シャロンさんの映画レビュー・感想・評価

シャロン

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

「真実というのは、それがどんなものでも、
それほど恐ろしくはないの。一番恐ろしいのは、それを知らないでいること」

妻の浮気という真実に対して知らないふりをしてきた主人公、妻と最後まで向き合うことなく
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

庵野監督の最新作ということで観にいきました。
序盤のゴア描写、暴力装置としての仮面ライダーの描き方は良かったですしカットごと絵力はさすがと思いましたが、話が進むうちに悪い意味での庵野監督らしさが出てき
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

はじめはなんだか何でもありで真面目に観てるのが馬鹿らしいなあと思っていたが、中盤くらいからなんとも言えないエモーションの爆発をうけ今まで体験したことが無いような目がまわるような映像に放心状態で画面を観>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

繊細な描写の連続なので観る人によっては退屈に感じるかも、福山雅治が事件現場で仏さんには手を合わさないのに娘には熱帯魚が死んだらちゃんとお墓を作って手を合わせるだぞと説教するところなどキャラクターの性格>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

善人面して手助けしてたくせに相手が離れていったら豹変してモンスター化する男と相手を利用しつつも見下していて要らなくなったらポイ捨てする女、巷でよく見る構図ですが、この監督が描くと意地悪な視点で捉えつつ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

スピルバーグ作品の半自伝的作品?ということで迷うことなく観に行った。
幼年期の映画との出会いパートは汽車の衝突シーンに夢中になるサミー坊やにほっこりしつつ、衝突への異常な拘りに末恐ろしい子…と思ったり
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ポール・ヴァーホーベンの映画はロボコップくらいしか観たことないと思うが、映画の最初から最後までほとばしるようなエネルギーを感じで度肝を抜かれた。これが本当に80歳を超えた人が撮る映画なのか…。聖母像を>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

伝統的ミステリーという感じで気軽に楽しく観れました。興味の持続がうまくて退屈しなかった。
唯一納得できなかった点はフランがランサムにあんな人気が無いところでわざわざ会いに行って殺されるところ、ヤバい奴
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.1

早くも今年ベスト級に面白かった。
147分の上映時間が全く長く感じない。
特に好きだったのキャプテンズディナーのシーン、ラウドロックが流れ始めるところは最低で最高だった。全編にわたってかなりきつめなブ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

死体の視線からの画角や実物とモニターに映る人物のツーショットなど映像的に面白いところは多かったのですが、ストリーとしては最後まで意表をつくような展開はなく若干退屈を感じました。

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

2023.02.11 ユーロスペースにて鑑賞
主演の女の子の魅力がずば抜けていた。
演技と素の狭間というか、演技に慣れた子役には出せないリアリティがあった。
ラストシーンは海がひたすら綺麗なだけに、そ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

90分でうまくまとまっていて肩肘張らずに観るのにちょうど良い映画。ストーリー的にはあっと驚くて展開は無いけれど、ちゃんとハラハラさせらのは母親役のサラ・ポールソンの鬼気迫る演技の賜物。

RRR(2022年製作の映画)

3.8

とにかく絵力がすごくて、どのコマを切り取ってもポスターとして使えるようなかっこいい画面の連続でした。それだけに自分にはコッテリしすぎていて3時間以上の上映時間ははちょっと疲れてしまいました。話的にもも>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

人間関係の脆さ、滑稽さ、救いのなさを見事に描いた作品。相手に拒絶された時に訳もわからず、混乱したり、逆に恨むようになったりと現実でも良くあることだけど映画的に俯瞰で見ると愚かで滑稽に感じる。結局戦争の>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.6

些細なことで生きていくのが楽になることっておるよね

新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

実際の事件に似たような題材を扱ったり志は高い作品だと思うが、絵作りが全体的に人工的に見え過ぎるところが受け入れられなかった。
特に官僚のオフィスがいかにも悪の巣窟って感じで薄暗く撮られているのはちょっ
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.5

ラストは良かったですが、妻の漫画の謎だけでは物語の推進力に欠けるようで多少退屈さを感じました。

愚行録(2017年製作の映画)

3.8

満島ひかりのファンなので観た。陰惨な脚本はもちろんだかわ彼女の演技が凄すぎるのあり只々辛かった。

ある男(2022年製作の映画)

3.9

私は自分の名前が嫌いで改名した経験があるので
この映画は、とても身につまされた。
私とは比べものにならない状況だが、xのように自分ではどうしようも無いような重荷を背負わされた人が別の人生を欲しいと思う
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