毒つるたこうじさんの映画レビュー・感想・評価

毒つるたこうじ

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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.2

無教養ゆえレムの原作は読んでいないが、これが凄いことくらいは解る。ビンス・コリンズのような……と言うと褒めすぎだけども、実写からアニメーションに切り替わる刹那のドラッギーな感覚は楽しい。

ポケットの中の握り拳(1965年製作の映画)

4.5

シネマヴェーラにて観賞。初見。というかベロッキオ自体はじめてだった。ガレル『愛の誕生』などで知られるルー・カステルの凄絶な演技にドン引くとともに惹きつけられる。まるで痙攣がそのまま映像化したかのような>>続きを読む

デス・レース2000年(1975年製作の映画)

5.0

全身全霊でこの映画が好きだと叫びたい。叫び続けたい。

サスペリア(1977年製作の映画)

5.0

ダリオ・アルジェントの代表作。兎にも角にも冒頭15分間の鮮やかさ。何度観てもうっとりする。

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

5.0

まさか2015年にもなってゴダールの映画に腰を抜かすことになるとは……。

ラブバトル(2013年製作の映画)

4.0

久々に日本公開されたドワイヨンの映画はどエライことになっていた……。「セックスは男女間における戦いだ!!」というのを文字通り体現しているアホらしさは神代辰巳監督の映画を観ているようですらある。いやあ、>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

5.0

トリュフォーやシャブロルの助監督も務めたフィリップ・ド・ブロカによる反戦コメディ。本当に狂っているのはどっちなのか?正気も狂気も、表面上ではわからない。まともな人間など、きっとどこにもいないのだ。大好>>続きを読む

顔のない眼(1959年製作の映画)

5.0

ジョルジュ・フランジュによる医療ホラーの傑作。美しい!!

ゼイリブ(1988年製作の映画)

5.0

たとえ世界を敵にまわしてもこの映画を肯定する!!!!ダメな映画って、そんなことこっちだって百も承知よ!!!!だが『ゼイリブ』を愛さずにはおれない不器用な人間だってこの世にはいるのだ!!!!

追悼のざわめき(1988年製作の映画)

5.0

この世には2種類の人間がいる。『追悼のざわめき』を醜いと感じる人間と、美しいと感じる人間だ。

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

5.0

『神々のたそがれ』を例外とすれば今年暫定ベスト。ベネット・ミラーの映画には独特の寒々しさがある。現実と等しく、救いはまるで無い。ゆえに、笑いが止まらない。

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

5.0

ハル・アシュビーで最も好きな映画。ゴスの先駆けとも言える、悩める少年ハロルドとアナーキーな老婆モードによる絶品ラブコメディ。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.5

スコセッシ大復活!!『ミーン・ストリート』や『グッドフェローズ』に通ずるトラッシーなべしゃり感が最高すぎる。品性?何それ。

アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

5.0

2014年最も衝撃的だった作品。得体の知れない、形容不可能の感情こそ何より尊い。

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

5.0

2014年のベスト1。クローネンバーグの変態性がまたアップデートされ奇妙きわまる映画に。ジュリアン・ムーアの怪演に痺れ死ぬ。

恐怖分子(1986年製作の映画)

5.0

反芻するほどにその不穏な輝きを増す。ノイズにも似た静けさは現実世界における人間関係そのものだ。もたらされる吐き気に耽溺さえする。大傑作!!

やさしい女(1969年製作の映画)

5.0

ブレッソンはドミニク・サンダという至上のミューズを通して言語とは如何なるものか教えてくれる。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

ジョン・ファヴローにはこういったインディー映画を沢山撮ってもらいたい。