浅間山の背景と木造校舎、オルガンの音楽と小学生の踊り、汽車と引き馬、踊り子と盲目の先生、木下惠介の世界は聖と俗が繋がっている。
ヒューマニストの松山善三らしい作品です。高峰秀子は、ハワイと日本の生活の落差を違和感なく演じられる凄い人です。まあ、大石先生からストリッパーまで演じた人ですからね。
この木なんの木気になる木がまだまだ>>続きを読む
木下惠介は凄い監督です。もっと評価されてしかるべき。
斬新なフラメンコ音楽の使い方、モノクロにピッタリの阿蘇の日本家屋、高峰秀子が着物で走る姿。
誰かも言われてましたが、不幸な『喜びも悲しみも幾歳月>>続きを読む
投げること
ジョン・ウェインが投げるグラス、スカーフ
この主題を見事に描くジョン・フォードは素晴らしい。
ジョン・フォードの投げることのテーマが効果的に機能している見本的な作品です。
水袋、水筒、最後には聖書まで投げてしまうジョン・ウェイン。ガンプレイより投げることがメインの西部劇を撮れるのはジョン・フォ>>続きを読む
ドン・シーゲルは素晴らしい。時間の短さ、テンポの良さ、保安官助手が主人公。脱‐西部劇の見本。