この作品で初めて、芸術としてのアニメーションを意識した。実写では出来ないであろう、全く同じ構図から異なるシーンへの移行とそれによって表現される曖昧な現実と妄想。現実と妄想の境目を曖昧にするという手法は>>続きを読む
この作品を、都会の農夫としてのトイレ清掃員だと思い鑑賞を始めた。自分の生を引き受けた農夫と同じ、自分の生を引き受けた主人公の超人ぶりを楽しむものだと思っていたが、ラストシーンの涙で、この映画が小市民を>>続きを読む
独特の世界観で、時計仕掛けのオレンジを想起させる。一方で、リスボンやギリシャ、船内の描写がチープに思えた。これは、映像自体がベラの心象を投影しているからかもしれないが、少し物足りなく感じた。