ひらもちさんの映画レビュー・感想・評価

ひらもち

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スパルタンX(1984年製作の映画)

3.8

子供の頃、本作に登場する黄色い三菱のバンを気に入っていた記憶。
改めて観るとやっぱりツッコミどころが多い。

ジャッキー、ユン・ピョウ、サモハンの三大香港スターが勢揃い。
コミカルだけど、しっかりとカ
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

少し昔にテレビで観て好きだった作品。
久しぶりの視聴。

ポップな強盗モノ。
金を奪う場所も手順も他の作品ではなかなか見ないので、ワクワクする。
アンラッキーなローガン一家なので、多少手際は悪い部分も
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.3

前作より相当パワーアップした本作。
力が入りすぎて2時間越えの尺に。

オープニングとエンディングの謎にオシャレな音楽とネオンっぽいフォントが不思議。

スプラッター描写は前作と同等かそれ以上で、かな
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トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

3.7

シリーズ3作目。
脚本はそのままリュック・ベッソン。監督は前2作から変わった。

本作もツッコミどころは本当に多いけど、そこは重要じゃない。前2作のファンを裏切るような改変などもない。

格闘シーンは
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トランスポーター2(2005年製作の映画)

3.8

シリーズ第2作。
相変わらずステイサムのスタイリッシュなアクションが拝める。

前作から舞台をアメリカに移し、愛車もBMWからアウディに。

色々と詰めが甘くツッコミどころは多いが、本作で重要なのはそ
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.3

ずっとヤクザが主人公の映画だと思っていたけど、刑事が主人公の映画だった。
とはいえ、この刑事が非常に暴力的なので、実質ヤクザと言っても過言では無い。

本作が初監督作品とは到底思えないクオリティーの高
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

ついに観れた…!
北野映画の中でも非常に評価の高い名作。
実写の邦画では一番好きかもしれない。

おじさんたちが青春を取り戻す物語。
南国の美しい風景の中、男子高校生かのように遊びふざけているおじさん
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ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.8

ステイサム版ジョン・ウィックみたいな作品。
ステイサムファンが求めていたものがここにはある!!

ひとりで集中して観る映画じゃない。
何人かとワイワイ盛り上がりながら観た方が良い。
物語の登場人物と同
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クロッカーズ(1995年製作の映画)

3.9

オシャレな音楽と共に死体の画像が流れる衝撃的なオープニングで始まる作品。

黒人を取り巻く社会問題をダイレクトに描いている。

低賃金で死に物狂いで働くか、犯罪に手を染めるか…。その2つしか選択肢がな
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

長尺なのでなかなか何度も観るのが難しい作品ながら、あまりにも好きなので何度も観ている作品。
ノーラン監督の作品は観れば観るほど新しい発見があって良い。


本作は宇宙や物理学の要素が強く、知識がないと
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.2

去年のクリスマスシーズンに観た「ホーム・アローン」以来、久しぶりの金ローでの視聴。

背景はさすがジブリというだけあってとても綺麗。作画も良いけど、駿監督作品と比較してしまうと劣るかなという印象。
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ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)

3.5

EAの人気レースゲーム「ニード・フォー・スピード」の実写映画化。

NFSはとても好きなゲームで何作か遊んでいるけど、何作目をモデルに作られたのかはサッパリ分からない。
多分オリジナルで新たに作られた
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

非常に評価が高いので気になっていた作品。

全編のほとんどのシーンが1箇所で撮影されているが、それでも面白い。
会話劇が中心となっており、その点、いちいち場所を変える必要がないため、1箇所のみでも全く
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.9

傑作として名高く、非常に有名で今なお人気を博す作品。
意外にも主要な映画賞はノミネートに留まり、受賞はしていないという。「パルプ・フィクション」や「フォレスト・ガンプ」といった傑作と争っていたこともあ
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.7

ここ最近よくニコラス・ケイジの名前を耳にする気がする。ノリにノッているのかな。

有名な都市伝説「This Man」を彷彿とさせる設定。
普通にホラー・スリラーとして視聴を始めたけど、現代社会に対する
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Broken Rage(2024年製作の映画)

2.0

初めての北野映画に本作を選んだのは間違いだったかもしれない。
恐らくは今までの北野映画のセルフオマージュが含まれていたり、懐かしのコントやバラエティー的なお笑い要素が含まれていたりすると思われるのだが
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.7

リュック・ベッソンが監督・脚本、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ロバート・デ・ニーロやトミー・リー・ジョーンズなど著名俳優が出演している、豪華なコメディー作品。
豪華すぎるが故に、ハードルも
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ソドムの市(1975年製作の映画)

3.1

激ヤバな映画として有名な本作であるが、想像していたほどエグい作品ではない。というより、想像していた方向性と違った、という方が正しいのかもしれない。
個人的には「セルビアンフィルム」の方がしんどかった。
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

