年中アンニュイ女子はなさんの映画レビュー・感想・評価

年中アンニュイ女子はな

年中アンニュイ女子はな

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花宵道中(2014年製作の映画)

4.0

「 少しずつ胸に刺したナイフ
血が流れて乾かない、今も

怖くはない、聞きたくない、一緒に傷ついてほしい」

挿入歌の歌詞の通り
心と体ををじわじわ蝕んでいく遊郭という場所で見つけた光と添い遂げたかっ
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

4.0

女性の生き方、葛藤について生理というベースを通してエピソード集にした作品。

生理ちゃん、癖になる可愛さ。

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

新しい文化、特に女性独特のものを革命するってとても大変だとおもう。
迷信めいたことによる文化は壊すのは大変だけど、便利になって救われる人は沢山いる。
ベンチャー企業ってこんな感じなんだろうな。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

皆美しく、野心的。
女性の魅力がけして嫌らしくなく発揮されていた。
観ていて、チームの一員になりたくなる。8であることに意味がある。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.5

すれ違う二人と美しい音楽が儚さをうんだ。

子供の名前をいつか話した通りにすることで恋い焦がれる相手との想いを大事にした。

仕方ない状況で離ればなれになった二人の愛する想い、今の相手との思いがともに
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.5

映像と音楽の美しさを楽しむ映画。
映画だけれど、写真集の動画ver.を観ている感覚だった。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

メンヘラとそれでもいい男の愛。

男へ無償の愛を求めてる女の憧れと怠惰、
女への一途な思いを自分にできる形で表現する汚ならしい男。

こういうカップル、結構いると思う。

そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

親子だと実感するときはあれど、それでも愛情もって過ごした時間には変えられない。

血筋よりも育ち。
育ち=愛情と環境。

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

デジタルに疲れたので、アナログが欲しくなった。そんなときに楽しい映画。

田舎になれると、生活を大切にするようになる。

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.5

この時代を家の中から戦争以外に着目して書かれた珍しい作品。純文学のような構成。

女性が女性に憧れる、
男性への愛に嫉妬する。

あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.5

何歳からでも生き直せるし、
やりたかったことはやったほうがいい。
人目を気にする必要もない。
そんな元気をくれる。

デトロイト・メタル・シティ(2008年製作の映画)

4.0

怒り憎しみ→スイッチ発動→デスメタル

メタルの人は真面目な人が多いんだろうなぁ。洗練された技術が必要だし。

感情の爆発をこんな風に才能にできたら楽しいとおもう。願ったものではないかもしれないが。
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

女性への愛に目覚めた主人公(女)と悲しみへの癒しがたまたま目の前の主人公だったマダム。

冬の空のようなブルーグレーな関係と1950年代のアナログさが物悲しさを倍増させる。人や制度から逃げ出したくなる
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ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

4.0

とにかく爽快感がほしくなったら観てほしい。女同士の楽しさがつまったコメディ復讐劇。

ケイトが常に可愛い

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(2016年製作の映画)

3.5

不遇なお姫様を生涯かけて守りぬく騎士。王道なストーリー展開ですが韓国のこの時代の作品はそんなに多くないので、日本がどのように描かれてるかも含めて一度見てほしい作品。

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.0

家族をバカにしていい理由なんてない。

特にお母さんをバカにする悪しき文化。
お母さん、という存在にすべてを押し付けておいてけなしてかばう、マスターベーション文化。

これはインド人だけの話ではないけ
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やわらかい生活(2005年製作の映画)

4.5

みんななんとなく帰る場所があるけど、そこだけだと死にそうになるのかも。

帰属先ではないけど、ゆるいつながり
やわらかい生活。

それが意外と生命線になってたりする。

寺島しのぶさんの演技が、
ゆる
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アラジン(2019年製作の映画)

3.0

アラジンを実写にしたらこういう感じ。王道な作りだけど他のディズニー同様時代に合わせたヒロイン像になっていた。
叫ぶ→自分が王になる。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

難しいことを考えたくないときに。
なにかやり直したいことがあったとき、記憶をなくすって究極のリセットだなぁ、記憶をなくしたつもりで振る舞ってみるのもいいかも。一種のマインドコントロール的に。

