ギャラリーさんの映画レビュー・感想・評価

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ドールハウス(2025年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白い。「サユリ」は消化不良感があったが、その10倍面白い。
いわゆる古き良きJホラーのノリを再現することは不可能というよりは現代の流行りに向いてないからされていない。この作品もそうでオカ
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リライト(2025年製作の映画)

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タイムリープというジャンルはコメディなノリや場面が変わらず展開される話が飽きるので好きではないけど、これは謎が多く練りに練った脚本で面白すぎた。
唯一、自分が死ぬ未来を見て運命から逃れられなかった子は
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リロ&スティッチ(2025年製作の映画)

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スティッチは可愛げのない小さな怪獣でありかなりの害獣。
ナニはいい姉ちゃんであり出来すぎている女性だがサーファーとの恋までは発展しないか。
海から救出時に体重が重すぎて海底の砂を蹴って浜まで進むのは面
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28日後...(2002年製作の映画)

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誰もいない都市が良い。ロードムービー的で平和なシーンも多く、終わり方も爽快で気分がいい。
カメラが激しく動くから見にくいし編集は謎だった。

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

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荒く緑がかった映像。死刑執行の瞬間まで映していたのは興味深かった。分かりやすい嫌な予感を漂わせる意味ありげな台詞と音楽で、幸せの絶頂の弁護士が無差別の殺人に巻き込まれると思ったが、殺られるのは性格の悪>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

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ストーリーはあっさりしてるけど楽しい雰囲気がいい。メンタルの弱いゲイの叔父さんが旅に参加したり車が故障して後ろから押す必要が出てきたり要素が良い。女の子が可愛いしポールダノの顔が良い。あられもない格好>>続きを読む

ひかりのまち(1999年製作の映画)

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早送りやぶつ切りのような編集でずっとテンポが速くなっていて話で何をやりたいのかわからないまま見るがジャックの家出、妹の出産、その夫の事故が同時に起き、最後に愛の物語として綺麗にまとめ上げてて凄かった。>>続きを読む

インポート、エクスポート(2007年製作の映画)

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定職につかずフラフラしている男と、子供を残して働きに出てきた女。目を背けたくなるような介護職のリアル。話も場所も結構転々とするので楽しめた。
最後は和気藹々とした職員たちと対照的な暗い部屋の入居者たち
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

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面白かった。片思い健気伊東蒼が見れるだけでとても嬉しい。痛々しい勘違い青春なんかに収まらない異様なくらいの感情の緩急。父親的存在の古田新太からの伊東蒼のトラック事故は「空白」すぎる。何度も変なオリジナ>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

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群像劇は面白い。フィリップシーモアホフマンが愛おしい。最終的にそれぞれが結びつくわけではないし現実が覆るわけではないけど奇跡が起きて同じ現象に遭う。映像と音楽が良く上質な映画を見た感じがする。

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

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障害者が遊んでいるシーンから始まってセンシティブなテーマの話かと思って面白そうだったが違った。何度でも騙される中年女性の盲目な性欲。白人のデブの中年女性がなぜ黒人に需要があるんだろうと思ったけど金せび>>続きを読む

オルエットの方へ(1970年製作の映画)

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若い女性3人の笑いの止まらない楽しくて仕方ないバカンス。テンション高くずっとキャッキャウフウフしている。オープニングから気分の上がる楽しい音楽。出発まで早く日付の跨ぎも早く長いバカンスもあっという間に>>続きを読む

ミステリアス・スキン(2004年製作の映画)

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終わり方が完璧すぎた。ファンタジックで懐かしい色合いと雰囲気と、ゴードンレヴィットの儚げな美しい顔。頑張ってトラウマに向き合おうとするもショックの大きさに受け止めきれないブライアンが可哀想だ。
友達や
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

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正気を保って職務を遂行しようとする主人公も手に負えなくなる。話のスケールは小さいが怒りの溜まった少年も集まれば大人でも収拾がつかなくなる。

バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

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キットの行動が行き当たりばったりその場の思いつきすぎて段々とホリーが引いて温度差が生まれてくるのが面白い。
ジェームズディーンに似てると言われ笑みが漏れるキット。主演二人がとにかく良い。

ソウX(2023年製作の映画)

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骨髄や脳味噌を取り出したりしっかり痛そうな拷問だった。一番クズな女を最後まで生かしておいて始末せずに終わるのはなぜなのか。助手女の感情の揺れ動きもありつつ救おうとしていた女の子が死ぬのは残念。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

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太陽に照らされて荒原を車で走らせる映像は美しかったがロードムービーなのに追跡する警察側のパートが多くてサスペンスやる気かと思ったし二手に分かれて片方は行きずりの恋までしたり自由な展開で直線的な旅路では>>続きを読む

