もけけブルサミンBさんの映画レビュー・感想・評価

もけけブルサミンB

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犬王(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

異形の子として生まれてきた犬王。
犬王自身は、その異形であることに対して絶望をしているわけではない。ただ、この姿のままであると舞台に立てないという不都合に対して不満を抱いているだけで、口が顔の横につい
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静かな雨(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

3年前から毎日日記を書くようにしている。
日記を書くようになってから、どれだけ昨日のことを忘れているのかを実感でき、記憶などあやふやなものであることがわかった。
今日のことを比較的正確に思い出せるのは
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ザックスナイダー監督xゾンビ
なら観ないとなぁと思って鑑賞。

見せたい画と、やりたいシーンはわかるんだけど、どうしてもストーリーの希薄さにちょいと残念な気持ちに。

正直冒頭のOPのコンテナが落ちて
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

5.0

抜群でした。DVD買います。
キツく苦しい【やだみ】が心地よい。

”自分を憐んではいけない。
自分の能力や個性を自ら貶めることが最も罪深い。“

というような文章(なんの本だったか忘れた)を想起させ
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

5.0

アパルトヘイト(人種隔離政策)を社会のテストのために、暗記しようと連呼していたあの頃を思い出したりした。
それくらい人種差別というテーマが身近になく、ちゃんと考えたことがなかったことを実感する。
ただ
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花様年華(2000年製作の映画)

5.0

恋愛における感情の機微がじわりと伝わってくる。美しい。

言葉の選び方が独特で、普段触れられない言葉に触れられる感覚が楽しい。

汚れた小窓から覗いているような演出が多く、そこに美しく在るものが【汚れ
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

5.0

ゆるやかな川の流れのような映画でした。

悪意が溢れるような大きな出来事がなくても、その平熱の範囲の中での小さな変化にも物語はあって、その気持ちや思いは常に動きそこに在ることが沁み渡ってくるような物語
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クロニクル(2012年製作の映画)

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デイン・デハーンのイケメン成分を摂取するのことに成功。
弱ってるイケメンは最高ですね。

ストーリーの展開は、予想の枠を超えてこないなぁとは思うけど、POV方式(カメラ目線って言った方が正確なのかな)
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ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

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演劇みたいな映画でした。

限定された環境で、役者の出入りがほぼない。
だけど、展開してくいくし、キャラクターごとの役割もわかりやすく伝わる。

色の演出もあったのかな?
主人公たち=赤
かわいそうな
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

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シンプルな構造なのに、観てる人の予測を理解して超えてきてることがわかるくらいに凄い。
設定を都合よく使い回すのではなく、細かい演出にまで描写が丁寧であり、設定への説得力が高い。

個人的にあり得ない(
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キャビン(2011年製作の映画)

3.2

設定と展開構造の映画。

中身のキャラクターのディティールを楽しむというより、設定と展開上必要な役割のキャラを置いただけなので、人間同士の深めのやりとりとか求めてる人にはちょっと物足りないかも。

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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

最高でした。


何故、この仕事をするのか?
という問いに対して、迷って悩んでジタバタしていたテレビシリーズ。
決意を固めて取り組み続けること、という一つの在り方を示したように思います。

何故、この
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

そりゃ泣くしかないだろ、っていうシチュエーションが映画内で多くあり、余白や余韻がないように感じられ自分には合わなかった。
余白が少ないからか、シーンとシーンの間がちゃんと繋がっていないように感じた。
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

2.5

普通に明るい話。BGMが良かった。
主人公の葛藤が弱め、子供が良いやつ。
奥さんも良い人。
ウェイトレスはどこへ。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

5回目くらいの鑑賞。

初めて観た時が大学生だった。
そのあと2年毎ぐらいに観て、同じような感想を持っていたが、
今回は感じ方が異なっていた。

まともな人間になりたい。
自分みたいに生きている価値の
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.2

2019.11.3 鑑賞

主人公の男性と自分を重ねて、ツラくなる映画。
第三者から見ると、自分もこうなのだろうかと思う。

自分自身が大切な人に捨てられて、当時はネタにしていたが、本当はつらかったこ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.2

心赴くままに、なるがままに。森見さんの作品の妄想力が際限なく脳汁溢れるままに、どばどばやって来る良作。
原作や、アニメーション作品『四畳半神話体系』などをまったく観てない人にはわけがわからんシーンが多
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