ロンしたことないさんの映画レビュー・感想・評価

ロンしたことない

ロンしたことない

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

ものすごいカタルシスを感じるラスト。
複数の要素が形作る、
現実とフィクションの狭間。
強く、哀しい。相反する情感に揉まれながら
他人事とは思えない苦さのある作品でした。

インヌいっぱいなのに哀しい
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

原作やアニメは未読、未鑑賞です。
10-FEETの曲目当てで見たけど
人気の所以に触れた気がします。

ブザービート前のシーン、
会場に漂う緊張感や期待感の演出に
目が離せないでいた。

ただやっぱり
>>続きを読む

MY HOMETOWN(2022年製作の映画)

4.0

卒業制作っていう点を抜いてでも
完成された作品。

団地の家族をモチーフに
首の詰まるような閉塞感で描いた
現実的な人間ドラマ。

閉ざされた環境から
外へ出ようとする普遍的な道筋を
皮肉ってるように
>>続きを読む

ビューティフル・ヴァンパイア(2018年製作の映画)

3.0

評価めっちゃ低いけど、
普通に好きだった。

なんだろう、エブエブ見てるのと
少し似た感じ方で観るラブコメ。
しっちゃかめっちゃかしてる感じが
意外とハマる。

シャニダールの花(2012年製作の映画)

3.5

空想とリアリティラインが絶妙で
俳優陣の儚げな演技がまた良い。

でもって意外とホラーチックな作りも
振れ幅が大きくて見ていて目が離せなかった。
全然好きですこういうの。

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

藤野と京本を映像として、映画として
観ることができて嬉しかったしやはり嗚咽。
2人の鼓動を傍に感じられた。

そして構図、表情、空気、どこまでもを
描いてしまう画ヂカラ。
筆跡の残るタッチが生む鼓動感
>>続きを読む

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.9

しっかり予約を金曜にしてて
チケット取り直しての鑑賞でした🤦🏻‍♂️

ホラーの装いながらも人間ドラマにも
置いたスタイルはまさに父同様。
しかもUMAみたいなクリーチャー好きも
同じでさすがに家族す
>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.8

まだ青い私にはちと早いけど
節目と言える30歳を迎えるにあたっての
追い詰められた焦燥感をヒシヒシと感じる。

歌声と演奏で華々しいはずなのに、
哀愁漂い、悲しさが勝る作品。

30歳を迎える前にもう
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.0

彼氏に見てねって言われて見たら
思いもよらぬ名作だった。

ただ2つの家族の物語と思いきや、
後半に入ってから面白さが急加速。
物語の繋ぎ方がうまい。騙された。

邦画のこれ系で久しぶりに感動。

スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.4

犬 × 下品 × 復讐の
珍しい組み合わせの作品。

犬好きとしてはまあまあ普通に胸糞悪く
感じてしまうので注意...。

ダグ、わたしもボコボコにしたい。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.5

想像以上にちゃんとした映画。
質感としては『タッカーとデイル』に
似てる感じ。

次々人は死ぬし、ちゃんとグロだし、
ちゃんと笑えるし、舐めてました。

不覚にも笑ってしまうのが悔しい。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

どえらい面白い。
1つの誘拐が引き起こす、
連続した事件の数々。

泣きっ面に蜂どころか
耕作機で木っ端微塵。

次々とかけ違う悲劇はもう
見てて笑うしかない。

もう1回見たい。

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.7

官能小説のような言い回し。
溢れ出すエロス、魔性の女。

ラブロマンスやらというより、
愛自体の具現化のような。

ラブシーンはもはや美しささえある。

L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。(2018年製作の映画)

3.3

これ何回も見てるのよ。
そんな好きな映画なわけじゃないのに、
杉野遥亮の顔の良さに毎回どうでもよくなる。

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

4.0

ボキの青春SAO。
アスナ視点で描いた下層時代の映像化作品。

今では想像のつかない
気の弱いアスナがレア度高い。

久しぶりに「ワイはキバオウってもんや」
が聞けて満足です私は。
あとボス戦のイキ
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

既成観念をロックでぶち壊す。

本来なら関わりのないはずの2者が
音楽で1つになる様は言わずもがな
胸を打つ。

ご都合主義かもしれないけど、
結局のとこ、こういうんが1番ええ。

君の結婚式(2017年製作の映画)