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

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解説役やミュージカル部分は要らない。キャラの濃さや色彩は良いがストーリーが適当すぎて楽しめなかった。トランスセクシャル星から来た異星人という設定から下品ではないけど肉欲方面に走りすぎていて面白いタイプ>>続きを読む

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

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マリリンは綺麗だけど監督のセンスは刺さらなかった。黒人の少年や元気なドニラヴァンは面白かった。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

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不安要素が多くて先が不穏だったが僅かの可能性を掻い潜ることに成功したようで良い話に終わらせてくれて良かった。カティオウティネンはやはりいい顔をしている。靴磨きや犬は話の中で重要になってこない。普通だっ>>続きを読む

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

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暴力は描かれない。友情と言うにはちょっと浅い不思議な関係性で感動まではいかなかった。

ストーカー(1979年製作の映画)

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面白かった。3人の捻くれたおっさんが一緒になって謎の場所を探検するってだけで面白い。呪われた一族ストーカーが温かい家庭に戻れて良かった。

霧の中の風景(1988年製作の映画)

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大人びた少女と幼いながらにたまに心を理解して寄り添ってくれる弟のチビっ子二人が可愛い。周りが大人ばかりなので余計にちんちくりんな感じが目立つ。
二人を救ってくれたジーパン親切青年は本当にありがたい存在
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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落ち着いた綺麗な映像に生々しい公害の映像が差し込まれる。主人公がモテ男すぎる。知りたいかと言ってまだまだ語りそうなところをぶった切る発砲。

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

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リアルに沿った物語なのであまり面白くはないが、無気力だったり感情的だったりした好きになれないキャラクターたちが最後には気にならなくなっていた。

あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

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設定だけで面白いし仮想世界の中をもっと見たかった。アインシュタインという名前の個体がいたり可愛く思えてくる。耳をつんざくような音の入れ方は良いとは思わなかったが青みがかった映像とかカメラワークが良い。>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

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劇的で物悲しいけど映像の質がとても高くて雰囲気が良く、最初のシーンから惹き込まれた。

ゴーストキラー(2024年製作の映画)

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髙石あかりの持つ魅力と阪元裕吾の脚本を台無しにする壊滅的な演出の時代遅れすぎるアクション。台詞や発声から変で、違和感の塊。
髙石あかりが可哀想だった。

片思い世界(2025年製作の映画)

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挑戦的な設定だがSF展開に転んだりハラハラするシリアス展開になったりして飽きずに面白く見れた。ふと3人のいない景色が映って、何をしても一貫してこの世には干渉できないんだなぁと虚しくなりもする。
ルック
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早春(1970年製作の映画)

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プールという舞台が良い。全体的に古臭い感じはするが水中に飛び込むと幻想的な映像になる。予想もつかないような劇的なことが起きるのを期待してたが雰囲気のいい映画なだけだった。ダイヤを雪の中に紛失して探すこ>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

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戦場のシーンは短い。無実の3人の兵士が隊全体の責任を負わされ射殺される。その中にも死を受け入れる者と処刑寸前まで死にたくない妻に会いたいと泣き叫ぶ者がいる。事を丸く収めようとするだけの上官たちの中でも>>続きを読む

反撃/真夜中の処刑ゲーム(1983年製作の映画)

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シンプルな攻防戦の話だがとても面白かった。追われている男をわけも分からず正義感に従いかくまった一般ファミリーが、襲撃に対して武器やトラップの自作までして対抗してしまう。
それぞれが役割を分担して活躍し
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

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ありえないくらい面白い。美術と編集がこの時代にしてはとても凝ってて質が高い。まさかの二画面構成を使ってきて驚いた。音楽も良くてこの世界観が楽しい。ジェシカハーパーは歌声は男みたいに力強いけど本当に良い>>続きを読む

数分間のエールを(2024年製作の映画)

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挫折を知らない希望に満ち溢れたハイテンション主人公の少年が初めて挫折を経験する話。現実的で厳しくて主人公が可哀想に思えてくるほどだが、純粋に認めてくれる人もいる。未熟者だった主人公も自分の強みを理解し>>続きを読む

蛍火の杜へ(2011年製作の映画)

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年上の優しいイケメンに惚れる女の子という構図のわかりやすい年の差恋の話ではある。絵も平面的で特別雰囲気が良いとは思わなかったが突然訪れる別れは切なくて良かった。しかし直接的なラブストーリーすぎるとも思>>続きを読む

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

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昔滅ぼした動物に人間が罪滅ぼしをするために作られた施設という設定がえぐくて面白い。内容は起伏がないけど豪華な声優がキャラの魅力を作ってたかな。