シネオタさんの映画レビュー・感想・評価

シネオタ

シネオタ

映画を観ない人生より観る人生。
自分の為の備忘録。

映画(74)
ドラマ(0)

汚れなき情事(2009年製作の映画)

4.4

美しさは罪なのか。
孤島の女学院という隔離された空間で醜くいがみ合う女たちの三角関係。

オールドミスの美しき女教師、その女教師に好かれたいと躍起になる女生徒たち。この二者の欲望と嫉妬が美麗な転校生に
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切腹(1962年製作の映画)

4.9

息詰まる会話劇と衝撃的な切腹シーン。
今の時代、こんなに顔面ドアップのショットに耐えられる俳優はいるのか。

橋本忍脚本だけに救いのない悲劇的なストーリー。どちらも悪くて、どちらも悪くない。誰が悪なの
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悪いやつら(2012年製作の映画)

3.5

人生、「する」か「しない」かの分かれ道で「する」を選んだ勇気ある男たちの凋落コメディ。

ハッタリと見栄とコネだけで裏社会を渡り歩こうとする男のギャグな生き様に終始笑える。あとは武道家の婿、この男もず
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監獄の首領(2016年製作の映画)

3.5

ちょくちょくコメディを挟んでくるジェットコースタームービー。

刑務所モノだと世の中の生き辛さやしがらみを刑務所という檻で代弁したものが多いが、この映画だと逆に囚人たちの方が生き生きしてて笑った。

関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)

3.9


10年ぶりに再会した男と女。
女に自分の顔を思い出させぬよう、わざと傷跡が付いた横顔を見せるシーンは堪らなくジーンときた。

人魚伝説(1984年製作の映画)

4.3

強烈!権力に対するこれでもかという反骨心が乗り移った白都真理はまさに鬼。

どんな感情であれ、揺さぶられた感情の幅が大きいほど素晴らしい映画だとすれば、この映画は大傑作だ。

カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.8

ストーリーも画の演出も素晴らしく面白かったのだが、大仰な音楽に笑ってしまった。

ヤラセドキュメンタリーを撮った演出家に、
「シカをわざと餓死させて、悲しい音楽を流しただけだろう!」って 。
ヤコペッ
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イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

傑作。いや大傑作!

2163年、宇宙船イカリエXB-1に搭乗した20数名の男女。地球外生命体を探索する目的で宇宙時間2年(地球時間では15年に相当するらしい)の長旅に発つ。味気の無い宇宙食と閉鎖空間
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あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

3.4

連続強盗犯を追う2人の刑事。悪を根絶しようとする一人と出世の為暴走するもう一人。警察という組織のしがらみの中で捥く内に遂に死者が出てしまう。
この事件をきっかけに遂に二人の刑事の間に決定的な亀裂が走り
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.0

結局男は何をしに無法の街に来たのか。
ただただ街をかき回し、殺戮を繰り返しただけ。登場人物全員悪人。まあそれがマカロニウエスタンの醍醐味なのだが。

泥棒成金(1954年製作の映画)

4.0

グレース・ケリーの美しさ!この映画はそれに尽きる。陽の下でも暗がりでも、部屋着でもドレスでもどの瞬間を取っても堪らない!

ストーリーはサスペンスとしてはシンプル過ぎるような気もするが、ヒッチコック映
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M(1931年製作の映画)

4.5

連続少女殺人。手をこまねく警察と、見兼ねて捜査に乗り出すマフィア。

ラストの私裁判のシーン。御託を並べ開き直る犯人と、怒りが頂点に達した市民の顔のドアップ。どちらも狂ったように感情を吐露する様には恐
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

自分の葬式で泣いてくれる人居るかな?出来ればそういう人がいっぱい居るような生き方がしたい。

「いのち短し。」その事にいち早く気づいた人の方が精一杯生きられる。その為にも観ておくべき映画。主人公の男は
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少年と自転車(2011年製作の映画)

3.4

血の繋がりよりも濃い親子の繋がり。
里親と自転車を交換するシーンは沁みるものがある。

胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

2.7

風光明媚なシチリアをバックに破滅していく男女4人。
イマイチ乗り切れず、長く感じた。

真夜中のパーティー(1970年製作の映画)

