otoさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

非常によくできている映画だからこそ、しんどすぎる。そっち側の人間とこっち側の人間がいて、(その時点でこの人間の性質ほんとキモいよなと思うんだけど)起きた出来事でいったらわたしたちはこっち側の人間なのだ>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

最初のシンバルからはじまる劇伴でもう鳥肌だった。美しすぎる映像(特に光を捉えたもの)、無駄の一切ない気持ちいい会話、あり得ないクオリティの芝居と仕掛けられた脚本。圧巻。素晴らしかった……

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

最高〜だった
話している人を映さず聴いている人を映す視点

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

ものすごくよかった………観終わった後に込み上げてくる勇気と感謝と喜び。
あと衣装が全て可愛すぎる

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

一年の中でも天気が良く光をそのまま綺麗と感じ音楽が沁みるように入ってくる日なんて10分の1くらいしかない。
そんないわゆるたまにある"パーフェクトな日"を寄せ集めた映画。
ベースが何気ない日常の尊さを
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品だった。全員が感情のままに全力で目の前の人と向き合いまくっていて、新宿の街中を歩いている時のように観終わった後どっと疲れた。誰も何も諦めない、自分のために真っ直ぐ生きていてその蓄積に最後な>>続きを読む

#ミトヤマネ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現実に本当に起こってしまいそうである、ということも含め身体の内側からゾッとするような、ポップでかわいいの皮を被ったカルト映画。ホラー映画。
たまに映像が見たことのない、意味わからない(ドライブのシーン
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく良かった。
最初から最後までずっとある緊張感が苦しいけど、その理由は最後まで明かされない。物語はただ、離婚してなかなか会えなくなった娘と過ごせたひと夏の時間を描いているだけなのに
何気ないけ
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

出会いから付き合うまでは結構急速な流れだけどチョルスが爆イケすぎてすんなり飲み込める。
車のドアぶっ壊して夜の高速走るシーンとか今だと思い付かない発想で最高の映像だった。
ありがちな展開で次が予測でき
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

80分とは思えない密度。観終わった後の疲労度がやばい、悪夢見たときの目覚め。
ドラマの内容がこの映画の仕掛けの種明かしになってるのが面白い。ミマの自分のした選択への迷いやマネージャーとファンそれぞれの
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

音楽と映像はやっぱりすごい。
から観終わった後の満足感はすごくあるけど振り返ると回収されてない伏線がたくさんあってん?となるし関係の深まる速度に追いつけなかったりした

花とアリス(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

"引き出しの中にしまっておいて。
いつかまたそれをみつけたらそしたらあたしのことを思い出して"

適当な言葉のパッチワークがどんどん切実になっていく。
ところどころに不思議の国のアリスのモチーフがでて
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北⾵だったり、太陽だったり(2022年製作の映画)

4.0

好きな友達達が自分の部屋で楽しそうに話しているのを眺めているあの感覚に2人きりの瞬間や1人の瞬間に垣間見えるこの時間以外の生活や抱えてる感情に切なさが積もってリアルに一日一緒に過ごしたみたいな感覚にな>>続きを読む

ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お前は最後まで人を疑い信じられないやつだよ
という言葉のままのオチになる
観ている側もどんどん兄のことを疑ってしまうように巧みに描かれていて、最後疑ってしまったことを主人公と同じように後悔してしまう
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

カラッとしてて音楽もよくて良
たくさん伏線が散りばめられてて、振り返ってみたらあのセリフも引っ掛けられてたのか〜となるのが楽しい
結局電気代払わずロウソクにたくさん火をつけるシーンが特に好きだった
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