3.7

恋に限らず、何事もタイミング。ね

けどタイミングが合わないってことは
きっとその定めじゃなかったんだと
思ている。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

見てるだけで疲れる緊張感。
高い鉄塔上で起きるワンシチュエーション
パニックホラー。

後半のしかけは『海底47m』を思い出す。
助かっただけまだマシだった。

生死をかけた緊迫感の中で、
主人公の過
>>続きを読む

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.8

パリを舞台にした
痛烈なバッドエンドへと
引きずり込まれる良質なサメ映画。

なにより映像がめちゃ綺麗で
それだけで緊迫感が生まれる。

普通にいい映画を見た気分。
映画館で見たいやつ。

怪獣総進撃(1968年製作の映画)

3.5

いかにもな特撮🦕
今の海外怪獣映画に通ずるような
怪獣お祭り具合で見てて楽しい。

キングキドラがボコボコにされる。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

いやーーーー。辛い。

道筋だけをたどると一果の逆境からの
サクセスストーリーかもしれないけど、
そこに爽快感や開放感はなくて
終わりまでずっと重暗い。

産まれた時点で人生のあらすじが
確定してしま
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

絶望ポップカルチャー。
終盤の東京の破滅とアイドルみたいな楽曲の
アンバランスさに頭おかしくなりそう。

前章での解答は後章へ、のスタンスを
裏切りはしない解答が並べられていき、
この破滅がかけがえな
>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.9

ありふれた教室、もしくは
ありふれた社会とも言えるなあと。

校内で起きる盗難事件をきっかけに
ノヴァク先生に降りかかる「ヤな空気」。

サスペンスというより、
無責任な断罪に伴う責任だったり、
同調
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

いいねいいね好きですこういうの。
ある少女に迫る恐怖を描いた
ホラーでスリラーなタイムスリップ映画。

表面的にはホラーの表現をとっているけど
女性の性被害を扱った結構辛い映画。
「ブラックスワン」の
>>続きを読む

デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

1.5

シャークかエクソシストどっちかにせえ。
私の夢の方がいい脚本してる。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

語り部に暗殺者を置いた、
静的なクライム映画。

寡黙な暗殺者自身を写し出したような
しっとりと進むストーリーと、
暗い映像が印象的でした。

誰にでもミスはあるよねどんまい!

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

後悔や失敗、失恋、死別。
いろんな体験や感情を含めて人生なのだと
改めて教えてくれる作品。
これ系で久しぶりに感動した。

あの時あんなこと言わなければ
付き合えたかな。別れなかったかな。
タラレバ後
>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.3

フォロワーさんが見てて気になったので!
サメ映画ならぬライオン映画。

アフリカの荒地で起こる、
(娘)パニックホラー。
想像以上にドラマがしっかりしてて
パパの後悔だったりが描かれる。

個人的には
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.8

ロケットの秘密が明らかになる
ガーディアンズ3作目。
仲間の命を救うため、命懸けで
奔走する姿が目頭に来る。

「あなたが気づいてないだけで
これはあなたの物語なのよ。」
目に見える程の愛にあふれた
>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

強え敵、愛してる人、最強の仲間。
アメコミ王道色の強くなった
マイティー・ソーシリーズ。

ちょっとコミカル要素が強く、
前作の方がソーのバトル世界観が
神々の宇宙戦争って感じで好きだった。

ナタポ
>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

ティ・チャラ亡きワカンダに
迫る他外国からの脅威。

ワカンダ話のMCUは
どこか現代に通ずるドラマ要素が強く、
アクション以外での見応えがある。

ワカンダ・フォーエバー~~

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

ワンダの愛の暴走。
もう、ワンダに幸あれとしか言えんよ(涙)

マルチバースを操るストーリーを
MCU作品きっての映像表現で確立。
ストレンジたちがマルチバースを
次々とくぐり抜けるシーンバチイケ。
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

アベンジャーズが活躍する裏で
ひっそりと地球を見ていたエターナルズ。

正義と思っていた自分たちも
実は悪と同じ出生だった。っていう
設定自体は面白い。

アベンジャーズのように
ロングスパンで描けば
>>続きを読む