元ポップコーン売りのたなかさんの映画レビュー・感想・評価

元ポップコーン売りのたなか

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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.0

マジンガーZの格納庫の見積を本気で積算する。というふざけた広報企画に対し、最初は嫌嫌ながら参加していた主人公たちが、各々ちょっとしたきっかけでやる気スイッチが入り段々と真剣になってチーム一丸で取り組ん>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

手紙のやり取りを軸に初恋の記憶を辿る展開になっていて、自分の中の懐かしい感情が思い起こされた。
他の岩井俊二作品にある心がチクッとするような生々しい痛みや毒っ気はなかった。爽やかにまとまっている。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

すずさんののんびりした性格にほのぼのする前半。すずさんたちは戦時中で貧しくも皆で助け合って強く逞しく楽しく生活している。その生活の様子を前半で丁寧に描いているからこそ、戦争の痛みを描いた後半が殊更に辛>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.5

メインのゲームがぼんやりしたルールで面白みがよくわからなかった。今回のゲームに望むカイジのモチベーションもよくわからなかった。脚本は大事だなと思った。
2020年オリンピックが終わって経済が急速に悪化
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

4.0

雄英高校1年A組の皆がまんべんなく活躍していて良かった。生徒達だけで市民を守りつつ敵と戦うのも緊張感があって良かった。
最終決戦では原作の設定を活かしつつ映画的なお祭り感のある特別な展開もあり面白かっ
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

ジャンプ+の漫画版をみて興味を持って鑑賞。
ゾンビ×ミステリーの組み合わせが珍しい。原作は未読だが、映画は終始コメディタッチだった。もう少し暗め、重めな雰囲気でも良かったと思う。
浜辺美波が終始かわい
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

映像が美しかった。キャラクターの表情や自然の描写がリアル。
1でもそうだったが、エルサの心境の変化をもう少し丁寧に描いてほしかった。ただ、ストーリーもテンポも良くて飽きずに観れた。
オラフは面白いなー
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

3.5

観終わったあとの、本でいう読後感が良い映画。
二階堂ふみはもちろん、伊藤沙莉の演技が最高。声も良い。
性欲くんが放つ隠語が、「男の共通言語」として非常に的確で笑った。女性だけでなく男性も楽しめる。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

安月給で働きながら母親の介護もしていて社会の下層で燻っている男が、どうやって悪のカリスマ「ジョーカー」になったのかを描いた作品。
救われない展開が続くが、現実でも社会の分断が世界的に起きている今、他人
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ある日突然ビートルズという概念、楽曲、存在が消え去ってしまった世界が舞台。ミュージシャンの主人公だけがビートルズを覚えている。ビートルズの曲を歌ってスターダムを駆け上るストーリー。
かと思いきや、自分
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.5

作画、綺麗だった。
秩父の風景が見事に表現されていて、主人公が感じている田舎の閉塞感が伝わってきた。
主人公の姉(31)の同級生シンノの生霊?が18歳の姿となって主人公の元に現れるという、変わった設定
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

原作をここ2週間で読み終えてからの鑑賞。
映画としてまとめるためか原作と違う部分がちょこちょこある。
風間塵のキャラクターが映画は少し弱かったかな。風間塵に触発される描写がもう少しほしかった。
ただ、
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

2019年観た中でNo.1。
宮本が言葉を発する度に、画面越しに心に突き刺さるような、他人事じゃなくてお前に言ってんだぞ、というような強い説得力があった。池松くんも蒼井優も剥き出しの100%全力の演技
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デッドプール2(2018年製作の映画)

3.5

安定感のある面白さ。
映画ネタなどメタ的なジョークが満載で、映画が好きなほど楽しめる作品。
吹き替えで見たけど、英語がわかるなら字幕のほうが英語的なジョークがそのままわかって面白いんだろうなー。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.0

役者みんな振り切っていて、楽しそうだった。
飛行機の機内ビデオで鑑賞したが、何も考えずに何か観たいときにちょうど良いかも。
伊勢谷友介とGACKTのピーナツのシーンの絡みがエロティックだった。

HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.0

2027年、近未来の京都が舞台。主人公の中学生カタガキくんがヒロイン一行さんを救う物語。
ソードアートオンライン的な仮想現実の要素が多分に含まれており、そういう世界観が好きなら楽しめるかもしれない。
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.5

イントロダクションで歴史的背景がスッキリ説明され物語に入りやすかった。主人公の春之介が出てからは終始テンポよく話が進んで飽きずに見れた。
藩を引っ越しするという一大プロジェクトを進めていく中で、リーダ
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.0

