悪魔の棲むYeahさんの映画レビュー・感想・評価

悪魔の棲むYeah

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I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザー(2015年製作の映画)

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ダースベイダーを演じた役者の交代劇と、もともと演じていたデヴィッド・プラウズの半生をつづったドキュメンタリー。
SWファンでもなんでもなく、プライムでの配信終了間近のリストの中から何となく選んで見てみ
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夏の終り(2012年製作の映画)

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説明をできるだけ省いて、匂わせてくる見せ方。色気というか、品のある映画。

女が、男に内緒で若い恋人へ会いにいく時に、晴天じゃなくて土砂降りになってるところに情念とか後ろめたさ感じるし、本妻と住む男の
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

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誰も幸せにならないというか、考えようによっては幸せ、みたいなダークファンタジーが好きなんだけど、たまにはこういうユーモアのあるやつもいい。
台詞回しが全然違うから、吹き替えで見た方が断然いい。
ミミッ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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少し前から日本のあっちこっちで起こっているような、偶像とか伝統、権威の揺らぎ、崩壊、みたいなことを思い浮かべながら見ていた。同じ物語を別の誰かに脚本書いて撮ってもらえたらと思うくらい、語り口が合わなか>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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パリの空が曇っていたのがいい。
全体的に、原作が色彩豊かなのに対してわざとそうしてみたように、落ち着いた色づかい。
ルーブルと向き合う露伴のところとか、構図も好み。海外で撮影しましたカネかけてます、み
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スワンソング(2021年製作の映画)

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品が良くて綺麗な映画だった。
ただ、同性愛者を主人公にした作品群があれこれ作られているいまの世の中だから日の目を見た、という気もしてる。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

とても良かった。

たとえばジョンウィックとかコマンドーみたいな作品なら、復讐とか奪還のために持ち前の戦闘能力を駆使する。この物語も、そんな感じなのかなと思ってると(しょぼくれて見える主人公が高い戦闘
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

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台詞の中に【神】って言葉が何度か出てくる。
「神には慈悲があるが、あいつ(ランボー)には無い」とか
「お前(ランボー)は何者だ?」「おまえの死神だ」とか。こういうのはアフガニスタンという場所を舞台にし
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

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しばらく前に『希望のかなた』をみて合わないな…と思って、アキカウリスマキ作品2作目。これも合わなかった。ユーモアを生もうとする場面で、この場面おもしろいでしょ?って監督の声が聞こえてきそうな感じ。あざ>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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ターミネーター2を初めて見た時に、液体金属の映像表現おもしろーって思ったけど、ターミネーターのいいとこ上げろって言われたら一番はそこじゃないんだよね。

ジョンとかジョンの母ちゃんとか、数少ない登場人
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

ホラー映画と言えばおっぱい、みたいな人はともかく見るべき。

人間の証明(1977年製作の映画)

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森村誠一の訃報を聞いて思い出した。
岡田茉莉子の凄みが記憶に残ってる。

夜までドライブ(1940年製作の映画)

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タイトルがよくて見てみた。
夜までドライブ。

運送屋の過酷な生活を描くところから始まって、かと思うとユーモラスで、サスペンス寄りにもなって、いろんな方向にベクトルが向くんだけど、のめり込むような面白
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ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

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スティーブンキング好きにはたまらない。過去作のあれこれが混ざっていて焼き直し感はあるんだけど粗悪品じゃないし、見入ってしまう。源流をたどれば、もっと古い怪奇小説なんだけど。

ハリガンが初めてスマホに
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.0

原作既読。だいたい映画はそれに劣るものと思っているのに、これはとても良くできていたと思う。
司法解剖の場面で、被害者との生前のやりとりがよみがえりつつ、目前では肝臓何グラムとかモノみたいに淡々と処理が
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

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バイク運転中に脇見したトム(イーサンなんだけど、結局トム)が車にはねられる場面があるんだけど、その車を運転する人の緊張感とか胃の痛みとか前の晩ちゃんと寝られたんだろうかとか、トムは足折ったらしいけどこ>>続きを読む

ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

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善悪の判別というのがよく分からなくなっている世の中だから、正解なんてものも無い。
生きて、働いて、生きる。やがて死ぬ。

ドキュメンタリーっていっても、映しているものとそうでないものがあるから、たぶん
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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新キャストを何人入れても新しい世界観を持ち込んでも、マイケルペーニャが出ていないからワクワクしない。


検索にアントマンて入れたらエレファントマンが出てきて動揺したけど、たしかに検索機能、お前は間違
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私は確信する(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。

