートアップするアンナ。画面の手前にいて不可視な存在の男性たち。

常にイラついて不機嫌そうな顔から
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マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

娘視点から見た困った母親を描く映画かと思っていたら、60代の母親が主人公で意外性があった。「恋とスフレと娘とわたし」を思い出したが、こちらの方は完全に母親目線で話が進むオフビートなコメディ。

スーザ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.4

「A.I.」などと違って木まるだしなのに、海辺で無表情で横たわっているのを見ると思わず涙ぐんでしまう人間の共感能力の不思議。海の怪物に飲まれたあたりから中だるみするが終盤で一気に感情が揉まれる。

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1925年のモンタナ州。ローズの息子ピーターは大学に入学。冒頭の「父亡き後は母を守らなければならない」というピーターのモノローグが後になって効いてくる。

ピーターの父の墓碑にはDr.John Gor
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.8

「ああ、君はマスキュリニスト/フェミニストだからそんな過激なことを言うんだね」みたいなラベリングするだけで主張を無効化しようとする口封じのやり方を皮肉っているのが良かった。
主人公が「女尊男卑」社会で
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

娘役のステファニー・スーがよかった。(見覚えがあると思ったら「マーベラス・ミセス・メイゼル」のメイ・リン)
あと、ジェイミー・リー・カーティスも。

チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

3.1

アンソニー・ホプキンス49歳(30代後半の設定)、アン・バンクロフト55歳、妻役のジュディ・デンチ52歳の時の作品。
フランクが死亡の知らせを受けたヘレンが初めてロンドンに向かう冒頭から、最初の本の注
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.6

煮詰まった人間関係の狂気。

配給会社の「徹底解析ページ」で、映画のワンシーンで使用されている図像が「ドイツ人画家サシャ・スナイダー(Sascha Schneider)の絵画「Hypnosis」(19
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.1

元共同制作者の華々しい回顧展でいたたまれなくなって、小走りで通りを駆けていくダスティン・ホフマン。

死の淵から回復してからもああしろこうしろと畳みかけてくる父親の、呪縛を断ち切るかのように息子ダニー
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

完璧な家族と完璧な仕事を持っている主人公が、汚点を消して女性を獲得することでより人生を完璧にするため、繰り返し過去にタイムトラベルする話。最終的には「今与えられているものに感謝しよう、この日常こそが幸>>続きを読む

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