もんちッチさんの映画レビュー・感想・評価

もんちッチ

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都市伝説物語 ひきこ(2008年製作の映画)

3.3

映像が始まってすぐは初代PlayStationみたいなCGクオリティでどうなることかと思ったが、内容はそれなりに良かったと思う。
きちんと怖くて、ストーリーも意外と捻った内容だった。

----以下、
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.1

正直、よく分からない。
面白いのかツマらないのか、の前に話がよく分からない。
最終章公開前の時点で評価なんてさせませんよ。と、したかったのだろうか。

内容は素直につまらなかったと思う。
個性ある新キ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.6

どうせただの流行りもんだろう、なんて舐めてかかってたがクオリティの高さにただただ感動した。
表現力が素晴らしい。最後までずっと心揺さぶられるテンションの高さ。アニメにCGが加わったばっかの昔はなんだか
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サイレン FORBIDDEN SIREN(2006年製作の映画)

2.9

冒頭でココリコ田中さんが出てきた時に、この人だけはお化けにしたらダメだぞと思ってたら案の定、最後にお化けになってしまった。
最後の重要なシーンなのに、どう観たってギャグにしか観えない。一気に笑ってはい
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.8

映画館で観る予定だったが近所の映画館では上映してるところが無く、今回ようやく配信で視聴出来た。
実話である事、敗戦濃厚のドイツが舞台である事を踏まえた上で観た方が数段面白いと思う。

これだけ残虐な犯
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

2.6

映画というよりかは地上波のドラマを観てる感覚だった。
良く言えば王道だが、どちらかと言えば真新しさの無い見飽きた構成で印象が薄い。

ラストの北川景子さんの秘密は賛否両論あるだろうが、何も無いよりはマ
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.5

設定や脚本がとてもしっかりしているゾンビ映画。

ゾンビといっても、足がすこぶる速い、音を立てなければ反応しない、という新しい設定が静と動を作ってなかなかメリハリが効いてる。
個人的にはとても好きだっ
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.8

優しさに溢れてるがゆえに強烈に胸を突き刺すドキュメンタリー。観た人の人生感を変えるような、そんなパワーを持っている。

ただ現実が厳しいから観るのが辛いのでは無く、愛情に溢れている世界だからこそ儚く尊
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.9

これが出たのがもう18年も前か。
当時は映画嫌いだったけど、深夜の映画紹介番組を観て即決でDVD買いに行ったなぁ。懐かしい。

思い出補正もあるかもしれんが、久々に観たけど飽きなかった。
細かい台詞や
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーの構成上、地雷の結末がどうなるのかにフォーカスされやすい作りだからラストでガッカリ感を招きやすいだろう。
地雷を踏んで動けぬ今と、トラウマに縛られる自分、結婚に踏み出せない勇気、一貫した台詞
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

ホアキン・フェニックスの演技が凄いとか、全てのカットの撮りがクソ格好良いとか、緑ベースの色補正が真似したくなるとか、音楽に使われてる名称不明の楽器が絶妙とか。

...凄いところを言い出したらキリが無
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

2.8

いかにも中国映画といったアクションがメイン。
変に期待と先入観を持って観てしまったせいか、壮大な戦闘シーン以外はただただ退屈だった。

自分は三国志大好き人間で、なまじっか三国志に詳しいだけに赤壁で2
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

「女をなめないで!」と劇中にセリフが出てくるように、女って強ぇんだぞ!がテーマの映画。
ジョーカー(男)と別れたって設定もその為で完全に女vs男の構図。踊れと命令する男、命令のまま服を切る男、手柄を横
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

3.7

面白い、さすが三谷幸喜監督!

