のぶゆきさんの映画レビュー・感想・評価

のぶゆき

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

美しい映像と不気味さが心地よく、
面白かった。
森の中で、
誰かに見られているような経験は、
きっと誰でもあって、
怖くなる瞬間はあるんじゃないだろうか。
そんな把みから、不審者が現れて、
話はどんど
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漫才ギャング(2010年製作の映画)

3.5

面白いし、
悪くないけど、
ちょっと着いていけないというか、
テンポが独特で後半ようやく慣れた。

やはり朝井浩史がいいですね。
ヒールなんだけど、
大吾にはなめられるし、
強くもない。

でもいやー
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.6

藤ヶ谷くんは、
撮影時にたぶん誰も彼とは気づかれなかったと思う。
全くオーラもなく普通、
いや普通よりも目立たないんじゃないか。

そして、この酷い人を自然に演じられる感じ、なんとも言えない。
豊悦の
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

東出くん良かった。
パソコンオタクにしか見えない。
IT的な知識はないけど、
それでも全く気にならない程度に、
面白いし、何より魅力的なキャラクターが多く、見ていて飽きない。

やはり天才って、金子さ
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

3.8

このテンポの良さと、
一瞬も飽きさせない演出は、
すごいと思う。

セリフの巧みさ、演技の小気味良さ、
緩急のある展開、脚本や演じる人にカット割りなど、とても気持ちいい。

そして感動もあり、
やはり
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.9

韓国の仁義がテーマの映画は、
本当に外さない。
信じることが難しいからこそ、
いろいろな想いで見てしまう。

この話が素晴らしいのは、
ラストだと思う。

最初なんでこのタイミングで、
このストーリー
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モテキ(2011年製作の映画)

3.3

長澤まさみはもちろんかわいいけど、
それ以上に、麻生久美子の重いキャラが好きだった。
そして少し、いやかなり痛いところが、
このモテキの突きつけられる魅力かと。
それ以外はテレビシリーズに比べて、
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.6

清原果那が地味な訳で、
それが健気で可愛く見えてくる。
台湾版に比べて、
コミカルで少しゆるい印象。
清原さんが可愛くて、
彼女の映画だなーって思うと、
岡田くんの
最後の表情が、とても良い。
やはり
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市子(2023年製作の映画)

3.9

かなり良くできていて、
情報の出し方が秀逸。

最初の1時間の密度がすごいし、
後半の流れるような展開が凄まじい。

杉咲花さんは好きだからもあるけど、
みんな夢中になるには充分な魅力と、
佇まいだっ
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.6

確かに話は想像つくけど、
いくつかの独特な装飾がある。

まずはドライバーが女性であること。
あとはネタバレになるので、
書けないけど。
その影の落とし方は、割と好きだった。
韓国の人は、そういう感じ
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.2

後半の見どころは、
言わずもがなですが、
北村拓海さんとの試合だ。

ボクシングの魅力は、
やはり全てをその一瞬にかける
儚さかと思う。
全てを失っても勝ちたい、
もしかしたら勝ちたいというより、
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.0

かなり見応えある前編。
後半どうなるのか…

前編の見どころは、
言わずもがなですが、
勝地涼さんとの試合だけど、
これはボクシングの魅力を
体現しているような試合と演出だった。

負けた奴が輝けるっ
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.6

派手さはないけど、
じわじわと面白さが押し寄せる。

エキストラを演じる宮松の、
現実と虚構がわからなくなる。
これは演じているのか、
本当の世界なのか。

タイトルにあるように、
山下が出てきてから
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

これはもしかして小説より、
面白いんじゃないか。
とさえ思える出来の良さだった。

最初からラストショットまでが、
一つの線できれいに繋がる感じ。
演出やカメラや演技の一つ一つに迷いがなく、テーマがす
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

エルビスって、もちろん知ってるけど、
古き良きアメリカのイメージで、
あまり知らないままだった。

まさか、こんな人で、
こんな境遇だったとは知らなかった。

そして、159分が全く長く感じない。
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愚行録(2017年製作の映画)

3.7

愚行録って、
なんとも言えないタイトルだと思う。

出てくる人が全て愚行で、
嫌な感じなんだけど、
冒頭のバスのシーンがまさにそれで、
痛ましい気分になる。

事件や関わりが徐々に明らかになる展開、
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

松山ケンイチの
かっこよさを痛感する作品だった。
いやもちろん、かっこいいし、上手だとは思っていたけど、今までにない、いや今まで以上に魅力的だった。

終始ヒゲズラで短パンで、ヘラヘラした感じなんだけ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.8

前作を見てないけど、
評価の高さと、トニースコット風の演出を期待して見ました。

いかにも、トムクルーズぽいスタートから、本映画のメインテーマに移る。
この飛行機アクションは、
テンション上がる。
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.9

