白春さんの映画レビュー・感想・評価

白春

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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.2

極めて魅力的な連続殺人犯と主人公の対話劇
拘置所内での会話シーンは凶悪とも似ているが、凶悪よりもよりストーリーが(フィクションである分)分かりやすい
阿部サダヲが連続殺人犯を演じたら、、という期待をそ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.0

量子世界版明るめスターウォーズ
アントマンの特徴である、家族愛、物体の拡大と縮小、アリを最大限盛り込んだ、とても楽しい映画
カーンもとても恐ろしく、フェーズ5の期待が高まる

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

伊坂幸太郎原作、ブラッド・ピット主演のアクション映画
アクションも会話もスピード感がとことん爽快で、見ていて本当に楽しい
個人的には話しかけられる度に何を期待してるのか、sex thing...?と言
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

エヴァンゲリオン新劇場版の完結編。
前作で精神的に折れてしまったシンジくんが、どのように世界と向き合うのかを描く。
ネルフ以外の市井の人々との交流が秀逸で、アスカやレイの変化を伴いながら、ごく自然にシ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

シン・ゴジラと同じく、禍威獣や禍威獣の対策組織、禍特隊のリアリティを上げると?という特撮映画。
メフィラスとウルトラマンのやり取りや、戦闘シーンはとても格好良い。
ただ、ウルトラマンが浅見を執拗に嗅ぐ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

トム・クルーズ主演の戦闘機映画。
ミッションの難しさが格段にわかりやすくなっており、何も考えず100%楽しめる。
エースコンバットのような無茶なミッションを、実際の戦闘機で遂行する様は圧巻。
様式美と
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.7

空から迫る謎の恐怖を描く、スリラー映画。
「謎」の正体は突拍子もないが、動物との「見る」「見られる」関係による恐怖とリンクすることで、「謎」の恐怖がより身に迫る。
ラストシーケンスの西部劇っぽい感じは
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

バットマンの悪役、ジョーカーの誕生を圧倒的なリアリティと絶望感で描く。
貧困、才能、自身の精神疾患、母親、、全てが主人公をジョーカーへと追い立てる。
ひろゆきの言う「無敵の人」に近い。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.7

主人公が公演を通して、妻の死を受け入れていく物語。
果たして自分は妻のことを分かっていたのか、本当の意味で気遣えていたのか、といった問を、瀬戸内の美しい風景を背景に、共演者や運転手と解き明かしていく。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

時間の逆行を利用したタイムトラベルサスペンス。
過去に戻るためには、逆行時間軸を1倍速で進まないといけないというなんともかったるい設定が、息をつく間もないアクションや、真綿を締めるような世界の危機を産
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告白(2010年製作の映画)

4.0

松たか子の存在感が素晴らしい、学園サスペンス映画。
先生の娘を殺したのは誰か?という疑問を軸に、疑わしい生徒の家庭環境と、先生の復讐劇を描く。
サスペンスとしての面白さもさることながら、映像の綺麗さ、
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.5

ハイテンションな金融詐欺映画。
おじさんレオ様が、詐欺口調でテンポよく目まぐるしい物語へ誘う。
スカッとしたいときに見たい。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.5

現実にあったルパン三世という趣の映画。
若いレオナルド・ディカプリオの奔放さと、トム・ハンクスの生真面目さのバランスが素晴らしい。

グレイマン(2022年製作の映画)

4.5

アベンジャーズでお馴染みルッソ兄弟のスパイアクション映画。
正直期待してなかったが、見始めると凄すぎた。
クリス・エヴァンスがコテコテの悪役で、物語に入りきれなくなるかと思いきやあら不思議。
ライアン
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

風刺要素の多い、バカバカしいコメディ映画。
隕石が落ちるという確かな証拠に対して、政府、メディア、民衆のバカバカしい対応を描く。
こんなことあるわけ無いじゃん!とは言い切れない薄ら寒さがある。
三体と
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

テンポはゆっくりなのに、一瞬たりとも目が離せない、子連れ狼的映画。
マチルダとレオンも寂しい人で、徹頭徹尾切なさが漂う。
エンディングの曲も素晴らしい。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

「犬を殺しただけなのに」で名高いガンフー映画。
キアヌ・リーブスがかっこよすぎる。

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

クリストファー・ノーラン監督の、夢SF映画。
夢の中の夢の中の、、という世界観が魅力的だが、スパイものとレオナルド・ディカプリオの組み合わせも素晴らしい。
ラストは、「あんなに苦労したのに、、」という
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天気の子(2019年製作の映画)

3.0

ある男の子が天気を操れる女の子に出会うボーイミーツガール映画。
天気を操る描写は素晴らしいものの、男の子と女の子の勝手な行動に戸惑ってしまい、ハマれなかった。
個人的には、ラストシーンの世界を迎えたあ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

韓国発のアカデミー賞作品賞受賞映画。
美しい映像の中で、貧しい家族が豊かな家族に寄生していく。
前半は貧しい家族のバディ感が素晴らしいが、後半からは一気にスリラーに傾く。
一瞬たりとも目の離せない素晴
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

デイミアン・チャゼル監督の、傑作ミュージカル映画。
テンポの良い場面転換と、聞いたそばから口ずさみたくなる音楽で、王道ラブストーリーに引き込んでいく。
ライアン・ゴズリングのアンニュイな表情と、エマ・
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

クリストファー・ノーラン監督の宇宙SF映画。
SF的な仕掛けが人間関係のエモーショナルさにつながる、という王道SFのストーリーはさることながら、道中の星の描写の圧倒的なスケールが素晴らしい。
特に水の
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

トム・クルーズの戦闘機映画。
今見るとさすがに迫力の乏しさを感じたが、トム・クルーズの若さとかっこよさが弾ける。
裸ビーチバレーや、坂の上のキスや肝心なところが見えないラブシーンといった、様式美的なシ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

ロバート・パティンソンがかっこよすぎるバットマン。
クリストファーノーラン版が好きだったからか、あまりハマれず。
謎を地道に解いていく感じは良かったものの、リドラーの目的が最後まであまりしっくり来なか
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

新海誠監督の、男女入れ替わりものアニメ。
入れ替わるのは男女だけかと思いきや、、という仕掛けや、広大な災害描写がとても素晴らしい。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

1962年のアメリカ南部。
黒人差別の酷い地域をピアノ演奏して回る、デコボココンビのロードムービー。
ふたりとも気持ちの良い男たちで、すぐに感情移入できる。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

こんなおしゃれな恋はしたことないが、した気になる映画。
大学生の二人が恋を始めて、社会人になって恋を終えるまでの話。
大学生のうちは自分たちの可能性を無邪気に信じていた二人が、社会人になり地に足をつけ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

声優とアクションのかっこよさ。
乙骨の万能感に惚れる。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

3dが前作よりも格段に見やすくなった上に、水とメカ描写が素晴らしい
個人的には、森の中で子どもたちがスカイピープルから逃げるシーンにおいて、弾丸が観客側に飛んでくる所がよかった