主人公演じる本木さんのダメ男っぷりが素晴らしい。何が良いのか、悪いのか、それを決めるのは人それぞれだけれど、妻への裏切りはこんなにも罪深いのかと思い知らされる。亡くなってしまった相手になにができる?
主人公は不器用で人間関係もうまく築いていけるタイプではない。それでも、見終わったあとに愛くるしいなと思えるのは彼が誠実であるからだと思った。そんなことを学べるストーリー。
始めは過激なお父さんの話だなくらいに思っていたのに、どんどん家族の大切さが写し出されていき、心打たれる。常識というものは、いつのまにか自分の家族が作っているものなのかもしれない。
ハリー・ポッターシリーズを途中から観なくなってしまったが、なんとなく鑑賞してみたら面白かった。主人公の彼は、いつもわりとおどおどした感じの役が多い。でも、心優しい役が似合うし素敵だ。
エマの美声も素敵だけど、なにより映像がとにかく綺麗だった。スケールの大きさもやはり洋画ならでは。ミュージカル風だけど、飽きない感じが良かった。