豪華キャストなのでオウム等の実際の事象に寄せたものが出たとき、映画と現実との境がわかれて集中がとぎれた。
話しとしては良かった。
オーディオコメントリーをみて黒丸ワイプの意味がわかった。
ラスト10分の語りが寒すぎ。
お馴染みの色調やフレアはモリモリで装飾的過ぎる。
断片的すぎてシーンのつなかがりが薄い。
前半の車内のラジオの様子などは良かったが何にもつながらず単に雰囲気だけにとどまる。
音に関しても唐突さがあり、そこに感情を動かす要素がない。
後半話もあいまっ>>続きを読む
常にどこか部屋の中で詰まった画。
それがなにか鬱屈さや閉鎖感を生んでいるように感じた。
雪のシーンは綺麗。
ナルトに始まり乳房で終わる。
食と身体に関連したアイキャッチの多さに笑った。
スパゲッティ、生卵、牡蠣、桃ツンツンおばあちゃん、チャーハン。
かっこよさと男の友情。
無駄を省いたシンプルなストーリーと登場人物でも各々が立っていた。
家具壊して火葬やレッドブルなど変になりすぎないコミカルさが全体をハードにし過ぎていないように感じた。
走るほどに周りが陽動され英雄へなっていく。ただ走っているだけなのに魅了された。
大麻以降の気持ちを吐露するところが初めてお酒飲んだ時の様な恥ずかしさも含めた解放感があった。
前段長すぎ。
オリジナルとコピー。
様々な対比が面白かった。
オリジナルは模倣から生まれるもの。
画が美しい。
美しい光を見る様な体験だった。
警察に職質されてからの高架下の行き交う光痺れました。
これは劇場で見た方がより良かったと思う。
加瀬亮が読んでいる本と同様に時間軸が行ったり来たりする。
その構造を作品の面白みとして提示している。
反復と差異。
多用される唐突なズームはタコへのズームのフリの様に感じた。
ズームやのっぺりとした画の日常に突如として入り込む異物。
異物が入ってきてからの現実感のなさ。
映画内で他の物語を強くイメージさ画面と脳内が合わなくなる体験が面白かった。
車の中の岡田将生の照明が怖い。
こうすれば観客は喜ぶでしょというような演出が多々あり馴染めなかった。
後半のスタティックに表現するところが良かった。
走行音だけが響き渡る様や名前が無かったりする削ぎ落とされたかっこよさ。