Hipoさんの映画レビュー・感想・評価

Hipo

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総理の夫(2021年製作の映画)

3.1

娯楽映画として深く考える事もなく、息抜きにはいいくらいの軽さ。
考えるとあり得ない事ばかりだけど、突っ込むのは不粋だ。
気楽に、きらーくに。

セルピコ(1973年製作の映画)

3.6

ヒッピーの格好で自由な一人狼と思いきや、その実は警察の正義と汚職に立ち向かうための信念を秘めた男の渋さ。
私が今持つアル・パチーノのイメージとは全く違って、でもそれがしっくりくる、素敵な役柄だった。
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.4

第二次世界大戦をロシア側からの視点で描いているのは不思議とあまり接しなかったなぁと実感しながら。
二人の主人公が渋い。複雑な関係性を描くには大切だったかもしれないけど、そこに恋愛のもつれが生じるのは、
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

すごかった。
辛いし、痛々しいし、グロいけど、それでも目が釘付けになるのは俳優陣の演技力の素晴らしさ。
佐藤二朗さんのシリアスな演技は勿論、伊東蒼さんは今後がとても楽しみな役者さん。
保冷箱の中のビー
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.4

阿部寛さんの演技が秀逸。ある意味可哀そうで情けない堅物おじさんなんだけど、その一生懸命さとプライドの塊をとても良く表現してる。
ストーリーは上手く行き過ぎ感あるけと、楽しんで観れた。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.5

綺麗すぎ・出来すぎな話ではあるけど、それぞれの描写は共感出来る部分がある。
歳を取ることも老いることも死ぬことも、だからこそ生きていられると思うことは多い。
永遠の美しさも命も、私は要らないし耐えられ
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U・ボート ディレクターズカット(1981年製作の映画)

3.6

息を呑む展開。極限での行動。死を目の前にして、そして真っ黒になっていく状態でどこまで自我をコントロールできるだろうか。
そして衝撃のラスト。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.7

え、まさかこんな終わり方?いやきっと違うはず…。それは残酷なのか、純粋なのか。
差別も偏見も実際は要らない。知らない方が幸せな事もある。けれど、知らないと生きていけない生活もある。知ってしまえば失って
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.5

瀬戸内寂聴さんをモデルにした映画と言う事で、鬼は出家した後に感じた何かしらかと思っていた。
しかし、そうではなくきっと鬼のような存在はそれこそ人間。また女。
自分自身の人には言えないような嫌悪も、何も
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

劇場で観た人に感想を聞いた時、あまりいいイメージではなかった。それがあったからか、思いの外面白く見れたというのは変な感じだ。
全体的に陰鬱とした空気感があるが、それこそ村上春樹さんの作品らしい。
西島
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

切ないし、辛い。
それでも待つ身として、彼の一言でへろへろになる表情は秀逸。
私は種別的にはスミレなのだろう。ただテルコの感覚が全く分からないでもない。
ない物に憧れる気持ちもまた。
都合のいいだけの
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.7

看護と親の病気や寿命…とても深くて難しいテーマだ。
そこから明確となった事件。
看護師役の松山ケンイチさんと検事役の長澤まさみさん2人のシーンが多かったけど、それを見せるのはお二人の演技力ゆえ。
どち
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

最近はハリウッド作品あまり見ないけど、面白かった。長尺だけどそれを感じさせない展開と演技力。
ユーモアが効いていて笑えるし、魅せるし、だからこそ後半のシリアス感もより際立つ。
無音映画からトーキンに変
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.3

あまりに出来すぎたファンタジー要素もあるけど、それを忘れさせる様な俳優陣の演技が素晴らしい。
特にやはり大泉洋さんは格別で、こんなシリアスな役もこなすその幅広さもすごい。
その演技力に引き込まれて、涙
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.5

最初のコメディタッチの部分から引き込まれた面白さ。最後までそんな感じかと思ったけど、途中からの変化のギャップがまた良く。
長谷川さんの表情の使い分けの巧みさも綾瀬さんの天使のような存在感も素敵だった。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

賛否両論あるけど、私は単純に世界観が好き。そしてこの作品こそ世界観がまず最初にあるんだろう。
今までの宮崎駿作品のあれこれがあるからこそ、の世界観が。
世界観と共に繰り広げられる時間感。世界も宇宙も生
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百花(2022年製作の映画)

3.7

認知症の症状が酷くなっていく母と、離れて暮らす息子。号泣。
美枝子さんの演技が特に素晴らしかったし、菅田将暉さんも良かった。二人それぞれの立場と複雑な感情などの表現が絶妙。
短い時間の中で記憶を失って
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.8

大好きなSIA、初監督作品と知り早速。とても良かった。SIAの世界観が存分に表現されていて。
音楽とそのシーンは勿論の事、ストーリーも良かったし、俳優陣が素晴らしかった。
抱き締めるという事、包むとい
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ハード・コア(2018年製作の映画)

