このレビューはネタバレを含みます
全裸で雪に飛び込んだシーンが忘れられない。「ほっとした」「怪我をすれば辞められる」、そりゃそうだ。そりゃあ、そうなんだよ。
あなたが踊りを楽しいとまた思えて、本当に良かった。どうか良い人生を。
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幼少期のふたりの美しさったらない。
美しいと表現することもなんだか汚いと感じるほどに、無垢だった。
誰かに笑われても、誰かは見ていてくれている。友だちは大事にする。愛に裏切られても、こちらが恐ろしい>>続きを読む
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理想郷の創造と、その難しさ。
増え続けてしまった命と、予想不可能な文明と種の発展。
ただの人が完璧な世界など創れるわけがなかった。
それでも願わずにはいられなかったのだと、あの時代、察するにはあまりあ>>続きを読む
文句の付け所がないほどに、視点・テンポ感・構成・画角・抽象表現・舞台美術etc全てのデザインが完璧だった。コメディとシリアスのバランス感覚が異常。とことん洗練されていて、やりきっている。無駄・野暮・粗>>続きを読む
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「国境を越せるといいが」
「親友と再会できるといいが」
「太平洋が青く美しいといいが」
「俺の希望だ」
40年かけて監獄以外の居場所を奪われた彼の、太平洋など大きすぎて恐ろしいと言った彼の、この>>続きを読む
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子供に対して「理解して」という言葉は、最早暴力だった。
ちいさなあの子にも眼差しや大事なもの、不安がある。でもそれを奪われても黙っていることしかできなかったのは、何も分からないのに理解したというレスポ>>続きを読む
語られないからこそ想像の余地があって、どこまでも果てがない。この世界に疑問点が無いわけでは無いけれど、それこそ確かなことが何もわからないまま、主人公の視点を追体験をするという楽しみ方ができた。台詞や詳>>続きを読む