一萬八拾九巻を目当てで観た。
THE ファン映画。ワンピース好きのために作った映画という感じ。
オールスター登場!な内容なので、舞台装置の説明と各キャラクターを登場させることに終始していて、お話の中身
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦直前の時代が舞台となっているため戦争モノ・戦艦大戦モノと思いきや、日本の命運を賭けた海軍内のサスペンスモノだった!
天才数学者の主人公が戦艦大和の建造費見積不正を暴こうと奔走する物語。
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

否が応でも「君の名は。」と比較される本作。
脚本は「君の名は。」よりは弱かったが、クライマックスシーンの映像美とそこにタイミングバッチリではまる音楽の盛り上がり方にグッと来た。それだけで観て良かったと
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

雨が好きで雨の日は学校の一限をサボって新宿御苑に行き東屋で靴職人になるための勉強をする、という主人公の男子高校生には感情移入はできなかったが、映像が終始きれいだった。
水たまりに雨が降る様子や駅のホー
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.0

1,2,3鑑賞済みで鑑賞。安定感があって面白かった。
おもちゃに心が宿っていて子どもを見守っているという設定は夢があってディズニーらしくてやっぱりいいな。
主人公ウッディたちがおもちゃでありサイズが小
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

原作未読。
面白かった!岡田准一のアクションもかっこよかったし、お話もわかりやすかった!
笑えるシーンも随所に盛り込まれていて、シリアスシーンとのバランスが良かった。
ボスから1年間の休業を命じられた
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.0

8bitのBGM、そしてリトルゾンビーズの劇中曲。とにかく音にとてもこだわりを持って作られていると感じた。
両親を亡くした少年少女が主人公なので暗く陰のあるストーリーではあるが、映像と音楽が芸術的でポ
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.0

原作は数年前に読んでいるがほぼ内容を忘れた状態で観賞。
主人公とヒロインが付き合っている世界と、主人公の親友とヒロインが付き合っている世界が、パラレルワールドのように交錯しながら物語が進む。
ストーリ
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.0

すごい映画。どんどん町田くんの世界に引き込まれていく。
とにかく人に優しい青年 町田くんと、ヒロインの猪原さんが主人公。石井監督は「舟を編む」でもそうだったが、コミュニケーション下手で不器用だけどすご
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いちごの唄(2019年製作の映画)

4.0

映画「いちごの唄」、舞台挨拶付き試写会行ってきた!
銀杏BOYZ好きなら間違いない。峯田界隈およびひよっこ出演の役者さんがたくさんゲスト出演している。
銀杏BOYZをリアルタイムで追ってきたファンとし
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薔薇とチューリップ(2019年製作の映画)

3.0

2PMジュノのファンではないが、ファン映画として楽しめる内容だと思う。
天才画家としがない学生の瓜二つの二役を演じるジュノが、見事に二役を演じ分けていた。ジュノの魅力が裏表で楽しめる、ということだと思
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

原作未読。面白かった。
小道具やセットもCGも違和感なかった。古代中国の世界観を表現していた。そして、それらを違和感なく見せるために予算の限られた中で映画としてまとめるために練られている脚本だと思った
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.5

子どもでも楽しめる分かりやすいストーリー。ドラマ的な深みのあるお話ではないけれど、伏線回収もされていてスッキリ終わっている。
見た目は大人、中身は子どもという設定のギャップから生まれるユーモアがたくさ
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

4.0

勢いで全部見せる脚本。細かいことは気にしない。
ただ、伏線はきちんと回収していて気持ちの良い構成。
出演者も演技が振り切れてて、世界観に違和感を感じずに観ることができた。
ドテコがかわいい。
オンライ
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ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

4.0

購入しているDVDで鑑賞。峯田目当て。
観るのは3回目くらい。5、6年ぶりに観た。

今見ると田西、本当に痛々しい。最初に観た当時は田西に感情移入しながら見れていた気がするけど、今見ると痛いな。自分が
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.5

YUKIの主題歌目当てで鑑賞。
街のとある喫茶店が舞台。そこには都市伝説があり、ある席に座ってコーヒーを注文すると、コーヒーが入れられてから冷めるまでの間過去に戻れるという。といったお話。

4つのエ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

大根監督らしいエンターテイメントに全振りの演出が多々入っており、90年代音楽のノリも相まって、楽しい気持ちで見ることができた。
コギャル時代の女子高生の無敵感。こんな感じだったなーと懐かしくなった。過
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

研究大好きな大人びた小学生、アオヤマくんが主人公。
突然町に現れたペンギンについて友達と協力しながら研究していく姿は、夏休みの自由研究を思い出してノスタルジーを感じた。アオヤマくんが憧れているお姉さん
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の超長尺ワンカットは所々演出に違和感が有りつつも、緊張感があった。そして、超長尺ワンカットが終わってからの本編。冒頭の違和感の正体がネタばらしされていく度に劇場内に笑い声が響き渡る。面白かった。

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