3.3

メンツ的にコメディと思ったけど、そういう訳ではなく。笑える部分はあってもそれはそれぞれの演技力が為せる業というか。
ハードボイルドでSFだったりする。人情ドラマも感じつつ。不器用さと器用さ、そこに介す
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

久々のガリレオシリーズ。
巧みな俳優陣が揃い、豪華。だからこそ表現できる大人達の秘密劇。
過去に背負った傷と因縁。皆が誰かを守る為に作られたストーリーの先に。
本当それぞれの俳優さんがそれぞれに素晴ら
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

久々にボロ泣き。
本当の辛さと幸せと安心感。引き裂くのは世間体。勿論決められた事に従わないのは悪い事だけれど。
苦しんだ故の安心を求めた先の規制による善悪と切断。
何も幸せにはならなくとも、決まり事と
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.6

境遇は勿論違うけど、共感できる所もあり辛かった。
女や立場の弱さと生き辛さ、強さの裏の脆さ。
爽快さもあるけれど、本当の傷とそれを隠さないと生きていけない存在の切なさ。
その色々が。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

いやぁ、想像以上に初っ端からグロかった。
阿部サダヲさんの猟奇的な部分が最近すごく引き立ってきてギャップがすごい。
ハラハラするストーリー展開とエンディング。一回で消化できない難解さも。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.6

ムーミンの原作者、トーベ・ヤンソンさんの伝記映画。
相手に認められた自分の世界観と共有した二人だけの合言葉。それは特別で二人だから、のはずだった。けれど違っていた。私だけだった?という絶望感。
それが
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

前作を鑑賞後、すぐ2作目を。
1作目が凝られていたから、もう一捻り…とは思った。
華丸さんの登場はインパクトあった。
やはり俳優陣の配役が面白い。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.4

原作のマスカレードシリーズを全読破した後、どういう世界観で実写化されているのか気になった。
読み終えたばかりだし、端折ってる部分や辻褄合わせの部分が気になったのは仕方ない。
ただ俳優陣があまりにも豪華
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大河への道(2022年製作の映画)

3.5

なるほど、そういう考え方があってそれをこういう切り口で…というアイデアから良かった。
俳優陣の息の揃ったやり合いも良く。
伊能忠敬が偉業を達成したという事は勿論知っていても、何事も一人でやれる事はない
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カクテル(1988年製作の映画)

3.4

かなり前に一度観た事はあるはずだけど、印象が全く違う。
トム・クルーズのモテっぷりやいけ好かない男感、でもやっちゃうらしさが今だから分かる感じ。
年齢を越えた同性間の、嫉妬や憎悪もありつつの友情も。

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

裏の裏とまた裏。やっぱり面白かった。
回を重ねる毎に個性にも磨きがかかっていく。
瀬戸康介さんの堂々たる表情も良かった。勿論他の皆さんは言わずもがな。

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.6

とってもハートウォーミングな作品。1も好きだったけど、こちらも良かった。
日本とアメリカ、ペット事情も環境も全然違うと思うけれど、根本にある生き物に対して生まれる愛情や感情は共感ばかりだ。
温かい涙に
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JFK(1991年製作の映画)

3.5

実に3時間半弱の大作。でもそれ位長くないと全然内容を伝えられない事実。
私は本の『2030年の真実』を読んだ後での鑑賞だったから咀嚼出来る部分が多く、その順番はとても良かった。前知識ないと難しすぎるだ
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.8

ずっと観たかったアレサ・フランクリンの伝記映画。
良かった!もうとにかく歌の力が凄くて、後半は始終うるうると涙ばかりだった。
歌詞の内容もジェニファーハドソンの歌唱力も最高。
もし映画館でまたやる事が
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.4

気軽に楽しめる娯楽アニメ映画。
個人的に1は映画館で観たものの、あまり響かず、2も同様。
字幕版も観てみたいとは思いつつ、そこまで至らない感じ。
でもやっぱり違うんだろうなぁ。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

続き物の映画はあまり手を出さないが、前々から気になっていた作品を初鑑賞。
世界観も好きだし、主役のエディレッドメインがやっぱり素敵。
ハリーポッターシリーズは一作目しか観てないけどこのシリーズの方が多
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チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

3.3

今の社会情勢を受けての作品だと思うけれど、それを映画として外に出せるようになったの時代かなとも。
どんな事件や事故も、自分と関わる何かがあってその重大性を知ることは当然だ。
大きな出来事としての問題提
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人生の約束(2016年製作の映画)

3.3

守ってきた伝統を蔑ろにされた挙げ句失ってしまう怒りや虚しさが伝わる。
でもストーリーの構成が若干弱いかなぁと。
複雑なようで全体的にあっさりしている印象だったのが、俳優陣が良いだけに勿体ない気がした。
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