Pigsy29さんの映画レビュー・感想・評価

Pigsy29

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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.0

P.A.WORKSお仕事もの新作という触れ込み。でも、シリーズ過去作と比べて、過剰に女の子が登場することもなく、その辺も含めて、生真面目かも。作品全体の空気感も生真面目で、ストイックなのだけれど、それ>>続きを読む

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

4.3

見ていて懐かしさを感じた。子供時代に読んだ児童○○全集にあった、某有名作家の人気小説の児童向け翻案作品と大変よく似たプロットだった。結局、それが、かの有名なハインラインさんの大ヒット小説のことだったと>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.5

伝説の敏腕映画プロデューサーの後を継ぎ、自らも切れ者映画プロデューサーであるポンポさん。その助手となった主人公ジーン君がその才能を開花させるお話。映画作りの過程を通じて、人生を語ろうとしていた気がする>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ヒットラーユーゲントでの若者たちが、完全に映画の中の現代アメリカの若者のノリ。本作の観客の主流派は、アメリカ人やその同盟国人であろうから、作り手さんは、観客達にこう言いたいのかも知れない。ナチスのドイ>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.0

もう10年位前から、度々映画通の知人より勧められて来た「平成ガメラ三部作」。その1作目である本作を、この程ネット配信でやっと拝見。期待値高かったので、ハードルを上げてしまいましたが、何せ5億円程度と控>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

たまにある可愛らしい恋愛のお話と思わせて、意外と異色な恋愛映画でした。最初は、意見も、感性も、趣味も、ことごとく波長が合う二人。案の定、意気投合。付き合って、二人で暮らすことに。それがいつしか…という>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.0

いい感じで始まった青春群像劇。3組の高校生ペアの物語。途中も中だるみはなくて、終盤2組のハッピーエンド、ほのぼのエンドでほっこりさせて、ああ、こういうお話だったんだね、と思わせておいての残り1組の終盤>>続きを読む

ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

4.3

ジョージ・クルーニーさん監督・主演。雰囲気のいいSFディストピア映画というか終末もの。急に訪れた人類の黄昏。しかし、その時、外惑星の衛星の探査に行った宇宙船がいて、そのクルー達はまだ生きている。探査し>>続きを読む

フード・ラック!食運(2020年製作の映画)

3.7

ビックリするような完成度等ではないかも知れません。でも、焼肉愛にあふれた作品だと思います。牛肉をとてもおいしそうに撮ってました。ロースターへの肉の置き方、裏返し方ひとつとっても、こだわりが感じられ、か>>続きを読む

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マフィア裁判を追った「実話」映画です。劇映画ではありますが。とても見ごたえありました。しかし、展開は王道ハリウッド・エンタメ映画とは異なりまして、ああいう作品しか馴染みがない人には、少しつまらないと感>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

4.1

さすがクレしん映画シリーズ。かなり思い切ったお話です。突き抜けています。今回はみさえさん主役。ひろし奪還のため、しんちゃんたちや、跳ねっ返りのトレジャーハンター女子を引き連れ、あちこちでアクションシー>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

4.0

クレしん映画通の知人から、過去の傑作程ではないけれど、ちゃんとクレしん映画の精神を受け継ぐ良作、というような話を聞きまして、気楽に観られる映画もいいだろうと、観に行って来ました。
描かれた絵が実体化す
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.5

陳腐な言い方かも知れませんが、小品だけど、充実の70分でした。「サマータイムマシンブルース」も大好きですが、本作は、さらにブラッシュアップされたというか、いい意味で進化しているように思えました。2分先>>続きを読む

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

4.5

一見さんお断り作品。ただし、シリーズのファンならmust see。とにかく、シリーズの総決算。大フィナーレ。これを見ずして、Fate/stay night シリーズは語れない。
これ以降は、ファンの方
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.5

久しぶりに満足のいくアメリカ製コメディ映画を見ることができました(多忙につき、あまりに多くの映画を見逃してしまいました)。見る人が見れば、斬新な部分、新鮮味のある部分もあるのでしょうが、私は大昔に見た>>続きを読む

弱虫ペダル(2020年製作の映画)

4.3

人気マンガの実写映画版。自転車競技のお話です。小学時代から、千葉の自宅から自転車で秋葉通いをしていた高校1年生の小野田くん。休眠状態のアニ研を復興すべく奮闘するも、アニメ仲間はなかなか集まらず。しかし>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.4

尺が短い小品ですが、充実感というか、満足度は結構高いです。ほぼワンシチュエーションの映画。前半何気なく張った伏線の数々が、後半どんどん回収されて行く様は、ある意味痛快です。高校の先生が、部員4名の演劇>>続きを読む

ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

4.2

「芸は身を助く」お話。故国での政府の迫害から逃れて、フランスへやって来た父子。様々な障害のため、難民認定を受けられず、窮地に陥る。そんな父と自身を救わんとして、少年は一芸を以って、フランスの頂点を目指>>続きを読む

