Demakaseさんの映画レビュー・感想・評価

Demakase

Demakase

映画(285)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ゲロッパ!(2003年製作の映画)

2.7

西田敏行力、一本で乗り切った映画。
うまくまとめているものの、
井筒監督らしさは感じず
彼である必要はあったのか?

アメリカンコメディ風なエンタメなんだけど、敏行には申し訳ないがやっぱり物足りなさは
>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.3

冒頭からラストまでB級を詰め込んだ映画。タランティーノならではの冗長な会話も健在。
B級感をあえて演出してるのはいいけど
再現率が高すぎて本当にB級以外の何者でもない映画になっている。
正直頭空っぽで
>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

3.2

ブラッドベリの名作。
ちゃっかり最後にリスペクト入れてる。

SFで管理社会を描くのはよくあるが、
検閲ではなく本自体を禁止している世界。
こんなに徹底的に取り締まってるのに、
本が流通していて割とあ
>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.7

同性愛もの。
これを男女の話に変えると、単なる不倫の話じゃないかという意見もあるが、
そこが重要なポイントなんだから「変えると」という前提は成り立たない。

アメリカは同性愛に寛容というが、保守的な南
>>続きを読む

ボディガード(1992年製作の映画)

3.2

内容を全く覚えておらず
あのエンダァァァしか覚えてなかったので
あらためて鑑賞した。ら

割とよくできているが
やっぱり例のシーンで
きたきたぁとなって、内容とかどうでもよくなってしまう。

戦国自衛隊(1979年製作の映画)

3.5

良くも悪くもあのころの角川映画。

改めて見るとツッコミどころがありすぎて
笑ってしまう。

とにかく流れる音楽が漏れなくダサい。
強引にねじ込まれた色気シーン

かまやつひろしや鈴木ヒロミツみたい
>>続きを読む

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.6

キャップのつばを後ろにして
ゆっくり握り返してからの
どーん

腕相撲でこんなに熱くさせるのは
世界広しと言えどもスタローンぐらいだろうな。

マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

野球好きには勉強になる映画。
近年日本でも耳にするようになった
セイバーメトリクスを使った球団運営。

スポーツは人がやるものである以上
データ通りにいかないのは当たり前だが
だからと言ってデータが不
>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

3.6

アギレラが可愛くてエンターテイナーであることはよく分かった。
しかし、アメリカはこういうショービズを題材にしたミュージカル好きだねぇ
その点、割とありがちというか、
どっかで見たような内容だったかな。
>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.7

ストーリーは王道のスポ根もので
偉大なる親父への複雑な思いを軸に話が進む。

はっきり言ってどこかで見たようなストーリーではあるが王道だけに熱くなるは間違いない。初代ロッキーを彷彿とさせるシーンもあり
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

いやよく出来てる。というか、きちんと見せたいものとそうでないものを分けて、
潔いまでに徹底してるから、非常に見やすい。

まず、この映画が10年前に撮られた場合、
おそらく、右寄りの人にいくらなんでも
>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

3.9

悲しいまでに因果な話。

最初から最後まで暴力が続くわけだが
幼少より暴力にまみれてきた主人公の
コミニケーション能力のなさがいい。
困ると女すら平気で殴る様は
主人公の暴力的な人格をよりリアルに描い
>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.2

冒頭タルコフスキーのような美しい映像から始まり、トリアー特有の陰鬱な展開が続く。結婚式のあの感じはなかなかに気分が悪くて、トリアー作品だなぁ感じさせてくれる。

ただ後半は、達観した主人公と怯え続ける
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

まず何よりも言いたいのは邦題のオデッセイ。
原題の火星の人でいいものをなんでこんな
センスのない酷いタイトルにしたのか
2001年宇宙の旅から拝借したのだろうが
それと違って本作は神話的要素はないだろ
>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

これがウディアレンか、と思いながら鑑賞。会話劇もさることながら語られる中身も独特で、これはウディアレンその人が
好きか嫌いかで評価が分かれる映画だと思う。

正直1回目の鑑賞では、まったく共感できなか
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.3

話は単純でそれほど新しいものはない。
ただ作家性はものすごく感じる。
音楽や画が良いのとライアンゴズリングの
かっこよさと、俳優陣のアクの強さで
ついつい引き込まれる。
唐突なバイオレンスも容赦なくて
>>続きを読む

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.3

容赦ない戦争描写はいい。
戦争の凄惨な現場とプロパガンダは
よく描かれるテーマだが、
英雄として振舞いながら戦地での出来事ごオーバーラップする演出は飽きさせない。

