付箋さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

会話を繰り返す中で、生きる可能性を見出しつつある男の話

最後の老人の話が大きいけど、おそらくそれまでの人達との会話もジャブの様に効いているはず

再鑑賞

猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

猫は逃げて、愛を育んで、猫に逃げられて、愛と再び対峙するお話

共感度の高い平凡な物語の終盤に訪れる会話劇がいつもながらスペクタクル

誰しもか愛おしく描くのも見事

眠る虫(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

何か重いものをを抱えてはいない女性が、少しだけ耳を傾けたところ半分不思議な街での出会い

 よくある展開なのだけど、不思議の溶け込みが秀逸
 た、長めのミュージック・ビデオの様にも見えてしまう

ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE(2003年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

公開された投稿ビデオのその後の事件を綴る。
 おそらく全国ニュースにはならない出来事に連なる奇怪な何かを探るのはホラーとして安心感もあるが、無理やり映画として長尺にした感が否めない
 ビデオ作品のコン
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

政の言葉の重みと、信が戦士から隊長へと成長する檄の進化を観る。
 政の言葉に再び戦場に赴く王騎のはずが、私怨だけの様に観えてしまうのは残念

とはいえ、現在の映画界主演クラスの壮大な揃い踏みは、圧巻
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悪夢探偵2(2008年製作の映画)

2.5

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夢を見るたび絶望する男が何かを取り戻そうとする物語
 暴力的なシーンは減り、Jホラー要素が強まっているが、呪怨、リングなど名作がすでにあり、ホラーとすると物足りなさも残る。
 ただ、韓英恵さんとホラー
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悪夢探偵(2006年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

理不尽なまでに警察に利用されてしまう、眠れない、優しい男の物語
 液体と暴力装置に包まれる名優の中で、ある意味監督の空気を全く纏わない女優のインパクトが強烈
 ラストの五分、幾分かふざけて撮っていませ
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.5

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校長先生のキャラクター同様ポップに描かれた作品
コロナ禍や従兄弟のくだりなどはやや消化不良ではあるけれど、教室の現実は細やかな部分も拾っている
先生、ちょっと格好良すぎじゃないですか??

香川1区(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

人となりは当然前作と大きくは変わらない分、対立候補の映像か加わるが、問題事案が大きすぎで、ストーリーができてしまいその分ドキュメンタリーとしては迫力にかける

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

色使いの絶妙さ
キャッチーさと深淵に迫る演技、音楽の使い方
作品としてのまとまりは他を引き離す質