ルミエールさんの映画レビュー・感想・評価

ルミエール

ルミエール

映画(229)
ドラマ(6)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

市子(2023年製作の映画)

3.5

幼い頃からさんざんな人生を送ってきた市子。逆境にめげない。強い。母のように色気振りまくわけではないし、暗い瞳をしてるのに男子にモテるのは何故?
最後どうなるんだろう?よくわからなかった。

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.2

これは劇場で見なくてよかった。そこそこ長い割にまとまらない。SFだかサスペンスだかよく分からなかった。
上野樹里が無表情で終始アンドロイドみたいだったし林遣都くんはやけに早口挙動不審。熱血が空回りして
>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.6

プリシラ演じる女優が可愛い。エルヴィスと出会った頃の清純な少女もよいし、
エルヴィスの好みに合わせた60年代ファッションもいい!まるでバービー人形みたい。
エルヴィスに大スターの孤独を感じるが    
>>続きを読む

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.6

王道スポ根もの。何回もトライして失敗するも最後は成し遂げるよね?…と分かっていてもハラハラ手に汗にぎる。
主役ナイアド、超わがまま超頑固。これでは周りに反感持たれるわ。スタッフがいなかったらやっていけ
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.3

原作を読み映画では上手く表現できないだろうなと敬遠していた。が、興味はあったのでNetflixで見つけ、即ポチる。
新垣結衣の真摯だが暗い目つきが妙に似合っていた。他に何人か現状に悩みを持つ登場人物達
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

曇り空、桜も満開手前の春の日にピッタリな映画。冒頭からシーンの切り取り方がお洒落。初恋の相手との12年毎の再会とすれ違い。ソウルの喧騒とニューヨークの洗練が行きつ戻りつ。単なるメロドラマに収まらない。>>続きを読む

パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜(2023年製作の映画)

3.7

華やかな文化香るフランスの暗部である過酷な移民の生活が子供ヤジッドの目を通して描かれる。その上彼を保護すべき家庭は崩壊している。そんな状況の中で夢中になれるお菓子作りの道へ。
現実を忘れアートの世界に
>>続きを読む

エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.4

マーティン・スコセッシ監督のわりにバリバリのコスチューム恋愛モノだった。
初恋の幼なじみに再会し、片や婚約者がある身、片や離婚紛争中であるのに恋に溺れていく…。
なんだか人物に共感できない。ダニエル・
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

アキカウリスマキ監督、最高じゃないですか!一生ついていきます!
アンサとホラッパのもどかしい恋。これまでの作品の中でいちばんイケメン&美女。互いに寡黙なのがよいね。苛酷な労働条件の下ギリギリ生活の、も
>>続きを読む

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.5

まずはタイトルソングが流れ♪「いいじゃない♡」となったが、いかんせん、
ちと長いのよ。エンドでも歌詞付きで流れるんだからワンコーラスで留めほしかった。
二組の熟年カップルと結婚に直面したその子供たちカ
>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

みんな大好き(でしょ?)ジョセフ・ゴードン・レヴェット君だから見た。ジャンルはスリラーになってたけど違う。描かれるのは自由を謳う大国アメリカの犯罪。ボタンひとつで面識もない地球の向こうの罪なき人間の命>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.7

医者帰り、ちょっとモヤモヤした中で
好物買い込んでやけ食いしながら見るのに最適!場所はワチャワチャの国際線から一気に楽園バリ島へ。景色は文句なしに綺麗、同じ空気吸ってるみたいで癒される、気兼ねせずに声
>>続きを読む

彼女とTGV(2016年製作の映画)

3.8

30分に凝縮された彼女の人生。
主演ジェーンバーキンがこの世にいない今見るとまた格別の味わいを持つ。惜しげもなく何のてらいもなく自らの老いをさらすジェーン。深く刻まれた皺、不機嫌な表情、頑固な性格が実
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

原作より救いようのない暗さを感じた。
警察がどうしてこうも無理解なのだろう?被害者vs加害者と決めつけて若い2人の人生を狂わせていく。その上SNSでは悪意ある書き込みが拡散されていく。
主役2人につい
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

2時間半以上あり迷ったが雨の日曜日のおこもりに出かけた。フランス映画でラッキー。長さは感じなかった。見通した自分をほめたい(笑) グルノーブル近郊の雪景色が魂浄化されるようでいい。大半は会話の場面。嘘>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.4

またまたいつものウディ・アレンの自虐ネタかあ。見させられるこちらは食傷気味。今回は本人が出てこないだけましだけど(笑)
ルイガレルってあんなに背が高かったのね。主役があまりにもおじいさん過ぎて小さいか
>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

シリーズしっかり見ていないけど、これが完結編かな?
すっかり頭が白くなったコトー先生だが声(喋りかた)が相変わらずなよっとしてて、いったい何歳?歳を重ね経験を積んできた重みが感じられない。
大丈夫かな
>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

3.5

ジョニーデップ、久しぶりじゃないの!
晩年の色男、白塗りのルイ15世が似合ってたわ。まさか英語ぶちかますんじゃないだろうなと心配してたけど、フランス語頑張ってた。セリフ短め多くてよかったね笑(私ったら
>>続きを読む

