ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価

ロンしたことない

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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.0

警察官殺人鬼 VS 認知症殺人鬼

アルツハイマーの曖昧な記憶で、
見る手をラストまで翻弄する。面白い。
信用ならない語り手に見事に惑わされた。

記憶がなくとも習慣と根底にある思想は
変えられないや
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.8

2人の恋と国の行く末が絡むことで
単なる恋愛ものを超えた感動のある作品。

メインキャラクター2人が普通の容姿で
素朴な心の持ち主で、作品に抵抗感なく
入り込めた。

国同士争いのきっかけがアホすぎる
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1


アリアスターによる「母性」の体現。
今作では 母親 を 呪い として描く。
ある意味で究極の人間ドラマだった。

めくるめく場面転換や主観的なアングルは
ボーの思考や不安そのもので、
見る人は終始「
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

見惚れる程の同人オタクへの解像度の高さと
「好き」への情熱に感動する作品。

何かを好きになるのにも
誰かを好きになるのにも
年齢なんて関係ないよ、と
あたたかく、力強く、教えてくれる。
サイン会のシ
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.6

小ちゃいときにやってて怖そうだから
見れなかった作品〜めちゃ良っっすぎた。

ストップモーションとは思えない質感で、
生者と死者の境界を超えた切な愛情を描く。
二者の世界が対照的に映されるのもまた興。
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

4.1

健やかなる時も 病める時も
愛し 敬い 慈しむ。
そんな誓いの言葉を生きる、
老夫婦のドキュメンタリー。

命の限りを愛を持って生きた爺ちゃん。
ドデカい愛で爺を支える婆ちゃん。
これが 結婚 で、こ
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僕と彼女のファースト・ハグ(2020年製作の映画)

3.8

潔癖症とズボラの凸と凹な2人の
テンポ良い中華ラブコメ。

潔癖症になった理由、は
ふつうにボロボロ泣いちゃった。

愛のちからってすごいね

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.5

10歳の少女に訪れた心と身体の
居心地の悪さを描いているようにも、
単なる少女のイタズラにも受け取れる。

核心に迫ることはせず、曖昧に
だけども強く心揺さぶられる作品。

ミカエルがらしくあれますよ
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.5

若気の至りあどけなシャラメ。

ホットでサマーでナイトな、
それ以上でも以下でもなかった。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.0

国を越え、性別を越え、
許されなかった愛の再会の話。

自然と涙が流れてしまう、
静的で詩的な演出。無音ですらも
胸の奥にある感情を感じさせる。
再会のシーンは特に胸に焼き付く。

グッとくる、の言葉
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.0

チャンシルさんの小さな再生ストーリー。

自分にとっての支柱が無くなったことで
自分と、周りの人と、幽霊と向き合い、
小さく転がる福に気づく物語。

私にも、意外と福はいっぱいあるのかも。
なんだか気
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ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

3.8

少し前に見た『オオカミの家』を
思い出しながら鑑賞。

全編手描きのアニメーション。
熱量と意思が力強く伝わる。

鮮やかな色彩の映像と暗いストーリーの
コントラスト。何度も絶望した。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

多感な時期の高校生が向き合うLGBT(Q)。

花言葉「あなたを守る」。
誰かのための行動や言葉が自分本位に
なっていないか、とハッとした。

エンディングの演出には目が覚める。
だけども同時に耳を閉
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

前作も見たけどMARVEL初心者すぎて

すぱいだーまんいっぱいいる!
映像めっちゃきれー!作画かっこいー!

の、あほの感想しかでてこなくて懺悔。
スパイダーマン界隈も色々大変ですね。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.1

かなり陰気で官能的な青春映画。

性に、身体に多感な思春期の
感情の揺れ動きや大人の情事への憧れが
3人の女子視点で展開される。

マリーも男性も翻弄する魔性の
フロリアーヌ。参考になります。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.5

73分の短さでやさしく胸を打たれる。

現実味のない設定だけど、
台詞の言い回し、知性ある人物像によって
現実と非現実の世界をシームレスに繋ぐ。

語らずとも出来事や人物像がスっと
入り込んでくる画ヂ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.9