ルパン三世(2014年製作の映画)

4.0

原作が偉大だからこそ難しい評価になりやすいけど、ルパン三世の世界観ってこういうことだよねと素直に思いました。

歴史の長いアニメだから、何か反れたことをやると完璧に忠実な実写を完成図にしてその差を指摘
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

文系のロマンがつまった作品。

自分自身が作品のような、感情を掘り下げる生き方、そんな主人公とそれを取り巻く女性たち。

主人公の晩年の刹那的な様子と監督の花使いで女性たちの方がある意味合理的にも見え
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

理系のロマン。
数字って一見無機質で無感情に見えるけど、皆の揺るぎない共通言語で、物事を精査(より素晴らしいものにする)最高な道具。

そんな数字を使って、世界大戦という大きな物事に挑んでいく物語。そ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

裕福に憧れるも所詮貧しいことがぼろぼろ現れるからこそ、裕福に依存しないと生きていけなくなっている格差が痛烈に感じられた。

半地下の衛生面も、刺激的だった。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

この時代を舞台にした日本映画を鮮やかにリメイクしたらこう、という作品。

女性が環境ごとにやや極端ながら変化していく様子

特別どんでん返しがある映画ではなく、国家に翻弄されていく様子が映画であった。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

多様なキャリアでは生きずらい世の中、結局は自分の心がどこにあるかってこと。

主人公が恋と執筆を通して安心と挑戦の間を葛藤する様子、姉妹たちの生き方、
時代は違えど気持ちがよく伝わる映画だった。

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本当の目的(2015年製作の映画)

3.0

珍しいマケドニアの作品。ストーリーはシンプル。回想なし。淡々と進む作品。

訳のあるもの同士でしか淡々とできないこともある。

ほんと、「とある3日間」という感じで淡々としていた。殺人してるけど。
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

4.5

信じて願っていれば必ず想いは叶うけど、行動すればもっと早く叶う

「もしあのとき」という言葉に縛られて動けなくなってる人に、是非観てほしい映画です。

かぞくはじめました(2010年製作の映画)

3.5

家族になったから愛が生まれた。
自分の都合だけじゃなく、環境で気持ちが変わっていく。
理想論だけではやっていけない子育てと恋と仕事に忙しい主人公の笑った顔は最高でした。

ムーラン(1998年製作の映画)

4.0

父の代わりに戦場へ行き、男の中で活躍主人公の負けん気が爽快。
ディズニーには珍しくアジア圏の話。実写にもなった。

何かにくじけそうになったとき、気が緩んだときに見るとやる気がでる。

ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

4.5

主人公(一人二役)のくるくる変わる表情に惹き付けられて夢中になってしまう作品。

◆導入
アメリカのサマーキャンプに参加したアニーとハリー。顔がそっくりなことからお互いの事情を知ることになる。二人は双
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

言葉のない交流。
心の奥がほどけていくような関係。
人魚姫というより、ETなのかもしれない。

◆導入
生まれたときから首に怪我をしていて声がでない女性。けして美人でも若くもない(設定)。ゲイの老人と
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後妻業の女(2016年製作の映画)

4.0

老人の寂しさにつけこんで大金をまきあげる後妻業。これだけきくとそんなに悪くないものだと思う。殺しがなければ。

大竹しのぶ扮する主人公は、その道のプロ。

本当は愛がほしいんだろうけど、そんなことを極
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

田舎の価値観を総まとめした感じ。安田顕さんの演技すごかったな。

◆ポイント
・嫁不足(性行為の相手不足)、母親の過干渉、娯楽不足、貧困…人間の底辺の欲求が満たされにくい環境にいるもの同士が必死に生き
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。アクションコメディ。

◆導入
落ちこぼれのとある麻薬捜査班5人。お情けで強行班からもらった情報を元にとある大物を追跡する。アジトの目の前のチキン屋で張り込むが、そのチキン屋が閉店す
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画。最後は解釈自由がにごしてある。

導入◆
メイドが人数合わせのためセレブの晩餐会に参加する。そこで出会った英国紳士にアプローチされる。

流れ◆
・晩餐会の参加者は、不倫などでそれぞれの
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