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.4

予告を見て気になっていた。今も旬の若い女優たちを使っている。
しかしよく分からなかった。
挿入されるムンクの世界のような前ふりとエンディングが何を示している?アタマ混乱するばかり。
冒頭の新入生勧誘の
>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.8

大好きなリリージェームズお久しぶり!
よかった、変わらず綺麗!思いっきりの笑顔に華がある。パキスタン愛溢れるお隣さんと子供の頃から家族ぐるみのお付き合い、いいね。母親が名優エマトンプソンというのも嬉し
>>続きを読む

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.6

タイトルやフライヤーの画像から、すごく期待していた。監督がマチューアルマニャックだし。が、アレレ?途中でDVDとめて他のことしてた私が悪いのか?何だか分からなくなってしまった。
最初の方はプイッと家を
>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

3.7

原作を読んで、映画の方も気になっていた。実際、画像にすると目を背けたくなる場面多し。中絶が違法の時代、流産しか「産まない」選択肢はない。
しかし、学生とはいえ「産むか産まないか」ではなく「どうやって流
>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

鬼太郎誕生秘話。PG12。やはり作者の悲惨な酷い戦争体験無しには語れない。
ストーリー展開に既視感あるなと感じたが、あっ、「犬神家の一族」の世界だ。一族の人間関係がドロドロ。
人間って何だろう。肉体的
>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.6

ほとんど自給自足の貴族の館での料理。朝いちばんに敷地内で収穫した野菜、卵、牛乳をふんだんに使ってのフルコース。お洒落で気取ったフランス料理のイメージをくつがえすようなダイナミックな調理シーン。デザート>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

役所さん演じる東京の片隅でトイレ清掃員として生きる清貧な男の日々。何か既視感あるなと思ったら…そうだ!🎬すばらしき世界と被るよね。ストイックなまでに自分ルールで黙々と仕事をこなし
息抜きの場も毎回同じ
>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

3.7

小津安二郎監督作品は大好き。今回はシンプルなタイトルと「コメディ」というふれ込みに興味津々。
確かにシリアスではなく子供ならではのちょっとお下品な笑い、オバタリアン同士のクスリと笑えるバトルもあった。
>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

ディズニーは最近、多様性&多国籍性の時流に寄せてきてるな。
今回も恋愛要素ゼロで、ヒロインが男性に頼らず自力と友情で皆の幸せのため頑張るというストーリー。日本アニメと比べるとキャラが可愛くないというか
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

歴史物は実在の人物に思いを馳せることできて、コスチュームもゴージャス、当時の生活っぷりも覗けて好き。ただし戦闘シーンはNG🙅
今回、お気に入りのヴァネッサカービーがジョセフィーヌを演じるというので戦闘
>>続きを読む

おしょりん(2023年製作の映画)

3.6

冒頭いきなりの福井観光案内。でもまんまと旅したくなった(笑)
さて本編。こちらも良い。誰も嫌な人いなくて爽やかだった。嫁いびりもなし。初恋は胸に秘めながらも不倫なし。職場でも部下へのパワハラなし。冒頭
>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.7

オゾン監督見逃すまじ!と初日に駆けつける。小洒落たクライムコメディで、若手女優さん達も嫌味ナシ、衣装もグー、男どももお馬鹿っぽくてよし。お隣座席老夫婦のお父さんの笑い声が聞こえてくるのもほんわかする…>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

3.4

難病ものは好まないが、小松菜奈&坂口健太郎が好きなので見てみた。このふたり、意外にレアな組み合わせじゃないかな。山田裕貴&奈緒カップルが似合い過ぎ(笑)
小松菜奈は男顔で芯がしっかりしてるので難病には
>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

3.6

何度かリメイクされる名作だが、私にとっての主役財前は田宮二郎以外にいない。ニヒルな容貌が際だって唯一無二の存在感を醸し出し「不遜な奴、スタンドプレーが目立つ」とも思えない。そんな陳腐なやっかみを超えて>>続きを読む

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.7

ケネス・ブラナーのポワロ役、少し慣れてきたかな?以前は出しゃばりやめて監督に徹してたらよいのにと思ってた。「メルシー」が似合わんし。今回は弱さも垣間見えたから許してやる(笑)
事件が起こり解決まで閉ざ
>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.5

お母さんがいい年した(40過ぎ)娘に対して干渉し過ぎてウザ~い!見た顔だと思ったらまさかのアニージラルド様!こんな毒親やってらっしゃるのね(笑) 声もだみ声になっちゃって、フランス語の優雅な響きが…>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.6

原作を読んだので映画館では見なかった。ずいぶん時が流れ、今回レンタルして見たら、忘れていることが多くストーリーに引き込まれていった。
第三者である弁護士の目線で描かれている。彼自身は良き弁護士として、
>>続きを読む

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

オープニングが007みたいにエキサイティング!ワクワク感はんぱない。
イギリスの中年女性フィリッパは持病を抱え仕事も人間関係も崖っぷち。ふとしたきっかけで「リチャード3世」の舞台をかぶり付きで見てスイ
>>続きを読む

>|