3.5


キャッキャウフフ盛り上がるゲイ八人衆。
そこにノンケの男が1人……。異分子が混じる事により絶妙に保っていた均衡が崩れ、彼等の友情・愛情にも亀裂が走る。

最後に主人公が食らうカウンターパンチ!他人に
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去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

4.3


連れの女にエロい水着を着させて、それに群がる男を喰っていたゲイ。その男の真の姿を隠し通そうとする超過保護の母と男の凄絶な死を目の当たりにし、気が狂った従姉妹の話。

医者以外全員気狂い。悍ましい作品
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白夜(1971年製作の映画)

4.1


出会い、恋をし、別れ、失望する。その期間たった4日。浮気な楽天家の青年が投身自殺をしようとしている女を助けたことにより物語は始まる。

「今日限り『あの男』の事は忘れて、明日からはあなたを愛すわ。」
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.6


自分の過去に怯える男。その為に酒と女を断ち、銃を手放す。

子供を食わす渋々賞金稼ぎに出かけるのだが、やはり過去の残虐な自分の影がチラつく。そんな中、親友が街の悪人保安官により嬲り殺しにされる。
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それから(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます


男と妻と愛人と美しい新入社員。悪意なき優しさと我儘で3人の女たちをかき乱す。
男は女からの「何故生きているのか?」という問いに言葉を濁す。

そして季節は流れ冬。かつて生きる意味を問うた女性と再会す
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

1.8


体は男、心は女性の彼女。パートナーであった男性の死を彼女への偏見のせいで疑われる。

アレサフランクリンのナチュラルウーマンが流れたり、逆風にさらされたり、唐突に挿入されるダンスシーンなどなど。正直
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます


一言で、名作。

美人5人姉妹。
親見合いで強制的に結婚させられ、しかも「純潔を守る」為に初夜まで処女でいなければならないという悪しき慣習の残るトルコの辺境。

同級生の男子と海で遊んだ為、退学させ
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.2


いやぁ面白い!
私利私欲を肥やす為に火星着陸を捏造する権力側とそれに抗う宇宙飛行士3名と事件記者の戦い。

スターウォーズ顔負けの飛行機アクションと明日に向かって撃て!的なストップモーションのラスト
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

4.1


生き方と死に方。
取り敢えず観るべき映画。それもなるべく早い時期に。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3


なんと瑞々しくて純粋な映画!
演技というよりも、その人そのものをずっと見ているかのような不思議な感覚。主人公の男の子のなんとも言えない切ない表情がたまらない。

普通だったら映画になり得ないような小
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

4.0


出会って、別れて、再会して。自分探しのロードムービー。色んな人と出会って会話をする。色んな場所に行って、見て感じる。その全てがより自分らしい自分になる為の糧になる。
数多くある食事シーンは、全てを吸
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.5


サイコパス VS 復讐鬼

ラスト。復讐を終え、縋るものがなくなったイ・ビョンホンが堰を切ったように号泣する様が何とも言えない。

にしても、流石の残酷描写。アキレス腱をブチ切る場面は観てるこっちが
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

1.0


つまらない。ダサい。見てるこっちが恥ずかしくなる。
雨に濡れても人魚化しないのは何故?

軽蔑(1963年製作の映画)

3.4


映画プロデューサーと劇作家とその妻。

妻であるはずの自分を易々と他の男の元へやる夫を軽蔑し、愛することをやめてしまう。それに気づかず、困惑し女々しく自分にすがりつく様にさらに軽蔑。遂には他の男と旅
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殺人の告白(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


エンターテイメントとして最高に面白い。
しっかり伏線は回収されていくし、最初何かわからなかったシーンも最後まで観ると全て理解できる。(冒頭、バスに突っ込んで死んだと思ってた男がまさかの…!)

ネズ
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6


全編通してブラックジョーク。
サイコなオバさんが大暴れ。

「嘘つくのは、もう辞めたの。」

歪みに歪んだ人間関係。そして、何が何だか分からないうちにハッピーエンド風に終わる。ユペールの虚ろな目が怖
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5


OG版恐怖の岬に出演してたロバートミッチャムとグレゴリーペックが立場を入れ替え、ひょっこり出演。

OGより残酷描写は勝るが、ジワジワとくるおどろおどろしさでは叶わない。しかし、デニーロの怪演は一見
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