根拠のない自信、無垢な悪意、自分は特別だという錯覚、「思春期」を美しく残酷に描いた名作。
とても綺麗なタイトルに惹かれて鑑賞。主人公が幸せだったのか不幸せだったのかでしかその物語を判断(評価)できないタイプなので、結局「わからなかった」という感想しか出てこなかった。
ホラーとして観れば得体の知れない怖さや気持ち悪さがしっかりあって世界観も面白い。でもストーリーについていけないというか最後まで置いていかれた感があって不完全燃焼。
黒木華とCocco。
岩井俊二作品はいつも役者さんと音楽と映像がいい。
ラストティーン版スタンドバイミー。
セリフがいい。特にDJ。
マイノリティを美化しすぎず誇張しすぎずに切り取ってる感じ(そう感じさせるように脚色されてる部分もあるのかもしれないけど)が好印象。会話がうまい。