それってそっちかー
それならそうと言ってくれたら、
と思うけど。

でも、それって言うのが正解かも。

和製シャラマンと言う感じ。

案外みんなショックから立ち直るの、
早い。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.7

小説とはまた違って、面白い。
小説よりも、お互いが惹かれあう、
いくつかの恋愛要素が強く伝わった。

そして、この映画には、
まともな人は出てこない。
何かが過剰だったり、何が欠落している。
現実にも
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

先を想像出来ない前半、
寄生の中盤
更に想像出来ない後半へと話は流れる。

想像できないと言うより、
想像させない裏切って進む。
という感じ。

最初5分ぐらいぼんやり見ていたら、
あっと言う間に目を
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オムレツ(1992年製作の映画)

4.0

このドラマを初めて見た時は、
本当に衝撃だった。
深夜テレビを付けたら、
岩井俊二特集みたいな感じで放送していた。
セリフの面白さと、
高田純次の泣ける演技と、
山崎裕太の子供らしい演技、
そして本当
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王様になれ(2019年製作の映画)

3.4

iTunesを使っていて、
3600曲ぐらい入っているけど、
ピロウズは入っていない。

予備知識0で見たら、
ピロウズ映画だった。
岡山天音がとてもいいのだけど、
独特な世界観だった。

ピロウズ聞
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図書館戦争 THE LAST MISSION(2015年製作の映画)

3.7

後半は、更に加速する。
前回の説明はほどほどに、
一気に戦闘モードに入る。
まさに本領発揮で、
アクションがバシバシ入る。

気持ちいい。

確かに日本のアクションもここまでやる!
というのは気持ちい
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図書館戦争(2013年製作の映画)

3.6

いやいや、なかなか面白い。
説明とトレーニングの前半、
戦闘と恋愛モードの後半、
好きな展開かつエンターテイメントとして
成立していて、潔い。

僕は素手のアクションが好きだけど、
それとガンアクショ
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.7

この世界観いい。

1秒先があるということは、
ジャストインタイムもあり、
さらに…面白い。

そして、更に張り巡らせられた設定が、
伏線となり、話が膨らむ。

都会の郵便局から、
田舎の郵便局へ。
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空に住む(2020年製作の映画)

3.1

多部ちゃんのアイドル映画的な作品。
アイドルではないんだろうけど。

最近より魅力的になった気がする。
映画自体はふーんという感じだった。
青山監督と相性があまり良くないからかも
しれない。

独特な
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

先入観で感動の映画と
思っていたら、淡々と話が進む。
ほぼ収容所の暮らしが描かれていて、
北川景子と二宮和也も、
ほとんど一緒に撮影してないと思う。
それでも、想いや感動は充分あり、
手紙を伝える部分
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

難解。
わざとわかりにくくしている、とも思う。
ただ、それを差し引いても、
面白い。
主人公ターのキャラクターが
魅力的なんだと思う。

表面的にも、
深読みしても、
それは…と感じる行動や発言の数々
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.7

始まってすぐに、
そんな嘘つく人だったっけ?
というセリフがある。 
たわいない中で見落としそうになる。

でもその後、それを裏付けるような
ことが、いろいろわかってくるのだけど、
すごく違和感を感じ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

本当に美しく幸せな前半と、
辛くなる後半と、その対比が鮮やかで、
言葉もない。

たぶん誰でも少なからずある、
恋愛の片思いな部分と、そのすれ違いが、
巧みに切り取られる。

最初は互いに合わせていた
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

やはりこの終わり方なんだと、
改めて思う。

どこまでも抉る西川監督作は、
今作もどちらを選ぶか、
ラスト15分で突きつけられる。
あなたはどちらの人間かと。

そして多くが選ぶ方だからこその、
この
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

瀬尾まいこは、
好きな作家の一人だけど、
原作は未読だった。
独特の柔らかさに包まれた世界観が、
十二分に再現されていて、
かつそれぞれの役者が、
当て書きに思えるぐらい、
的確に演じている。

特に
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

前評判に劣らず、見せ場の多い良作。

他国の描き方や、
海外製薬会社を悪者にする辺りは、
賛否が分かれるというか、
評価を下げる部分だと思う。

それがストレートな韓国の
感情なのかもしれない。

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連鎖(2018年製作の映画)

3.7

時々自分も他人も信じていないんじゃないかと感じることがある。
そんな自分に嫌気が刺すし、本当に辟易する。

自分は主人公のような境遇になったら、
生きていけないだろう。
胸が痛くなる。

卵が切ない。
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.6

久しぶりのガリレオシリーズで、
福山雅治も少し落ち着いた印象だった。
教授になったという設定は、
まさにその通り的確だと思う。

奥さんに見たよと伝えたら、
誰が出てるのか聞かれた。
そう。この人主役
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