iammさんの映画レビュー・感想・評価

iamm

iamm

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

ジャズは永遠に組まないと言うのなら、彼らの一瞬はいかに永遠か。
大が毎日サックス吹いてるあの川沿いに住みたい。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.2

和山やま先生の作品読み込んでる人間なのでやっぱりどうしても狂児は綾野剛ではありませんでしたすみません……
野木亜紀子さんの脚本は毎度のことながら原作への解釈が半端ないです

市子(2023年製作の映画)

4.3

汗で濁った瞳に映る虹。雨に降られた制服。乾いた呼吸器の音。おでこに貼ってくれた熱さまシート。
支えなければならない現実はいつも彼女の体より大きかった。一体だれが彼女を責めることができただろう。
市子を
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ルネ・マグリットの絵画で始まり、絵画で終わる。冒頭と全く同じ絵のはずなのにラストでは城戸と重なり合う演出がずるい。2時間を通して得られた解釈が観てる側を思わずゾッとさせる。この作品に底知れぬ深さを感じ>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

私は明日も生きたいと当たり前に思ってるしそれが私の「普通」なので、世の中に溢れてる情報が明日も生きたい人たちの為のものだと考えるその思考自体に面食らった。
夏月の「地球に留学に来てるみたい」って台詞が
>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

私が原作で愛してやまないラストページでの千紗と直達の会話がなかったのがショックで立ち直れない…… なぜここで終わらせたんだろう………………

怪物(2023年製作の映画)

5.0

怪物は誰だろう?と考える。勝手に推測して、わかったように決めつけて、主観でしか観ていなかった私自身なんじゃないかと思った。とても刺さるものがあった。この最強タッグに敵う作品はしばらく出てこなそうだね。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.1

夏の熱い日に冷たい麦茶を飲みながらのんびり観るのにとても良い

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.5

通して音楽がないことによって、こんなにもたくさんの音が生活には紛れているのかと気付かされる。ラストシーンとても良いな。わたしも続けてくよ、なんて思いながらこれを書いてた。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.7

私の拙い言葉ではこの作品について何も伝えられない。ぜんぶぜんぶ、ほんものだよ。草彅くんだから撮れたものだ。

さがす(2022年製作の映画)

3.7

意外や意外。そうくるか〜が繰り返されて面白かった。観終わって気付くポスターの目線。三者三様のさがす。

ちひろさん(2023年製作の映画)

-

原作よりちひろさんがあったかい女に感じた、もっとからっぽな印象だった
まこと役のこが優勝です

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

それはもう、どこを切り取っても愛のある空間で。
なによりシリアスとユーモアの緩急が絶妙だと思った。とびきりの下ネタがいいスパイスになってて最高だ。
くそぅ、家族に会いたくなるじゃんか。
強めのハグがし
>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.8

「夫婦で、家族で、どっちがどれだけ悪いかなんて、そんな追求に答えなんかないんだよ」この台詞さらっと聞いてたけど、文字に起こすとぶっ刺さるものがあるな。人間には情緒があるから厄介だけど、相手を愛おしむか>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

観終わって溢れ出す全能感。
少年ジャンプのような展開に胸熱。
全体的にキャスティング神ってて吉岡里帆も中村倫也も最高だったけど、個人的には柄本佑が無双してたな。好き。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

原作を初めて読んだとき、言葉が突進してくるような勢いが印象的で。
そんなイノシシみたいなシイノが永野芽郁ちゃんとは重ならず残念。煙草吸ってるのもガサツなのも口悪いのも違和感たっぷり……。声が高いからね
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

あまりに最高過ぎていつまで経っても感情が完結しないこの現象に誰か名前つけて…… あの"無音になる瞬間"に全員息を呑む感じ、展開を知ってても拳突き上げそうになった………… 観ない理由が少しもない。配信を>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

芹澤とのドライブで助手席に座れる権利はどこで買えますか?個人的には芹澤がいなかったら最後まで観れなかったかも。物語の息継ぎ的存在だった。神木くんはもはやベテラン声優の貫禄さえ窺える男なので、妙に大人び>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

5.0

最高。最高〜!やっと観た〜!久しぶりにシロさん、ケンジ、小日向さん、ジルベールに会えて歓喜。ドラマでもそうだったけど、観終わったあと誰かに優しくしたくなる。体が軽くなる。愛とは!

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

5.0

私の精神安定剤が実写化と聞いて不安で立ったり座ったりしたあの時間が馬鹿馬鹿しいです、めちゃくちゃ良かった、すっっばらしかった……!図らずも原作と同じところでグッときたし、なにより芦田愛菜大先生のうらら>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.8

文と更紗にとっての在り方は他者から正しくないと罰される形で、じゃあ勝手に裁かれる側の心は死んでもいいのかよそんなことあってたまるかよ、となじりたい思いをひたすら抱えた。流行りの文春砲とか私達の見えない>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.5

「ある日」を軸に終わりからふたりを観るお話。とっっても良かったです…!!ブッ刺さりました。兎に角可愛い、全部可愛いの。それにしても斬新な魅せ方だったな、沙莉ちゃんと池松くんじゃなかったらこんなに良くな>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.5

汗でおでこに前髪はっついてる中村ゆりの色気どひゃー。理髪店だし鏡越しにチラッと見ちゃってたらどうしよう、山田孝之の理性が… なんて杞憂よね、静まれ煩悩。交差しない点と点が「じゃあね」の続きを想像させて>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

観終わってまず佐々木の役者誰かググるよね。気になってしゃーないのよ、佐々木。予備知識なしに選ぶ映画が良かったりする。藤原季節くんのお芝居とても好きだなー、スコア5にできないのは個人的に元カノ役の女の子>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

おいおい、軽くゴーンガールがよぎったのは私だけ?不倫をやって終身刑を宣告されたも同然の柄本佑(夫)、車の免許を取ってひとりでもふたりでも遠くへ行けるようになった黒木華(妻)、漫画家夫婦だからこその魅せ>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

4.5

前半しんどいだけに中盤から笑ってはいけない葬式状態で感情迷子、佐藤二郎がちゃんとやかましくて違う世界線にぶっ飛ばされたんかと思った。70分という短さでこの構成で、高橋一生やっぱり良いなと思わされて、斎>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.5

サブカル衆に媚びまくった選曲にやりすぎ感が否めず白けてしまったな…… まずアラームがエイリアンズで起きられるわけがないだろと思った

音楽(2019年製作の映画)

-

もっとはやく観ればよかったと後悔した。とにかく間が良い。声優に坂本慎太郎起用するセンスよ、観終わって久しぶりにゆら帝聴いたよね。

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

吉田大八監督だったのか、期待値上げすぎてたのか私はハマらんかった

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

やっと重い腰を上げて観たけど鉛のように重くてズンズン沈むわ。日常をこなすことがままならないもどかしさを抱える彼女たちを私は多分わかってあげられないから、わかったふりはしないよ。耳に残る台詞が多かったな>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.4

街並みとか車とかファッションとか家具とかもうどれも最高、あと音楽も!ブラピかっこよ… レオさま愛くるしいわ… で感情の大渋滞。シャロンテート事件を少々下調べした状態で観たけど杞憂だったな、タランティー>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

返り血を浴びて血反吐を吐いて、あぁ〜ダミ〜泣となるも、突如最高のニヒル顔で放たれた「正直なところ期待以上よ」からの展開はかなり高揚した。あえて言うならばどいつもこいつもダミに歯が立たなすぎやろ… がっ>>続きを読む

>|