なむさんの映画レビュー・感想・評価

なむ

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異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

死の匂いの色濃さと、人との結びつきの断絶あるいは希望にあてられてしまった

存在した自分の感情をこうも新鮮に掬い取られて、この映画を冷静には判断できない

イマジナリーな存在との決別も、メンタルへルス
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ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

3.9

取り返しのつかない所まできてようやく、アウシュビッツという向き合わざるを得ない現実を主人公が認識し、観客の前に露わになるという演出に度肝抜かれました

ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.8

物語のプロット自体の好みは置いといて、こんなにも美しく語ることが、映画ってできるんですよね

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ノーランのフィルモグラフィ的集大成だね、初めて純に面白いと思ったー!
神経症的な映像演出も、ホイテマ撮影の画的な良さもヨランソンのサントラも、そういう資質全てが語りと一致していて好きなところしかなかっ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.8

徹頭徹尾、女の話、更にその中に黒人女性というレイヤーがあり。彼女たちの連帯の話であったな

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

これは座組勝ちです
ていうか、野木脚本の映画にする力がすげ〜〜〜〜〜
ちゃんと和山やまの「間」を映画として再現しててめちゃくちゃ感動した(山下作品的でもあり)

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.9

アメリカもとい国ってのは大義とか言うくせに約束も義理も果たさないクソだよね

ガイリチ、こんな映画も撮れるし、やっぱ映画うまいな

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.2

リターンズの次に好きなバットマン映画ですからね
バットマン再解釈映画としても、バトジョ映画としても原液より濃いよ

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

4.1

クリス・ミラーとフィル・ロード印のギャグの緩急からの天丼も、磨きがかかってsomething cool

MIBクロスオーバー続編もずっと待ってたのに企画は死にました

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

4.1

パラノイアかってほどのアホすぎるギャグによる執拗な伏線・反復を繰り返し、アホすぎるのに愛おしい相互理解に集約する

バディムービーとしても青春コメディとしても最高

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

孤独で擦れてどうしようもなくて、そんな人間の正しくない自己実現は愛おしくて反面教師

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.3

初見当時ズーイー・デシャネルみたいな女のこと大好きだったからえーんて感じでしたが、今じゃ「チッ、サブカルクソ野郎の戯言がょ」って舌打ちしてるからね

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

それでも、幸せだと思えた瞬間があったという事実こそが生きる意味だよ
あるあるを映画的語り口で上手く昇華してて好き

エルドラド ナチスが憎んだ自由(2023年製作の映画)

3.7

プレコード時代の映画とかからも言えることだけど、今ある規範なんて、まやかしだし、そんな馬鹿げた「規範」に基づいて人権侵害をやることが正しいわけないよ

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

良識ある社会(または家父長制)は最悪だけど、もはや人間として存在する限り、そこを再生産する輪廻からは抜けられないのかもね(向上できるかもしれないが)

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

コメディやりながらかっこいいノワールなの、フィンチャーってやっぱすげー
あとシステムの話が好きなので

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.5

長いよ
しかし有害な男性性という呪いを巡る物語としては面白かったね

アラジン(2019年製作の映画)

3.5

なんか、ずっとガイリチのこと応援してた気がする
(結局ディズニーに負けてたよ)

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.8

もはや、みんなと青春を過ごした嘘の記憶がありますからね

民主化運動と他校のヤンキーとの喧嘩のオーバーラップとか、ベタすぎる設定や展開を上手い演出で乗り越えてて感心する、エンタメってそういうことなので

あの頃。(2021年製作の映画)

2.5

ハロ自体は空虚な中心で、それに端するホモソオタクノリはしんどいけど恋ingで泣いてしまったので負けです
過去感傷映画じゃなかったあたりは好きです(しかし現在を肯定するのは台詞でばかりで萎え)

子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.0

私たちはどこへでも行けるはずなのにね
ペ・ドゥナがおばあちゃんちでマンドゥ食べるシーンは名シーンです

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

4.0

まさかねBTTFをやるなんて想像してないじゃん、最高すぎるでしょ

インシディアス(2010年製作の映画)

3.3

全然怖くないからって勧められてみたけど普通にめっちゃ怖かったです

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

ジャネール・モネイのあれが流れた瞬間大泣きしました
ユートピアを作れたらいいよね、作るしかないんだよ、俺らの手で

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.7

原作の面白さにはかなわなかったけど、俳優はみんな良かった。
馬のカットが入る演出はよく分かりません。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.5

パディントン2好きな人間、みんな友達(それはそう)

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.3

死者との話において、生きている人と向き合うことの重要性を説いてると思うけど、それ周りがいささか雑なのが好みではない
でも今っぽい撮り方で面白かったです

Saltburn(2023年製作の映画)

3.4

意外と上流階級批判は弱く、バリー・コーガンはいつもバリー・コーガン…
エメラルド・フェネルは既存ジャンルをひねるプロットツイストが得意なんだろうけどね

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