役者もそれぞれ素晴らしいが、各々の味をケンカさせずに纏める三谷幸喜監督の手腕が一番素晴らしいと思う。

落武者が法廷に立ってからのもうひと展開は不要だったかなぁ。
やっ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.5

ホラー映画に変な脚本は求めてない。

ストーリーが何も無くていいとまで言わないが、今回のように怖い要素を削ってまで脚本でわちゃわちゃやりたがるのは本末転倒で、ホラーは怖いこと前提で話が進んでいかないと
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おくりびと(2008年製作の映画)

4.7

よく出来てる、素晴らしい。

生き物の生を通して、その先深くにある人の心を上手に映している。
人は最期を迎えた時、どうしてここまで心が素直になるのか。最期を迎えるその時まで、どうして素直になれないのか
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いぬやしき(2018年製作の映画)

2.4

奥浩哉さんの作品はGANTZもそうだったが、設定の面白さや冒頭のワクワク感、展開がこの後どうなるのかという期待感がすこぶる高い。
最初の数十分間が衝撃的に面白いのが特徴的だ。

だが、結末に進むに連れ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

これは凄い!
単にワンカットだから凄いのでは無く、ワンカットでなければ出ない緊張感を取り入れた事が凄い。
大体こういう技法は奇をてらった宣伝文句にしたいだけの場合が多いが、この映画は全くそうではない。
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.1

「音を立てたら即死」というキャッチコピーに強く惹かれる映画だが、その肝心な「音」の定義や見せ方がひどく下手で気持ちが全く入り込めなかった。
期待していただけに余計残念だった。

走り回るバタバタ音とい
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告白(2010年製作の映画)

4.7

最悪な後味の悪さ。
全ての世界がバッドエンディングで、映画に娯楽なんて微塵も求めていない作り。稚拙な自己欲求のぶつかり合いを1時間半も観せられ続ければ嫌悪感で満たされてしまい、面白かったなんて口にする
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渇き。(2013年製作の映画)

4.8

下妻物語、嫌われ松子、パコと魔法の絵本、告白、と立て続けにヒット映画を出してきた中島監督の集大成のような映画。
ただこれは、これまでのように広く好かれる為の大衆映画では無い。もう十分に名声を得た監督が
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.3

ホラーもグロもいけるクチの自分からしたら十分満足で面白かったが、これはオリジナルのチャッキーとは顔も中身も別のモノ。

オリジナルは殺人鬼の魂を黒魔術の呪文によって人形に移すというグリム童話みたいな古
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.7

公開1週間も経っていないが、平日のレイトショーで観客は意外にもチラホラだった。
そのせいもあってか、前作より大幅に増えた”笑わせ所”でも笑い声はほとんど聴こえて来ず、なんだかスベり倒してるような空気に
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LOCK DOWN ロックダウン(2016年製作の映画)

2.6

車がどうこうと言うよりも、映画のテーマは徹底的な「孤独」だ。この主人公は冒頭から最後まで1人たりとも味方が居ない。
唯一の愛の矛先である息子でさえ、ガラス1枚の分厚い壁を作って母親を孤独のどん底に落と
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.1

断片的なワンシーンを観ていけば素晴らしいと思う所が多かったが、一本の映画として観るとあまりパッとしなかった。吹き替えで観たのがいけなかったのだろうか。

脇役のキャラも立っていたと思う。CGも色彩も素
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

「THE・大衆向け娯楽映画」っていう印象。良い意味で。
専門家に大絶賛されるようなタイプでは無いけども、攻め過ぎず守り過ぎず、分かりやすい良いバランスの映画だと思う。

頭蓋骨の頭頂部にガトリングガン
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.0

仕事でラプンツェルを知っておく必要が出たので、世界観だけ観ておこうとDVD鑑賞。
仕事片手間に観ようとしたけど、面白くて仕事が進まなかったw ディズニーさすがだね、王道パターンでもがっちり惹き込まれる
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MEGALODON ザ・メガロドン(2018年製作の映画)

1.6

話題の方のMEGザ・モンスターを観ようと思ってたら間違えてしまった。

サメとの手に汗握る攻防があるわけでも無く、迫力のCGが観れるわけでも無く、一編通して誰かが成長するわけでも無く。
映画の中に特記
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

37分ノーカットとか、ラスオチでの一発逆転とか、そーゆーところが見所なのかと思っていたが、そんな軟弱な映画では無かった。
大人になってから馬鹿げた事で笑うというのは少なくなってくるが、この映画は大いに
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.6

家族6人それぞれの想いが、強く、優しく、哀しく、目まぐるしい程に錯綜している。ストーリーで繋ぐ映画ではなく、人の気持ちで繋いでいくストーリー。

6人の家族を繋ぐものは何か。血か、金か、絆か、性か、闇
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