只野さんの映画レビュー・感想・評価

只野

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ぜひ、全ての方に一切の前情報無しで見てほしい。その体験がずっと忘れられなくなる、そんな映画でした。

アオサギをメインビジュアルに単独で据えたのは英断ですね。視聴後、主人公の嫌悪や葛藤の象徴であると解
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

実写映画をこういう風に昇華できるのか!と思わせる傑作。昨今のアニメ実写映画の売上の伸びに比例して、潤沢に使えるようになった予算・キャスト・時間・スタッフがうまく生かされている。(個人的には不遇な時代か>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

本筋自体はとても分かりやすいのに、細かい展開が予想できないまま気がつけば長尺見終えていた。すごい!

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

IQが低かったが、それ故に欲がなくひたむきに努力できるフォレスト・ガンプのサクセスストーリーが痛快であった。それだけにラストで彼がまず息子のIQを案じる場面は泣ける。改めて、幸運は努力があってこそだな>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。ある意味、究極の身内ネタなのだが、小物のひとつひとつまでユニークに作り込むことで万人受けするように分かりやすい映画だった。

(上記には反して個人的な好みなのだが)、「田舎を必要以上に蔑む
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

幼い彼女は死が理解できないため、弔うことが半ば方法ではなく目的になっていく。戦時中のあの時あの場所にこそ起こり得た、幼い2人の錯覚や、残酷さが描かれている。
日常的に死があり・日常的にお墓を作っていた
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

手法が変われば価値観が変わる。
3Dの映画が流行りだしてから、2Dの画面構成はこちらに迫り出してくる事に捕らわれてしまい、私にとっては退屈になった。が、新しい手法の価値観について学ぶことがどの時代も映
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.6

皆が全力で作っている感じが面白い!
最後が駆け足だったのだが、このクオリティならば前後編になってもいいので、帝一の選挙編~ラストまでじっくり見たかった気もします。ただ、これ以上ゆっくり進行でもグダグダ
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「本当に大切なものは家にある」
ラストのこの台詞を観てからもう一度観て、かかし・ブリキ・ライオンの奮闘はこのために……!と今更ながら発見。他にも観る度気がつくこともあり、何度観ても飽きない名作。

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

公開当時にこの作品を制作したことを思うと頭が下がります。3DCGに劣らぬモーションと、アニメに劣らぬ色彩。

エミリーが不憫だとも思ったが、美しく成仏?していったということは真の願いは「仇討ち」だった
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

二度とは作れないという意味で、かけがえのない文化財ですね。彼らが胸を張って出演している以上は、真摯に観るのが最大の敬意だと思います。
ストーリー自体はなんてことないのですが、各人のなんてことない仕草の
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

(実話を元にした話のため致し方ない部分なのかは分からないが、)主役の下心が多々見えてしまったり、だらしない性格であるのは脚本にとっては逆効果に感じた。まっとうに頑張っているけれども差別される彼の日々を>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

1.8

悪役たちを従え敵を倒そうというコンセプトの映画。
「どうやって悪役を従わせるのか」「首輪が外れたときに、悪役はどんな行動を取るのか」などなど、倫理観の狂ったヒールがどういう仕掛けで正義側につくのかと期
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来る(2018年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

配役はいいけど、それを活かせていない脚本。このキャラクターにはこの人を!と思ったのならば、元のあらすじやキャラクターをもっと大切に展開させて欲しかった。もしくは、大幅に改変するならばせめて「誰がどうや>>続きを読む

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

敵の攻撃ほぼ当たらない等、逆境風ラッキーの連続。ランボーかっこいいなとあまり深く考えないようにして最後まで見た。

前作の陰鬱さ(個人的にはそこが大好きだったのだが、)米ではウケなかったため路線変更し
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ランボー(1982年製作の映画)

4.6

"私の思うランボー"は間違っていたのか。
ラスト5分が衝撃。演技力のある主役に序盤あまりセリフがないのは、ラストに向けての助走だったのか。
アクションもすごいが、それだけじゃない部分にこそ真骨頂を見る
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

タイトルで敬遠していたけど、ようやく視聴。見てよかった。
社会問題への切り込みが見事!日本の貧困の描き方が巧く、終始胸が痛かった。

ラスト、寒いベランダに立ち戻り歌っている少女のシーンが強烈だった。
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アメリ(2001年製作の映画)

4.5

写真集のスクラップを見て、アメリカン・ビューティーのビニール袋を思い出した。過不足なく小さく美しい日常を捉えられる人の作った映画でした。
目を瞑るからアメリに案内して欲しいな。

脚本に世界中を揺るが
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