無罪か有罪かはあまり重要じゃないというか、最大の見どころはそこじゃないのかも知れないと思いながら見ていたし、自分がどっちの結末を見たいのかを考えながら最後の数分間を見ていたんだけど
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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よかったな。
座・高円寺、高架下の飲み屋街、演劇、コンテンポラリーダンス、、とあの街に絡む思い出がいくつかあるから、尚更に響いたんだと思う。

ジェイク・ザ・スネークの復活(2015年製作の映画)

4.0

プロレスファンではないし、出ている人の誰も知らないけど、評判の良さを頼りに見てみたらとても良かった。

レスラーを30年以上やっていて、落ち目になり、引退した男がいる。家族ともうまくやれずに酒とか薬に
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

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タイトルから連想したってのもあるけど、現代版・女性版の『坊ちゃん』なのかなって思った。
曲がったことが嫌いで、無鉄砲で妥協せず、実の親とはあんまり相容れなくて、みたいな造形。
近くにいたら友達になれる
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ナショナル・シアター・ライブ「ライフ・オブ・パイ」(2023年製作の映画)

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数年ぶり、たぶん10作目くらいのナショナルシアターライブ。
カメラの切り替わりがせわしないなと思った。早いとこは1〜2秒でどんどん映すものを変えてっちゃう。
ある程度引いたままでしばらく舞台を映してい
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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なんだかんだでクッパがいちばん可愛い。

吹き替えに文句は無いけど、字幕版もいつか見てみたい。

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

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語り口のとぼけっぷりがウディ・アレンぽくて、見る側にも知性というかなんというかそういうやつが求められるところもあり、げらげら笑ってもよし。
3部構成で、2部からがとくによかった。

still dark(2019年製作の映画)

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すごく怖い作品。
盲人が、ある飲食店の料理に惚れ込んで、そこで働くことを志願する。
飲食店だから、刃物はあるし、熱湯は扱うし、壊れ物もあるし、人間関係も当たり前にある。劇だと分かっていても、とくに厨房
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荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

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主人公はストレンジャーなんだけど、それより作品自体がストレンジだったよ。公開された年に見た人はどう受け止めたんだよ。

前半で、冷淡な扱いを受けるインディアンの親子に対して優しく振る舞う主人公の姿は、
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アンテベラム(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

未見の人に対しては、ともかく予告を見るなと伝えたい。あれは糞。
できればフィルマークスその他に書かれているあらすじも読まないでと伝えたい。楽しみが削がれて損するのはあなただから。


よかった。
物語
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(1949年製作の映画)

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八百長試合を仕組まれたのに、どうせ負けると思われて知らされていなかった年配ボクサーの物語。

主演のロバートライアンが、なんというかもう、うだつの上がらないボクサーにぴったりなのね。顔つきから科白から
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X エックス(2022年製作の映画)

3.5

よかった。
老人の抱える鬱屈を笑うことができる人は死ぬほど幸せだ。

ホラー映画はそんなに見ないけど、いろいろな映画に対する愛着を散りばめているのは分かる。それでいて新しい切り口。
性欲(というか愛欲
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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映像はとても綺麗。見とれる。
なのに中身がまるっきり駄目。
登場人物は、事件が起こりそうな予感を自覚しているのに、自ら止めに動くでも他人に相談するでもなく傍観していて、起きた時にあわわわってなる。その
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

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面白かった。面白いで済む話じゃないけど面白かった。
とくに50分を過ぎたあたりで始まるあれこれが鳥肌たつくらいスリリング。

政治的な話は堅苦しくてちょっと…て人にむしろ勧めたい。先入観で見ないのはも
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はちどり(2018年製作の映画)

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#実家最高!みたいなやつの真逆。
なぜ日曜午後に見る映画にこれを選んでしまったのか。という自問を抱えながらの2時間と少し。
なかなかしんどかった。

悪人は出てこない。悪意すらたぶんほとんど無い。だか
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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映像マジックだけで引っ張ってる感のあった前作は面白くなかったし、ワンダビジョンもなんだかなーって感じたけど、サムライミ師の力はすごいよ!おもしろかったよ!ちょっと長いけど!

『死霊のはらわた』見てて
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

開幕がとても不穏で、わくわくした。そこからチンパンジーのエピソードが語られ出されるまで間を空けて、こちらの飢餓感を煽ってくるのもいい。

馬とチンパンジー、と宇宙生物。
どれも人外のもので、牧場主は馬
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

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ウィリアムフリードキン監督作品、と思って見たからか、階段から人が転がり落ちるところにエクソシストを感じて、車が徹底的に解体される場面に恐怖の報酬(あっちは逆に磨き上げるんだけど)を重ねた。

最後の最
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