ただラストは説明過多な気がする。
>>続きを読む

3-4x10月(1990年製作の映画)

3.7

北野武2作目
バイオレンスは相変わらず
今回は自身の脚本ということで武らしい笑いの要素もある。
それでいて前作のような、乾いたむき出しの空気感がある。
この時点で武の作家性が確立されたと思う。
以後の
>>続きを読む

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

3.8

コーエン兄弟らしさも残しつつ
コメディに振り切っていて単純に楽しめる
わかりやすくも良くできたエンターテイメント。
ジョージクルーニーの劇画的なハンサムが
このコメディに良くあってる。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.6

Facebook誕生の話なのだが、そこはフィンチャー監督、さすがの語り口。
世俗的な動機から、天才が世の中を変えてしまうような発明をするが、天才ゆえの人格の問題で、周りの人間を巻き込みトラブルを起きて
>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.4

イタリアの当時の世相なんだろう
救いのない話に胸が締め付けられる。

ビニール傘を盗まれたからって
他の人のを盗むような奴に
見せてあげたい映画

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

オスカー作品の大作ということで
重いテーマや歴史スペタクルでもなく、
エンターテイメントに徹した映画で
面白い。

長い映画だが
バレるバレないの緊張感から、
後半の予兆も余韻もなく繰り広げられる
>>続きを読む

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.7

人種差別を下敷きにした人間ドラマ。
1989年にこの映画が公開されて
オスカーとったのに、30年近くたって
少しは歩み寄れたのかな。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

コーエン兄弟の傑作。
内容はほとんどコメディなのに、サスペンスとして成立させている。
この作風が合わない人はコーエン兄弟作品とは合わない気がする。

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.7

リンチにしては分かりやすい映画。
ただ、それなりにぶっ飛んでいるのは
間違いないし、随所にらしさが出ている。

この映画で一番気になるのは
何をおいても、

ゲロを早く片付けろ!

ということ。

>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.4

硫黄島の壮絶さを描いており迫力もあって
面白い。

二宮君も序盤は緊張感に欠ける感じがあって、これは二宮君だけ現代からタイムスリップしたのか?と思わせるほどだったが、
後半にかけて素晴らしい演技を見せ
>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

宮崎映画の中で一番好きかも
オープニングのラジオつけてユーミンの流れでタイトル出るの最高。

クロネコヤマトがスポンサーになって当時CMしてた。

当初、宅急便ってことでスポンサーの
オファーを受けた
>>続きを読む

シンシナティ・キッド(1965年製作の映画)

3.8

マックイーンが格好いいのは言わずもがな。ギャンブラーとしての誇りを持って勝負に挑むが!?

どこが勝負の分岐点だったのか?
女神に見放されたのはいつなのか?

単純な構造だけに面白い。
ラストの哀愁も
>>続きを読む

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

3.5

親父と娘
渡る世間は鬼ばかり的に見てたら
とんでもない鬼展開になる。

ミュージカルとしての完成度は高く
長きことを除けば面白いし、切ない。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

暴力の権化たるシガーの強烈な印象が
この映画の全てと言っていいほど、物語を支配している。とにかく、顔、声、佇まい、武器まで全てが異様。

原題タイトルを訳すと
老いたるものの国はなしってことだろうが
>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.5

コーエン得意の憎めないアホキャラと
予想外の方向に事態が転がる話。
コメディとしても笑える。
ただ期待を超えるものではなかった

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

評価されない汚れ役 ハリーキャラハン。
典型的なアメリカンヒーローとはまた違う魅力あるキャラクター。

サスペンスとして特筆すべきものもないし、驚きもないが、ハリーと、犯人スコルピオのキャラが立ちまく
>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.5

この映画は、ある程度背景を知らないと
単なる世界観を楽しむだけの冗長な映画としか見えない。

キンザザはまるで、どん欲な資本主義社会の成れの果てで痛烈に風刺しているように見えるが、
その一方で
地球に
>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.6

アメリカンニューシネマの代表作

華やかで、世界一の大都会ニューヨークの最底辺で蠢く男たち。そして友情。

これはキャスティングがまずいい。
男臭くも田舎臭い、ジョンヴォイトが
特にこの映画にマッチし
>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

3.5

切なく甘酸っぱい映画といえば
凡百の陳腐なラブストーリーみたいだが
やはり画がいい。
画がいいから演出も良く見える。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

尺が長いが、色々詰め込んであるので
映画というより、連続ドラマを一気見したような感じになる。


それぞれのエピソードは、確かに
「うまくいく」のでご都合主義感は否めないが、それでも軸のメッセージは一
>>続きを読む

>|