FRISKさんの映画レビュー・感想・評価

FRISK

FRISK

映画(26)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 26Marks
  • 4Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

4.2

思いがけず見たら最高に良かった。
こういう掘り出し物があると本当に嬉しい。
サラ・ポールソンが魅力的すぎて何回も何回も見てしまう。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.8

にわかには信じられないような内容でありながら、
実際の事件にかなり忠実に描かれているということが衝撃的。
被害を繰り返さないためには
犯行の動機を解明することも大切だろうが、
このようなサイコは確かに
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

芸能界に飛び込んだり、ビジネス始めたり、選挙活動を手伝ったりと展開がめまぐるしい。映画初出演という主役の2人が不思議な魅力を放っており、脇を固めるショーン・ペン、ブラッドリー・クーパーらの演技も見事。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

2.5

サスペンスでもないしホラーでもない。漂う雰囲気はシリアスだが、いわゆる社会派でもなさそう。なんだかよくわからなかった。

アンビュランス(2022年製作の映画)

2.0

この手の作品にリアリティとか求めてはいけないのかもしれないが、ツッコミどころが満載すぎて入り込めず。カーアクションも盛りだくさんで結構お金もかかってそうなだけに、壮大な無駄遣い感があって痛々しい。こう>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

セクハラや性暴力を告発することが、被害者にとってどれだけ困難で勇気の要ることなのか。そのことだけを描くための2時間あまりと言ってよいだろう。粘り強く熱意あふれる2人の女性記者。その活動をサポートする女>>続きを読む

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.6

クリムトの著名な絵画をめぐり、
年老いたユダヤ人女性マリアが時代と国境を越えて争う。
話の軸は法廷闘争ではあるが、むしろ制作者が見せたかったのは
途中で何度も差し挟まれるマリアの回想シーンではないだろ
>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

2.0

ブラックコメディということはわかるが、特に笑えないし登場人物が皆ひどすぎて誰にも感情移入できない。高齢化社会における資産管理云々の社会問題に正面から向き合っているとも思えず、話の展開も支離滅裂。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

紛争の隣にある日常、日常の隣にある紛争。
暗い時代を描きながらも、物語を包み込む空気はむしろ明るい。
生活とは、家族の強さとはそういうものだということを教えてくれる。
役者は皆素晴らしく、映像はどこを
>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

養子縁組を結べば自動的に永住権や国籍が与えられるものだと思っていた。
主演のジャスティン・チョンの演技に見とれていたら、監督も脚本も担当したと知って驚いた。ベトナム人女性の処遇や最後に娘と抱き合うシー
>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

原作に比べて句会の要素が控えめとなっているのは
映像作品なので仕方ないとしても、寒さや飢えや蚤などシベリアの収容所の過酷な環境については、史実であるのだからもっとリアリティを追求して鮮明に描いてほしか
>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.5

ナチスによる恐怖支配に抗ったチェコスロバキアの戦いの記。
あまりにも明白な善と悪。
それが近代の史実であることに打ちのめされる。

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

騙し合い、化かし合いがスピーディに展開。
カメラワークも細部まで凝ってて小気味よい。
ヒュー・グラントのすっとぼけた演技もいい味出てる。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

肥大化したシステムの中で合法的に搾り取られ壊されていく労働者たち。
対岸の火事ではない。AIに管理・支配される働き方はアマゾンの工場と同じだし、保障もなく切り捨てられるだけの個人事業主という境遇はUB
>>続きを読む

カポネ(2020年製作の映画)

2.8

現実と幻覚を行ったり来たり。
あまりにも深い業と寂しい晩年。
顔の傷痕など実物に似せようとしたのだろうが
トム・ハーディのメイクに最後まで違和感が消えなかった。
久々にマット・ディロンを見られたのが嬉
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

子育て方の1つとして実践する人がいそうで怖いな。映画の最後に「危険なのでマネしないで下さい」とか添えといたほうがいいのでは?

ウィリアムズ姉妹も制作に協力していることから映画は概ね事実に沿ったストー
>>続きを読む

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

プーチン大統領の不正を追及してきた男への密着ドキュメンタリー。
自分を殺害しようとした国に男は敢えて帰国する。その男を歓声で出迎える市民。声高にプーチン批判を口にするロシア市民が新鮮に映ることが、その
>>続きを読む

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

4.1

こういった映画は、脚色したい欲求をいかに抑え、事実に沿ったストーリーをどれだけ丁寧に伝えられるかが大切だと思う。その上で、多くの人に最後まで見てもらうためには決して退屈であってはいけない。
この映画は
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

テンポが良くてスタイリッシュ。ザッツ・エンタテインメントな113分。グロすぎないのもGOOD。コリン・ファレルが良い味を出してる。最後の4本指を出すシーンは吹き出してしまった。

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.6

イギリス映画独特のノリとジョークセンスに序盤は少し辟易したが、裁判が始まったあたりから面白くなってきた。法廷でのやりとりは見応えあり。とはいえ、4年間も「拝借」していたら、さすがに法律的にはアウトやろ>>続きを読む

ウェイバック 脱出6500km(2011年製作の映画)

3.3

シベリアの収容所からの脱出行。
サバイバルものとして楽しんでみることはできる。
しかし、見終わってざっくりと調べてみたがどこまでが実話なのか、そもそも実際にあった出来事なのかわからない点がもどかしい。
>>続きを読む

アウトポスト(2020年製作の映画)

3.9

愚かな大局的判断により最も割を食う最前線の兵士たち。
いつでもどこでも起きうることだし、起きてきたことでもある。
そういう意味ではこのストーリーは普遍性を備えている。
注文があるとすれば、最も割を食っ
>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

冷戦下、西側に情報を提供するソ連の内通者と伝達役となったイギリス人セールスマンとの交流の話。
主演のベネディクト・カンバージッチをはじめ役者たちの重厚な演技と抑制的な演出が、実話に基づくストーリーの重
>>続きを読む

アリスのままで(2014年製作の映画)

3.5

3人の子育てを終えつつある言語学者の女性に若年性アルツハイマーの症状が出始める。
派手さはないがジュリアン・ムーアの好演と丁寧な描写でこの病気の特徴がよくわかる作品になっている。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.3

先日96歳で亡くなったエリザベス女王の父親の話。
王族には王族の苦労がある。