ねえさんの映画レビュー・感想・評価

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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.7

映画館で観なかった事を後悔している。
ゴジラの破壊力が凄まじく、観ながら無力感を味わった…すごい…

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

率直に。これが原爆万歳のアメリカ映画だったら観てられなかっただろう。
同情とも違う、整理がつかない複雑な気持ちになりつつ科学者の半生として観ることはできた。

物語を鵜呑みにするつもりはないが、どこか
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

名は体を表す。単なる名前、されどこれほど自分自身のルーツを凝縮したものはない。
名前を呼ぶこと、それが個人が実在していたことを印象づける。お蕎麦屋の光景。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

4.1

久しぶりにサイコな映画やった…日本特有のジトっとしたホラー気質もあって結構好き。
展開は読めるけど、読めない部分が想像を上回るからおもしろかった。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

観た後の余韻も含めて良かった。
いつからか難しくなった普通も、夜明けだからこそ特別な普通に成る。
特効薬や奇跡なんて大それたことじゃない。自分にもできそうな ささやかな思いやりにも、誰かを生きやすくす
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

岩井俊二監督ってほんと行間を映すのがうまくて、登場人物に自分の弱くて苦い部分が重なる重たさがある。
私は特に、夏彦に惹かれてしまった。
親切心なんて単純じゃない、原動力にある贖罪の気持ち。
本人に言え
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

5.0

自分が当事者になった時と、支える側になった時に改めて観たい映画だと思った。

弱さを自認して、打ち明ける強さから孤独は抜けられる。
困難な道のりを1人で歩くのは辛いけど、信頼できる人と一緒なら同じ道も
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

大人の世界と子どもの世界が映像化されている。
ある場面を各登場人物の視点で描かれているので、物語が進むにつれて同じ場面でも厚みが増していくのがおもしろかった。

個人的には「少年の純粋さ」を映像の美し
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渇水(2023年製作の映画)

4.0

施しでは渇きを潤せない。
主人公の水道局員と、ある姉妹の機微の変化を停水執行を通して丁寧に描かれている映画。
蛇口をひねったら簡単にでるような「水」を美しい映像によって印象深く撮られており、
登場人物
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