3.0

体調が優れず家でぐったりしている時に、何もすることがないので何か映画を観ようと思い、買ったばかりの本作をチョイス。
何も考えずに観られる作品だと思っていたのだが、まさかメッセージ性の強い作品だったとは
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.0

無修正の配信って可能なんだ、という驚きが強い。

非常にグロテスクで暴力的ながら、モキュメンタリー映画として優れた作品。
ただグロテスクな描写を盛り込むだけでなく、しっかりとテーマ性を持っており、ファ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

リミナルスペースから脱出する話だと思ってたら違った。リミナルスペースは話のメイン要素じゃなかった。

自然の生息環境を模倣して作られた動植物飼養場である「ビバリウム」や、本作の冒頭に差し込まれるカッコ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

原爆の父、オッペンハイマーの伝記映画。
ノーラン監督のファンであり、世界史好きでもあり、最近ほんの少しだけ物理をかじった身としては、必ず観なくてはならない。

ノーラン監督の作品としては珍しく性描写が
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殺し屋1(2001年製作の映画)

4.1

タランティーノ監督がファンを公言するなど、海外で人気の作品。

原作を最近読み始めたけど、色々と変更が加えられ、もはや別物となっている。
それゆえ、原作から入ったファンは本作を受け入れ難いと思われる。
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.4

ヤクザ関連の映画としては少し変わった作品。
潜入捜査官でありながら、別に正義に燃えている訳でもないという。容赦の無さも良い。

アングラな雰囲気がたまらない。ほどほどにグロくて、格闘シーンやガンアクシ
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来る(2018年製作の映画)

4.4

タクシーが吹っ飛ぶカーアクションのシーンだけ知っていて、ずっと気になっていた作品。
純粋なホラー映画というよりは、少しマンガっぽさがあって面白い。原作は小説だけど。

心霊現象の描写に非常に気合いが入
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渇き。(2013年製作の映画)

4.1

ほとんど前情報を仕入れずに観たので、予想外な作風に驚かされた。
胸糞悪いが乱立してるし、登場人物がもれなくロクでもない。

オープニングがまさかの演出。オシャレな雰囲気だけど、Go to hell と
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悪の教典(2012年製作の映画)

4.3

邦画としては珍しく、完全にサイコスリラーに振り切った作品。それなりに予算もかかってそう。

ハウス・ジャック・ビルトとかの類いだと思ってる。
主人公がとことん異常者で、胸糞悪さがある。

どう考えても
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.2

去年の12月に観たばっかりなのに、また観てる。
ただのサイコスリラーじゃなく、宗教や芸術、哲学と絡められたラース・フォン・トリアー節炸裂の作品。

多くの人は、なんか思ってたのと違う、という感想を抱く
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.8

現状、ディズニー映画で1番好きな作品。
可愛らしい世界観でありながら、社会風刺も効いてる良作。

CGが本当に綺麗。細部までこだわられていて、登場する動物の動きも非常に作り込まれていた。

街並みも人
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ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト(2019年製作の映画)

3.5

金ローのテレビスペシャル。
平均評価は低いけど、普通に楽しめた。

ツッコミどころは多いし、展開も適当ではあるけど、昭和に放送されていたルパンを考えるとそこまで気にする要素でもない。
冒頭の描写を終盤
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

何気ない、同じ日々をただ繰り返しているだけに感じる日常も、一日一日が特別で大切なんだと気付かされる作品。

主人公である平山の人生が大きく変わる訳でもなく、何か問題を解決する訳でもない。それでも思わず
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96時間(2008年製作の映画)

4.3

最強のお父さんが娘を救うという、割とありがちなストーリーなのだが、他の作品とは一味違うのが本作。

いくらなんでもお父さんが冷静で冷酷で面白い。
娘に対してお前は攫われるって言ったり、敵に拷問したり…
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.9

ノーラン監督の中でも1番難しい作品だと思っている。今回で3回目ぐらいの視聴だけど、やっと少しずつ理解できるようになってきた。

時間の順行と逆行とが入り乱れるので頭が混乱しかけるが、何回も観てると慣れ
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

何気にしっかりと観るのは初めてだったかもしれない。昔懐かしのエンドクレジットみたいな始まり方で驚いた。

ルパン三世でありながら、宮崎駿色の強い作品。
ジョドーやクラリスのキャラクターは宮崎監督の作品
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.2

中学生の時に観てたら影響を受けていたであろう作品。あの仮面が欲しくなっているに違いない。

邦題がカッコいい。ダサくなりがちな中、珍しく原題よりカッコよくなっているパターン。

最初に観た時は何の情報
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.9

中学生ぐらいの時は「インセプション」とごちゃごちゃになっていた作品。主演ぐらいしか共通点がないので、本来ごちゃごちゃになるような事はない。

とても純粋な気持ちで観れる人が一番楽しめるタイプの映画。
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