単純にミステリーとしてめちゃくちゃ面白かった。ポリコレ要素とエンタメ要素のバランスがちょうど良い。
「理論」を重視していたオッペンハイマーが、原爆を作るという「行動」に興味が移る。最終的には理論を行動が従えてしまい、最悪の結果となった。
大志を抱くことは大事だが、「理論(理性)と行動(現実世界への反>>続きを読む
過度なオシャレ演出ではなく、会話の心地よさとナンセンスさで魅せるタイプの映画でした。好みでした。好き。
芸術家をテンプレな「奇人」キャラではなく、あくまで普通の感覚を持った人として描いている点がユニークだった。
マジで全シーン良い。
ラーメンのシーンなんて生命讃歌ですよ。
映画で声出して笑ったの久しぶり。
良すぎてまともなレビューできない。
メタ構造とウェスアンダーソンの相性が良い。これまでで最もファンタジックな演出だったが、すんなり受け入れられた。
他の作品より「タランティーノ臭」は薄め。それでもメラニーの「ウザさ」が、
この作品をシリアスになりすぎないギリギリの所で引き止めていた。
このレビューはネタバレを含みます
悲劇のヒロインとしてのみ語られてきたシャロンテートを、純粋に映画を愛する一人の女性として描きたかったのではないか。
そして映画に関わり続けた二人が彼女らを救うラストは、映画に対する最大の肯定のように感>>続きを読む
タランティーノの性癖詰め合わせ。
カンフー映画的な締め方も最高。
たださすがにキムが可哀想すぎる。
このレビューはネタバレを含みます
すごく面白かった。突然のアップやカメラ目線には驚いたが、おそらく観客を物語に没入させないための演出だろう。だからこそ登場人物の少しズレた日常を、客観的に楽しむことができた。それは第一話の冒頭に出てきた>>続きを読む
車内でフライドチキンを食べるシーンが秀逸。対照的な性格だが似たもの同士でもある二人の関係性を、短いシーンのなかで完璧に表現している。
起伏のないストーリー、三時間の長尺、眠くなる要素は満載だったが、すごく面白かった。「非論理的」や「非ドラマ的」であることが、日本における物語の特徴らしい。ベタな言い方になるが、この映画の持つ「日本的」>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
思ったよりマークを皮肉って描いていた。
「あなたは悪人ではない。悪人っぽく振る舞っているだけ」という女性弁護士のセリフが、この映画そのものを指しているように聴こえた。