もち食さんの映画レビュー・感想・評価

もち食

もち食

映画(800)
ドラマ(44)
アニメ(0)

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

初めてウェスアンダーソン見た
列車の動きに呼応して横にパッパッと行くカメラ、そしてパッパッと行く物語に驚かされる。小説や音楽ではできない(と思わせる)、映画という形式をこれでもかと存分に活かした手腕に
>>続きを読む

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.5

カメラが淡々と捉える、あまりの呆気ない一瞬で、途方もないところまで人物の人生が飛び、その度に目眩がする。物語としてはもはやポルノに近く、特に今どきのホラーなどで相似性を見出すことも容易だろうけれど、こ>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.3

何も起こらないどころか起こりまくってると思うけど

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

車ヲタクの気持ちが初めてわかっただけで、映画としては十分なのである。
俺氏大号泣不可避。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.9

こんなに官能を描ける作家がどれくらいいるだろうか。

怪物(2023年製作の映画)

1.0

ゴミ映画。
誰も悪くない、なんてこと本当に映画においてはどうでもいい。それをそれぞれの視点で描く...みたいな手法もかなり安直でくだらない。コミュニケーションの不可能性は決してこのような形で描くべきも
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.8

中学生ぐらいの時に見ていたら、俳優を目指していたかもしれないと思うぐらい、子役も含めて演技が良い。

深淵を追求するうちに自らがそれに取り込まれ...というのはミステリーの王道の構造であり、本作もまた
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

三宅唱の、登場人物(が表象する実在の人達)へのどこまでも真摯な目線は、観客から本作への目線と混じり合う。

2020年、コロナ禍の街とそこで暮らす人々・なくなる歴史がドキュメントのように記録される。カ
>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

4.2

ノア・バームバック監督が大好きな自分だが、ようやく見れた。
フェイクニュース、COVID-19...現代的なトピックを嫌でも想起させる、時代説話的なモチーフの数々と豊かなタペストリーにネオンライトの光
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.9

井上雄彦がこのポジションでなかったら、あのポジションでなかったら、あり得ない構成/脚本という意味で極めて稀有かつ日本オリジナルな作品。その時点で俺にとっての価値はある程度担保される。オープニングで元が>>続きを読む

>|