Amiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

スコセッシ監督のエッジの効いた演出に完敗しました!
最後まで彼が何者なのか掴ませてもらえない、ちょっとじれったいけど好奇心を唆られる感覚はなかなか得られないと思います。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5

映画だから展開がやや早いが、心のゆらぎや葛藤がEddie Redmayneを通して痛いほどに訴えかけられる。私は他人だからどんなに頑張っても彼の苦しみはわからないけど、それでもこの映画は今目の前に広が>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.5

国家に命令されてはその通りに行動するように改造された人間が記憶を失い自分を見いだそうとしてもがく様は胸に迫るものがあった。捨てられないものに囲まれる自分は何になるだろうか。

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.5

自分の信ずるものに合致しない他人の性格、信条、慣習を見て「人間ではない」と思ってしまう集団の「正義」の恐ろしさから死と向き合う内省まで様々な事がぎゅっと詰まった映画。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

なぜ自分の命をかけてテロを起こすのか
テロ行為に対して反射的に敵視し敬遠してしまう自分の想像力の拙さに気付かされた。
パレスチナの方々の生活があって、人間関係、コミュニティがあって、家族がいて、切迫し
>>続きを読む

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.5

時代が変わって、新しい世代が前に積み立てたものが壊れていく。それが何ということもなく寂しくて、でも物事の理であって、そういうゆらぎが面白かった。

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

思い出し方を変えることで過去は変わっていく。そして今見ている世界も変わる。そんなメッセージを感じた。

テルマ(2017年製作の映画)

3.5

耳慣れない言葉の音に新鮮な気持ちを覚えつつ、ある少女が親から卒業し生きていく成長物語がとても素敵だった。外の世界に触れて、新しい価値観に出会い、今までとのギャップに苦しみながら前にすすむ。何となく寂し>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

4.0

イザベル・ユベールが好きで観に行った。離れると寂しくて、近いといらだってしまう。勝手だとわかっていても心は止められない。そんな想い出を刺激された。周りの美しい景色も素敵。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.5

人には多かれ少なかれ秘密がある。映画は多少面白おかしく語っているが、でもそれは誰も同じ。着信で誰かが笑ったり怒ったり慌てたり悲しんだりそんな様子を眺めるのはやっぱり楽しい。コメディ映画最高の魅力!

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

4.5

マフィアの話だが、同時に人間関係の話だった。そのときその人にとって何が大切なのか、私たちは取捨選択しながら日々生きている。誰かに強制されたのではなく、見切ったのは自分自身なのだ。厳しいと感じるけれどそ>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.5

禁酒法をテーマにしていたが、法律は絶対守らなければならないのか、正義とは何か、どうしたら人は法律が守れなくなるのか、そういう問いは今の日本でも同じだと思った。大事なのは自分が何を信じ次に何をするか、覚>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.5

奴隷の歴史を垣間見られたきがした。肌の色は一目瞭然でやはり境遇が違ってしまうということを思い知らされる。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.0

原作のぞっとする怖さをちゃんと映画化している。
映画化として新しく売り出す意味をちゃんと持たせている作品。

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.5

結婚って何だろうか、やりたいことって何だろうか、どうして何かうまくいってないように感じてしまうのか。他人のは気づけても自分の幸せはどんなに言われてそのときになるまで見つけられない。身に覚えのあるそんな>>続きを読む