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

人気ラノベ発のアニメで、TVシリーズのフィナーレを劇場版で、という趣向。ただし、本作単品で見ても、それなりに楽しめなくはないのかも。
アニメファンにはわかる言葉で説明すれば、ハルヒと物語シリーズの強い
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

再映されていたので、映画館で鑑賞。スクリーンでは初めて。絵もお話もとてもよく出来ていると思います。
脚本については、映画ファンの知人いわく、宮崎駿さんは脚本家としても天才的。お話に無駄がない、とのこと
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新喜劇王(2019年製作の映画)

4.0

長編映画としては短めの尺。コンパクトにまとめた印象。それでも、チャウ・シンチーさんらしさはてんこ盛り。女性主人公ですが、これまでチャウ・シンチーさんが演じて来た主人公たちの女性版という感じ。変なところ>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

原作は児童向けのリライト版や英語多読用の簡約版を読んだ程度。過去の映画化作品も、あまり記憶にない。そんな私でも、充分楽しく、興味深く拝見。役者陣が豪華ですが、名前だけでなく、実力も兼ね備えた人たちだと>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.1

大林宣彦監督の80年代の作品。今となっては、昭和ノスタルジー作品にくくれそう。ジャンルとしては、ファンタジー+ホラー?。主人公の放送作家さんを風間杜夫さん、突如浅草に出現した異空間?で遭遇した主人公の>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

4.0

とても親切なコメディ映画でした。矢継ぎ早に繰り出されるギャグが、どれも分かり易い。TV文化やポップカルチャーについて多少の知識があれば、どこかで聞いたような見たようなギャグが中心です。演出も親切。大丈>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

4.2

某感染症の関係で再映されたようです。今頃ではありますが、スクリーンで見て来ました。
事前にいろいろ噂は聞いていました。でも、実見しますと十分に面白い作品だったと思います。確かに、勢いでガーーーっと持っ
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.3

完全に一見さんお断り。TVシリーズを見ていることが大前提。
TVシリーズのセリフのあるキャラは、たぶん全員登場すると思います。「変な話」の茶沢氏まで登場するくらいですから。
ムサニのあの栄光の日々から
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

TVシリーズに惚れ込みました。劇場版か?と見まごうばかりの作画、美術。見事な世界観や背景の設定。そして、お話は、ほのぼのとした印象を与える絵面とは裏腹に、かなりきついものですが、続きが気になってしまう>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

苦節2月以上にして、ようやく拝見。大満足。素晴らしいフィナーレでした。前作は、確かに、あれれ?という部分もありましたが、今作で大いに盛り返しました。最早何でもありに近いですが、最終話ですから、そういう>>続きを読む

惡の華(2019年製作の映画)

4.4

ダークな青春ドラマです。でも、主人公の少年は、私なんかより、余程女性との出会いなどに恵まれていたのに、何でああなってしまうのか???…という辺りは、実際に映画本編を見ていただくとして、恵まれていても、>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.4

「あの花」「ここさけ」等を作った「超平和バスターズ」さん達の新作長編アニメーション映画です。岡田摩里さんらしい脚本だったと思います。ここまで来ると、秩父市民でもないのに、背景の景色に馴染みを覚えます。>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

三谷幸喜さんに何を期待するかで、本作の評価も違って来るのかも知れません。三谷さんに警世とか、政治・社会風刺とか、熱い政治ドラマとかを期待されると、三谷さんのファンとしては、お門違いって感じです。
かく
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.5

知人に教わって予告編を見た時から楽しみにしておりました。本編も充分その期待に応えてくれたと思います。

主人公が交通事故のショックによる意識不明から回復すると、そこは誰もビートルズを知らない世界。売れ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

4.4

よくできたSFラブストーリーだと思いました。脚本が野崎まどさんというのも、見に行った理由の一つです。この人の書くお話とは、私は相性が良いように思います。もっとも、この人のお話、特にSF要素をどこまでち>>続きを読む

銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第1章(2019年製作の映画)

4.2

一応私も銀英伝のオールドファンの端くれの積りで、原作にも、OVAにも思い入れがある方なのですが、今作DNTにも愛着が増している今日この頃、大らかな気持ちで楽しむことにしております。

元々、原作者の田
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

痛快な娯楽大作です。
確かに、「シャロン・テート事件」のあらまし位は、予習して行くべきです。
でも、だからと言って、過剰な心配をされませんように。
タラさんの映画ですから、暴力シーン皆無ではないのです
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

4.0

チャン・イーモウさん、日本の時代劇も、お好きなんですね、きっと。それはともかく、お話は、騙しあい、化かしあいの、連続どんでん返し映画。三国演義の荊州争奪戦がモチーフのお話だと聞きましたが、三国演義をた>>続きを読む

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