ゆうきさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映画の古典であり、今見てもその「良さ」は古びない。物語の最初に張られた伏線がラストで回収されるのを観るとき、「同じ映画のワンシーン」がこれ程違う様相を呈してくるのかと打ちのめされる。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.7

タイトルの通り、些細な変化で未来が変わるというタイムトラベルもの。しかし、主人公が別の未来を望む理由は、他のタイムトラベル作品と違い痛切。観終わったとき、切なさとカタルシスに襲われる。

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.5

今は亡き近藤喜文の最初で最後の総監督作品。進路や恋愛など中学生ならでは悩みを巧みな心情描写で描く。主人公しずくの頭の中の世界は、ジブリならではのイマジネーション掻き立てる世界観!

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.3

これを観たら、明日からのファッションがきっと変わる!!
実際のブランドが数多く登場し、画面全体がおしゃれなファッション誌のような感じ。
豪華女優陣が美しいドレスを纏い、ランウェイを歩く姿は圧巻!
スト
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.7

ストーリーは極めて単純だが、美しい自然と共に映し出される主人公の感情描写は秀逸。"生"と"死"と"時間"の概念をやさしく運んでくれるような作品。特にラスト5分間は、静かな浜辺に揺れる波音を聞きながら、>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.1

「いじめ」、そして「共に生きること」をテーマに、思春期の若者の葛藤を描いた、京都アニメーションにしては少しシビアな作品。誰もが一度は似たような光景を目にしているにも関わらず、あえて直視してこなかった人>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.5

およそ3時間に渡る大作はすべてミュージカルであり、歌と映像の両方で非日常世界に誘ってくれる。革命期のフランスを生きた民衆の想いを歌ったスペクタクル!

時をかける少女(2006年製作の映画)

4.2

細田守のデビュー作。小説、実写も有名な中、細田監督らしい「熱くもほろ苦い」青春をアニメならではの表現方法で描ききっている。山本二三の背景美術は、その世界観を映し出すのに一役買っている。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.2

アン・ハサウェイ出演作品らしい、おしゃれなキャリアウーマンが出てくるヒューマンドラマ。「プリティ・プリンセス」、「プラダを着た悪魔」と合わせて観ると、アンの成長と美しさを堪能できる。

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.6

原作もステキだが、アニメになっても独特の良さがある。CGはこうやって使うんだと教えてくれた作品。思想的にも深く、芸術作品としても非常に美しい。

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

4.2

最高!!
アニメ映画の時から思っていたが、劇場内がこれほどまでに一体になる作品が近年他にあるだろうか?
キャストもまとめ方も、原作ファン歓喜。
さすがは実写化の福田監督。
原作を知らない人、1を見てい
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

平成最後のゴジラ、庵野秀明がこれまでの経験を結集させた作品。エヴァを彷彿とさせるサウンドや画面構成だが、やはりこれは「ゴジラ」であるといえる何かがそこにある。ラストシーンをどう解釈すべきか...生命の>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

映像もストーリーも、すべてが完璧である。世界に誇るべき今敏の名作。マイナーな者たちの紡ぐクリスマスの奇跡。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.2

日本人の魂というものがあるなら、きっとこういうことだろう。健気に生きる人々と美しい夢。宮崎監督の飛行機愛が炸裂している。当時の空気感を知る上でも、重要な作品。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

社会的な問題設定はもちろん、単純に脚本の構成がよく練られている。しかし、その事を意識させないくらい、画面の中で俳優たちが生きている。
ドキュメンタリー出身の監督が世界に認められた瞬間がここにある。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

後半会場から笑いが止まらない、ひたすら爽快な映画。脚本・演出共によくできていて、ホラーのシーンもギャグのシーンも素晴らしい!インディペンデントが日本を席巻した歴史的快挙。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

ひたすらに美しい映画。
これを観たら北イタリアに行きたくなる。
鑑賞後、主演のティモシー・シャラメが主演男優賞総なめにした理由がきっとわかる。桃などの小道具の使い方がうますぎる。

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