序盤は題材とは裏腹にえらく明るい展開で、あれ?と思ったけど、観終わる頃には観る前の印象にちゃんと落ち着いてくれて良かった。
にしてもぺ・ドゥナは良い役者で日本との距離感が素晴らしいな。
そこそこ面白くてグロ描写もなく、最後までPOPな現代版【裏窓】という印象。
「ミーシャ/ホロコーストと白い狼」「サラの鍵」といった映画を立て続けに観ていたので観終わる頃には自然と泣いてた。あと「イングロリアス・バスターズ」「人生はビギナーズ」で気になってた女優メラニー・ロラン>>続きを読む
まず世紀末にこのような映画が撮影されたことに惹かれる。
あとはキャラ立ちの良さが抜群で全員最高。
正直もっとキレッキレの松田優作を予想してた。確かにキレてるけどキレッキレじゃ無かった。その点、健さんの演技にはジーンと来た。
能年玲奈を初めて観たけど、猫飼って良いか聞く「ねぇ、ダメ?」のシーンが可愛すぎる。まぁそんなこと置いといても、この映画は面白い!原作も読みたい。
お互いに人生経験を得て中年になり、あの人となら!と幻想がパンパンに膨れ上がった状態で逢う今作こそ、終わり方も含めて最もロマンティックなのでは?
これだけ壮大なスケールで、ちゃんと面白いロボット怪獣映画なんか観せられたら、それだけでオタク心くすぐられて拍手しかない。