1人の男ギャングの成り上がりから
破滅までの盛者必衰を描いた男臭い映画。

死に様まで漢でかっこいい。
散弾銃は死ぬてえ。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

古典的な恋から産まれた真の王。
王の座をかけた兄弟喧嘩、王女の奪還。
面白要素モリモリの超ド派手アクション。

古典的なストーリーを技術で魅せに
きてる感じ。わかりやすくて
見てて気持ち良い。

水族
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

ウェイトレスと専業主婦の逃避行劇。

死をもって抑圧からの解放とした、
男性社会への強烈なアンチテーゼ。
ラストまで破天荒に、
爽快に、駆け抜ける。

真っ直ぐな2人がかっちょよい。

シャイン(1996年製作の映画)

3.9

1人のピアニストの起死回生ストーリー。

父からの物凄い質量の圧に打ちのめされ
再び返り咲くまでの鬱鬱と狂気を描く。
家族版『セッション』みたい。

作中のピアノ演奏が最高です。
弾き方が才能のそれ。

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

友情以上恋情未満。
共依存の女の子2人の青く眩しい物語。

嫉妬、依存、アイデンティティの喪失。
青春に芽生えた黒い感情を純度高く描く。

そんなつもり無かったのに、
ハグのシーンボロボロ泣いちゃった
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

少しあざといストーリーではあるけど、
わかりやすく真の強さと美しさとは、を
考えさせられる。

オギーが太陽なら、姉ちゃんは月。
ポスタービジュアルの位置関係が秀逸。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

聞き慣れた言語や見慣れた顔立ちなのに
ちゃんと異世界の話と世界観。
良い意味で違和感を感じながら
2時間半を鑑賞する。

charaの歌が良すぎたなあ〜〜〜。

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.9

人魚へ変態する様は単にボディホラーでも
あり、ティーンエイジャーの精神の可視化
でもあり、ドラッグの幻覚だったかもしれ
ない。色んな解釈の取れる作品だった。

あと海外ギャルズがちゃんと
ギャルしてて
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5


常軌を逸した知識欲、好奇心、そして性欲。
良識に抑圧された欲求の解放と表層化を
グロテスクで奇妙な世界観で映し出す。

唯一無二のヒロイン ベラの精神の成長譚を
軸にストーリーと映像表現の両者が
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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

4.0

これは邦題が良くない。
爆発ドカン!逃げろドカン!とかの
迫力は一切なくって、
ケリーライカートが色濃く出た、
行間を読むタイプのクライム映画。
ダム爆破を皮切りに、
3人の感情の機微にスポットを当て
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.5

最終上映滑り込み。うれしい。

台詞1つ、行動1つに血の通った
生きた人間の感情が乗せられる。
身に覚えのある感情の羅列が少し苦い。

フラストレーションと鳩の解放と共に
元の生活、元の関係性に爽やか
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

4.5

ケリーライカート5作目。
彼女は何処かへ向かわせるのが好きみたい。

西部劇の荒野の質感や埃っぽさはままに、
女性の存在を織り交ぜた終着点のない
ロードムービー。

淡々とした移動の中に、
変わらずひ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.8

勝手に恋愛モノかと思ってたら
想像以上に強く倫理観や死生観を
揺さぶられるお話だった。

泣き叫ぶトミーの声が痛くて辛かった。

NEO PORTRAITS(2023年製作の映画)

4.0

テクノロジーの進化に伴う葛藤。
当たり前になっていく事に対する焦燥感。
20分に満たない時間でその心情を炙り出す。

着々と未来が現実になっていく現状に
他人事ではいられない感情になった。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.6

大きな衝突があるわけでもなく、
日々の哀しみってこういうもの。
こういう質量、形をしている。

ドキュメンタリーよりも
現実に生きる人を映し出すのが上手。

もう戻ることのない
友情の終わりを見届けま
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.7

犬を探す少女、単調になりうる話。
そこに乗る救いのない現実やウェンディの
心情描写。ケリー・ライカートの哀しみと
現実への解像度の高さで、哀しみの淵へと
そっと追いやられた。

でもってやはり幕切れが
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.5

『FIRST COW』からの監督2作目。
これまた破滅的でいて落ち着いている。

どこか傍観的な孤独な2人の逃避行。
銃に発砲に車に男女に。ご都合良く処理
できてしまう要素を静謐で空虚な逃避行
へと変
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.5

異形のディストピアSFアニメ。

愛着湧くキャラ造型やスチームパンクな
世界観がたまんないな〜〜〜。
時折日本語にも聞こえる架空言語での
会話の節々も笑える。愛おしい。

ストップモーションの域を超え
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